HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

好きな曲をつかまえる・天泣🎵

2022年05月23日 | レッスン日記(小中高生)
グリーンロードちゃん(中1):
教室への移動手段は「自転車」でも「徒歩」でもなく、
「疾走(しっそう)」。コレですww
今日も相変わらず、バタバタと駆け込んでくる姿が。

先週、初めての中間テストを終えて、ちょっと一息、ってところかな?

中学生は色々忙しいので、発表会の準備も小学生たちより早めから始めます。
去年は自分で「これが弾きたいです」と言って、バレエ音楽「白鳥の湖」の「情景」をドラマチックに弾いたグリーンロードちゃん。
今年は、どんな曲が弾きたい?

高学年になるにつれ、YouTubeその他でいろんな音楽を聴くようになったグリーンロードちゃんが 今 心惹かれるのはどんな曲なのかな。

「天泣(きゅう)が弾けたら…」とグリーンロードちゃん。

へー、そうか。なるほど…
「天泣」は、高校の箏曲部を舞台にした漫画〜アニメの中で演奏されている曲です。
琴の音色がきらびやかなこの曲。
クラシックと違って、決められた楽譜というものはないので、ダウンロードした簡単な楽譜や動画をもとに、少しずつ「グリーンロードバージョン」の天泣を、レッスンしながら作っていこうと思います。

「好き」を追いかける。
すてきです🎵

おまけ:
今日は、新しくヒバリ教室に入った「ロータスちゃん(年中)」が 初めてのレッスンに来たので、「おねえさんの演奏聞かせてあげて!」と言って、「エリーゼのために」を弾いてもらっちゃいました。
ありがとね。お疲れ様でした!

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元祖「春よ、来い」LOVE🎵

2022年05月23日 | レッスン日記(大人)
炭焼き職人くん(大人):
今レッスンしているのは「春よ、来い(松任谷由実)」です。

この曲はゴマちゃん(小5)も「好き」と言ってレッスンに取り上げたばかりですが、炭焼き職人くんの「好き」歴は もっともっと古く、「元祖『春よ来い』ファン」と言ってもいいくらいなのです。

なにしろ好きになったきっかけは、ウッチャンナンチャンの「モテないブラザーズ企画」で、ウッチャン(内村光良)とカッちゃん(勝俣州和)が連弾で弾いた演奏とのこと。
そんなこと言っても子どものみなさんにはちんぷんかんぷんですよね。
それも当然、なにしろそのTV番組が放映されたのは1997年のことだったんですから。
なんと今から25年も昔のことです。

その25年前の、モテないブラザーズの演奏に感動して以来の「春よ、来いLOVE」なんですから、そんじょそこらの「ユズくんのスケートで知りましたファン」とは年季が違う。
スジガネ入りってもんなのです。

「春よ、来い」…冒頭の、あのキラキラと桜の花びらが舞うようなピアノの音色。
美しい分散和音の伴奏に乗せて歌われる、どこか懐かしい旋律。
炭焼き職人くんはひたすらな努力で、今では、ついにそれらを自らの手で弾けるまでになってきました。
すばらしい。

そして驚くのは、炭焼き職人くんがピアノを始めてから、まだ1年弱ということ。
その上、月2回のレッスン〜去年の途中からは月1回になっていたので、数えてみたら、今までで10回ぐらいしかレッスンしてないんでした。
それでこんなピアノが弾けるようになったなんて、どれほどの努力を重ねたのでしょうか。
すごいよね?!

みんなも頑張れば、炭焼き職人くんみたいに憧れの曲が弾けるように、きっとなれるよ。

夢は追い続ければ、必ず叶う。

ねっ、みんなも、「大好き」を追いかけて、そしてつかまえようよ




何度も弾くのは「上手だから」!🎵

2022年05月23日 | レッスン日記(小中高生)
子どもたちが、進んで何度も繰り返し弾くとき。
それは「この曲、上手だから」。
これが鉄則です。

あら?「ヘタだから」何度も弾かなきゃ、じゃないの?
仕上がってマルをもらった上手な曲はもういいから、新しく始まった「ヘタな曲」こそ何度も弾いて練習しなきゃ。
と大人は思いますが、でもね。

「ヘタな曲」を練習するのはしんどい。
苦労しながらヘタな曲を繰り返し弾くより、すでに弾けてる「上手な曲」を弾く方が楽しいに決まってる。
大人の人だってそうだと思いますよ?

ただ、大人は「それじゃダメだ」と思う理性があるので、しんどい練習もするし、嫌いなオカズも食べる。
苦い薬も飲む。

小さいみなさんはとても正直なので、楽しい「上手な曲」最優先、ということになるんですよね。
でも、上手なレパートリーを何度も弾くってことは、その曲がより上手に、洗練された演奏になるし、表現力やリズム感も上がるし、いいことだらけ。

少しずつ難しくなる練習課題を、苦労して克服するのはもちろんとてもとても大切。
だけど、その一方で、すぐに弾けるレパートリーを何度も楽しむのって、実はこれこそが、音楽の真髄なんじゃないかなぁ。

そんなわけで、ヒバリ教室では「上手だから弾こう!」「上手な曲、弾いてみて!」「上手だから先生も一緒に弾こうっと」みたいなことが多くなります。

ふと思い出すと、みんなが行ってる小学校や中学校で、合唱の伴奏者や指揮者、音楽委員や代表、など見たら、ヒバリ教室の子がやってることがとても多い。
ピアノを習ってる子は他にもたくさんいるはずなのに、ヒバリメンバーが登場してるってことは、ウチの生徒たちは、自然に日常で音楽を「生きたもの」として楽しんでるってことなのかなー、と思います。
ヒバリ先生としては、とても嬉しいです。
それでこそ自由な「音楽人」だと思うから。