HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

トルコ行進曲ってすごいね。モーツァルト天才。

2021年02月12日 | クラシック曲

Mちゃん(高1):

モーツァルトの「トルコ行進曲」仕上げの段階です。

「ここがうまくいかない・・・」とMちゃんが苦手という個所を見てみました。

Bメロの変形で、メロディーが16分音符のトレモロ風になっています。

これに左手の装飾音符をはめ込んでいくのが難しかったようでしたが、ゆっくりお手本を示し、右手と左手の合致する部分を確認することで、迷わず弾けるようになったと思います。

「トルコマーチは、①ターン、②オクターブ連続、③16分音符連続の速いパッセージ、④トレモロ、と、これだけのテクニックを一気に体験できる。なんて効率の良い、お得な練習曲だ!」

先生が言うと、Mちゃんも「ほんとほんと。すごい。トルコ行進曲」とはげしく同意です。

「おまけにね」

先生は言いました。

「ほら、最初のところ見て。Amの伴奏ついてるし調子記号ないし、Amの曲だよね?」

「うん、Am。」

「ところが、次のBメロでは、♯♯♯になって、Aにさり気に転調されてる。これは主音が同じの『同主調』ってこと」

「あ、ほんとだ・・・」

「そして見よ。次のCメロでは、なんとこれがF♯mに転調されてる!これは、ラ、ソ♯、ファ♯・・・と数えれば、Aの『平行調』じゃない?!」

「うわあ、すごい~」

「このように、『トルコ行進曲』は、これ1曲で、数々のテクニックばかりか曲の転調、近親調の関係まで学べる、すばらしい曲なのだ」

「すごい、すごすぎる『トルコ行進曲』!」

「モーツァルトさすがだね?!」

「え、これモーツァルトが作ったの?モーツァルト、天才?」

すみません、天才モーツァルト様。弟子が無学で・・・

でも、本日あなた様の偉大さを思い知ったようなので、お許しください。

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好きな曲を弾こう♪  Make You Happy!

2021年02月12日 | レッスン日記(小中高生)

Rちゃん(小4):

前から「弾きたい」と言っていた「Make You Happy(メイク・ユー・ハッピー)」をレッスンし始めています。

好きな曲をレッスン教材として使う、というのはたくさんのメリットがあるので、手ごろな曲があった時はレッスンに利用させてもらってます。

何より、生徒がその曲を熟知してるし、気持ちをこめて歌ったり弾いたりできる。好きなんだから。

弾きたいという気持ちがいっぱいある。好きなんだから。

だからいっぱい練習する。好きな曲を上手に弾きたいから。

→ 結果、多少難しい音符やリズムが楽譜に書かれていても、がんばって解読しようとするので読譜力が上がる。

また、多少難しいテクニックが必要でもがんばって練習するので、テクニックが上がる。

それを期待しての「好きな曲レッスン」です。

ほうら、今日のRちゃん、ずいぶんメロディーを弾きこなせるようになってきました。

先週いっしょにレッスンした冒頭部分を過ぎ、

「続きのとこも弾いてごらんよ」と誘うと、一生懸命楽譜を見ながら弾いています。

「ほら、ちゃんと弾けてるじゃない!ちゃんと『Make You Happy』になってるよ!」

「弾けた!ねえ、R、天才?!」

「かもね~」

こうして「弾けた喜び」を積み重ね、最終的に曲を完成して、それによって得た大きな達成感と満足をバネに、また次の課題へとがんばる力が蓄えられていきます。

やっぱりピアノの力ってすごいと思う。

「好きな曲」って大事だと思う。

まさに ”Make You Happy” だ。

ね?

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バーナム・手の交差「かえるとび」「大きな波をとぼう」

2021年02月12日 | レッスン日記(小中高生)

Cちゃん(小3):

みどり色のバーナム、グループ2の8「かえるとび」、同じく9の「大きな波をとぼう」をレッスンしました。

どちらも「手をクロス」する課題で、バイエルや昔ながらのテキストには なかなかまとまった課題としては登場しません。

油断して、いつもの調子で「右手はト音記号、左手はヘ音記号」の見慣れた配置で楽譜を見てしまうとヘンな音になってしまいます。

「かえるとび」。

ちゃんと楽譜を読み取って正しく弾いたら、右手が左手にすっぽりかぶさる、まさに「カエルがおんぶしてる」みたいなスタイルになりますよ。そんなこと予想してない人にはカルチャーショックかも。

 「大きな波をとぼう」。

これは、左手が大きく右手を飛び越えて、低い音と高い音を行ったり来たり。これまた、安定したポジションしかアタマにない人にとっては刺激的です。

「バーナム」を使っているみんなは、だんだん、こういう「いきなりな」ポジションや手の交差にも慣れて、豊かな演奏力を身につけていきます。

2つの課題を終えたCちゃん、次回はもう少し細かい動き、「指のクロッシング」の課題に進みます。

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