HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

アリス・イン・オーケストラリア

2010年04月18日 | 読書・絵本
いよいよ、話題の映画「アリス・イン・ワンダーランド」が、昨日封切りになりましたね!
私も、いつでも行けるよう、とっくにチケット買ってあります。準備は万端ですよ~

でも、これはその「アリス」とはちがいます。
「アリス・イン・オーケストラリア(オーケストラの国のアリス)」という この本は、ニューヨーク・フィルハーモニーの第一ヴァイオリン奏者であったラ・プラードという人によって 1925年に書かれました。

「不思議の国のアリス」のように、アリスという少女がオーケストラの国に迷い込み、もの言う楽器たちの案内によって、オーケストラや楽器の世界をいろいろ体験する、という楽しい物語です。

ある日、初めてのシンフォニーコンサートを聴いていたアリスは、ピカピカしたブラス(金管)でできたトンネルをくぐり、チューブ(地下鉄)そっくりの「チューバ」に乗って、不思議な国に着きます。
そこは、フィドル(ヴァイオリン群)たちが住んでいる村 フィドラデルフィア。
フィラデルフィア、ではありません。フィドラ・デル・フィア です。
そして、フィドラデルフィアは、オーケストラリア(オーストラリアではなく)の首都なのです。
おもしろい設定でしょう?
お話もとてもおもしろく、さし絵も楽しく、そしてオーケストラのことが、子どもたちによーくわかるように書かれています。

この物語の日本語版(岩波少年文庫に入ってた)、私は小学生のころからずーっと大事に持っているんですが、どうしても言語で読んでみたくなって・・・というのは、「この造語は、オリジナルの英語では何て言ってるんだろう?」とか思ってしまい、いろいろ検索して探してみたんですが、日本はもとより、オリジナルのアメリカでもすでに絶版。
アメリカのAmazonの、「マーケット・プレイス(中古ネット販売)」に その名を見つけたときは やっほ~\(^O^)/でした。
さっそく注文。
注文したのが4月12日、「発送しました」のメールが来たのが4月13日、そして商品到着が昨日、4月17日。
早い! いつもながらAmazon万歳だ!!!

この本は、なんと1932年発行のものです。
表紙が布張りで、タイトルの書体や 両側に配置されたフィドルのイラストもいい感じです♪




ベテランだね

2010年04月17日 | レッスン日記(小中高生)
Y子ちゃん(小5):
今年のコンサートに向け、初めてのラテンミュージックにチャレンジしています。
曲は「ティコティコ」。ラテン音楽の古典ともいうべき名曲です。
ラテン特有の 前ノリ連続のシンコペーションリズムをベースに、いくつかの部分に分かれた大規模な構成となっています。

今回は先生のアレンジで曲を弾くのですが、コードの弾き方を勉強しているY子ちゃんなので、伴奏の方はいちいち事細かに書き込まず、コードネームのみ記しておいて、弾き方はその都度 実践で伝えたり工夫したりしながら レッスンを進めています。

途中 何度も転調があったり、コードが何種類も出てきたり、けっこう大変かもしれませんが、Y子ちゃんはがんばってマスターしていってくれてるので、この調子で行けるところまで、アレンジを加えながら進めていきたいと思っています。

みんなで弾く曲「曇りのち、快晴」では、ピアノでベースの役をやってもらうのですが、ヘ音記号 1段分だけを見ながら弾くというのは、けっこう錯覚を起こしてしまうものです。
普段は ト音記号・ヘ音記号2段いっぺんに書かれた「大譜表」を見慣れているので、合奏のスコアで ヘ音記号の部分だけ見ていくことになると、ついト音記号読みになってしまい、「レじゃないよ、ファだよ!」とか「ミじゃなくてソ!」とか しょっちゅう先生から突っ込まれることになります。
ま、これも経験のひとつなので、がんばって克服してもらいたいです。
Y子ちゃんは もうすっかりベテランなので、こうして「伴奏係り」とかの出番が多くなっています。
わかりにくいリズムとか、込み入った和音とか、新人には頼めないようなパートをいっぱいやってもらってる・・・
「悪いね・・・」「大丈夫です」と答えてくれるY子ちゃん。
あー、大人になったね~・・・頼りにしてるよ。


↑  
先生が引き出しから探し出した「古い消しゴムたち」を、Y子ちゃんが「全部積み上げ」に成功した証拠の写真。

ロマン派ブラームスの♪

2010年04月17日 | レッスン日記(小中高生)
キノパパ:
「大人のためのピアノ教本3」が、いよいよ最後の曲となっています。
最後を締めるのは ブラームスの「交響曲3番」より、第三楽章をアレンジしたものです。
ピアノ曲ではないので、オーケストラの重厚さを彷彿とさせる音色が たいへんリッチです。
これまでに いろんな曲のレッスンを通じて、「伴奏を和音としてとらえるように」「1つのフレーズは1つのモーションで弾くように」ということを実践してきたキノパパです。
今日はそれを踏まえて、最初の部分から 一つずつのフレーズを徹底的に美しく、そして自然なムーブメントで完全に弾けるように、というレッスンをしてみました。
たった1小節の1フレーズを、何度も何度も練習し、納得できる音が得られるまでくり返します。
それができるまで、先には進まない。
実は、これは大変高度なレッスンといえるのですが、キノパパは大人なので大丈夫だと思いました。
こうして練習したフレーズは、たった1小節でも本当に美しく響きます。
次回は、こうやってお家でも、1つずつフレーズを仕上げて、できあがったら次のフレーズを仕上げる・・・という風にやってきてもらうことにしました。
バイエルやチェルニーみたいな、機械的な練習曲ではないので、全体をゆっくり合わせるよりも、完成したフレーズを、数は少なくても大切につないできてください、と。

