HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

「ビリーブ」リズム譜書いてみた

2019年01月22日 | レッスン日記(小中高生)
今日のSちゃん(中3)の続きです。
ほんの数分余った時間で、譜面書きでもやるか〜と言ってる時、Sちゃんが ピアノの上にあった「歌はともだち」を見つけました。
「わー、懐かしい!小学校の6年間、ボロボロになって持ってました」
「何年おきかで版が変わるけど、曲目はそんなに変わらないよね?」と先生。
「そう!だけど『ビリーブ』は必ず載ってるんです。なんかの時に歌うから」とSちゃん。
そんなら、その「ビリーブ」を書いてみようじゃないか、と先生が決定。
時間がないんで、リズム譜だけでいいよ、と言われて Sちゃんは 一生懸命 歌を思い出しながら書き始めました。

「た、と、え、ば、き、み、がー、ー、だから、ここは伸ばすことにしよう。
き、ず、つ、い、てーーー うわ、ずいぶん伸びる。でも全部伸ばしちゃうとブレスができなくてかわいそうだから… 3つ伸ばして休符にしよう。そしてブレス記号も書いてあげよう」
Sちゃん、あれこれ考えながら「ビリーブ」の前半を書き上げました。
ちゃんと正しいバランスで書けてる。流石。
だけど、1段が4小節、ってとこまで気を配って書けたら、もっとよかったね ( ;^O^)

Sちゃん、「歌詞も書いておこう。たとえば君が傷ついて、くじけそうになった時は、必ず僕がそばにいて…次 なんだっけ? 支えてあげるよ、桶狭間(おけはざま)〜♪」
と Sちゃんが書いたのが上の譜面です。
えっ、桶狭間!
ビリーブは 織田信長の歌だったのか?!
一体どこから「桶狭間」なんてワードが出てきた?!
Sちゃんいわく「色々知識が増えると、混ざっちゃうんですよ〜」だそうです。www

Sちゃん・中3のレッスンメニュー

2019年01月22日 | レッスン日記(小中高生)
小学生の頃は いつもよく練習してレッスンに来ていたたSちゃんですが、中3の今は なかなか家での練習ができません。
なので、毎週のレッスン時間の中で 効率よく色々マスターできるようなメニューを工夫しています。
本日は、中学生Sちゃんのレッスンメニューを ちょっとご紹介しましょう。

まず、最初はハノンを使って、いろんなパターンのフィンガートレーニングをします。
カレンダーを見ると 今日は22日。
なので、ハノン基礎テクニックは22番をチョイスです。
エレクトーンのオートリズム&伴奏を合わせて何度も繰り返しながら、徐々に早いテンポまで上げていき、五指が独立して早く正確に動くように満遍なくトレーニングします。
次は 40番の半音階練習。
半音階は いろんな曲に使われる基本スケールです。
続いて 43番の「7thコードによるアルペジオ」で、各指間の拡張を図ります。
最後に 51番の 連続オクターブ練習。
オクターブも いろんな曲を弾く上での必須科目ですからね。

ハノンに 約20分〜25分をかけ、たっぷり指を動かしたところで エクササイズを終わり、
メイン曲「I am(報道ステーションのテーマ)」のレッスンに入ります。
今回はSちゃん 検討してました。
前半、転調前までの部分が 和音もスケールも とてもよく仕上がって ナイスです。
続きは2度 転調があってしんどい部分だけど、「ここが好きだからがんばります」と前向きな姿勢。
「じゃ出来るだけがんばろう」と、いうことになりました。

正味60分のレッスン時間が ここで5〜6分 残り時間があったので、譜面書きをささっとやろう、ということに。
一旦ここで区切ります。
To be continued...

Hさんと バッハ超速追いかけっこ

2019年01月22日 | レッスン日記(大人)

Hさん(大人):
バッハの平均律・6番のプレリュードを練習中です。
左手で8分音符を刻みながら、その1つ1つに 右手の三連符(16分音符)が入っていくパターン。
今、半分近くまでやっているのですが、時々 右手・左手の音が迷子になったり迷ったりしてしまいます。
急に音がしょぼ〜んとなったら「アッ、自信がないな」とすぐバレる。(笑)
そこで、右手と左手の関係性をしっかり確認できるように、私が右手のメロディーを弾き、Hさんには それを聞きながら左手の伴奏パートを弾いてもらうことにしました。
左手の タン、タン、タン、タン、という4つの拍に、右手の三連符が タララ、タララ、タララ、タララ、と合わさっていく…はずなんですが、厄介な右手から解放されたHさん、メロディーの「タララ」を待たずに とっとと先へ弾いていってしまう。
おおっと、もう2拍目だ。
私が三連符をはしょって追いつくと、Hさんは気楽にまた先へ。
またはしょって追いつく。
また先へ。
また追いつく。
いつのまにか セッションは大迫力のおっかけっこになってる。
弾きながら私が笑っちゃって、それを見てHさんも笑っちゃって、しかしリズムの改善は見られず、というか どう悪いか分からないから合わないわけで。
やっぱり、ご自身で右手も左手も一緒に弾いて、地道に「タララ」を待つタイミングに慣れてもらうことにしましょうか (汗)
けれど、音が飛んで分かりにくい、と言っていた右手のメロディーは「全てのフレーズが第2拍から始まってるんですよ。ちょうど音が高く飛んだ所がメロディーの始まり」とお伝えしたら「こうですか?」と、全てのフレーズを見事なタッチで弾いてくれました\(^o^)/
さすがバッハを長くやってる上級生だ!


K子さん・ブルグミュラーは重心の使い方

2019年01月22日 | ブルクミュラー
K子さん(大人):
元気で前向きなK子さん、大好きなジャンルはバッハなどのバロック音楽なのですが、「やっぱり基本をちゃんとやらなきゃダメだと思って」と ブルグミュラーを1から練習しています。
独習できる力があるので、1週おきのレッスン時に、練習してきたものを聞かせてもらったり 疑問点をアドバイスしたり、というスタイルになっています。
今日は 5番「無邪気」について。
「前回、先生に『4の指を意識して』と言われたので、その通りに気をつけて弾いたら、とっても弾きやすくなりました」と、最初のフレーズを弾いてくれました。
本当だ。16分音符の連続がきれいに揃って、見違えるようだ!
「それから6番『進歩』も。両手のスケールが難しくて音が揃わなかったのが、アドバイス通りに動きを揃えたら きれいに弾けるようになりました」とのこと、こちらも両手のモーションを揃えることで、見事に音が揃っています。
コツは ちょっとした重心の移動法なんですが、それがとっても大事なんですよー。
次いで 次にやる7番の『澄み切った小川の流れ』の練習方法をアドバイスしました。
右手の内声(1の指)メロディーを保持しながら、三連符で分散和音を刻むスタイル。
音だけ追っていくとバタバタしてしまいますが、三連符を1セットずつの和音と考え、まず和音で弾いて手の形を掴んでから、1の指を弾く→抜くタイミングに合わせて 他の2つの音を弾いていくようにすると うまくいきます。
1.弾きやすくて 2.音が揃って 3.メロディーが安定して と、いいことずくめなので、みなさんも是非おためしください。