いつも隔週レッスンなのですが、今回はキノパパのスケジュールの都合もあり、来週またレッスン、ということになってしまいました。
1週間しかないんで、たくさんやらなくてもかまいません。
その分、少なくても大切に仕上げたフレーズを聞かせてもらえるのを、楽しみにしています。

ピアノタッチがよくなってる

2010年04月15日 | レッスン日記(小中高生)
M2ちゃん(小5):
バーナムのオレンジ(ルーレットでランダム弾き)、ピンクと 両方とも、音がしっかり出てキリッとした音色で弾けるようなタッチになったなあ、と思います。
ピアノは くり返し訓練していくことによって、タッチが身に付いていくということが実感できるような、M2ちゃんの音色でした。

「風の丘」、冒頭のA~A'の部分を練習しています。
メロディーは同じことが繰り返されるのですが、伴奏形が変化していくので、覚えるまで少し大変です。
けれど、この部分を過ぎてBのサビの部分になると、また伴奏が変わり、こちらの方がかえってやりやすいパターンだと思うので、早くA~A'を抜けられるようにがんばってもらいたいと思います。

みんなでの合奏「曇りのち、快晴」では、メロディーパートを担当するM2ちゃん、こちらはごきげんなノリで安心です。

一人で弾く曲、みんなで弾く曲、またデュエットなど、今年のコンサートでもいろんな曲を体験しますが、それぞれの曲で、M2ちゃんがこの1年で身につけた キラキラしたピアノタッチを発揮してもらえることと、楽しみにしています♪

5本の指がそろったよ♪

2010年04月14日 | レッスン日記(小中高生)
Nちゃん(年長):
保育園に行ってるNちゃんは、いよいよ年長組になりました。
「きょう、お片づけの仕事してきた!」と言っています。
そうか、年長さんになると、そういう『お仕事』するようになるんだね。

先週「こねこがにゃーにゃー」「こいぬがころりん」とテキストが進んで、ついに右手の5本の指、全部を使いました。
音符も、一気にド、レ、ミ、ファ、ソ、と 5つの音を読んで、弾くようになります。
テキストの楽しい絵をみながら、まず歌詞で、大きな声で歌を歌います。
次に、手拍子でリズム打ちをしながら歌います。
今度は 音符で歌いながら・・・できるかな?
大丈夫、ちゃんとできます。
この辺になると、もうNちゃんは、自分から「ひいてみる」と言って、ピアノで弾いてみます。
とっても小さいNちゃんの手なので、ド、レ、ミ、ファ、ソ、と5つの鍵盤に1本ずつ指を載せるには、いっぱいに手を拡げなければなりません。
音符を読みながら一生懸命に弾いていると、ファやソなどの遠い指が、だんだん外れてきてしまいます。
その都度、「あれ?」といいながら、Nちゃんは一生懸命、もとの音を探して弾き直します。
これって、もし大人の大きな男の人の手に置き換えてみると、鍵盤の幅が5センチくらいあるようなピアノで弾いているようなものだと思います。
小さいNちゃんが、大人とおんなじピアノを弾くのはかわいそうだなあ、と思いますが、これはピアノという楽器の宿命だからしょうがないね。
子どもは体が柔軟だし、ハンディもハンディと気づかず克服してしまうものです。
手も、どんどん大きくなるんだしね。
毎週、確実に進歩しているNちゃんなので、ますます楽しみです。

発表会の曲

2010年04月14日 | レッスン日記(小中高生)
Sちゃん(新1年生)
もう、Sちゃんは幼稚園生じゃなく「小学生」です!
先週のレッスン日は 入学式の翌日で、ドアを開けるなり「もう学校行った!でも給食はまだ!」と 大きな声で報告してくれたのでした。
そうか、「学校」、メインテーマは「給食」であったか・・・

今日は、入学2週目のSちゃんです。
今日の第一声は、「もうそろそろ、発表会の曲のこと、決めてほしいの」でした。
そう、ちょうど先生も、今日はSちゃんと相談したいと思って待ってたんだ。
それにね、1曲は、もう楽譜用意してあるのよ

大きい生徒たちは、もうすでに色々と、発表会の練習を始めています。
けれども、まだ小さいSちゃん、それにもっと小さいNちゃんには、まだ曲をあげていませんでした。
入門して間もない 小さい人は、毎週、毎日、めざましく成長しています。
今日むずかしくてできなかったことが、来週は もうできるかもしれません。
早く曲を決めてしまわず、成長にたっぷり時間をかけて、たくさんの力をつけてから練習を始めたいのです。
それに、小さい人は、何ヶ月もひとつの曲をやっていくと途中でダレてしまい、熱意が失せてしまうということもあります。
短い期間で、それまでに蓄えた力を最大限に生かせる曲を決め、パーッと完成までもっていきたい、という先生の思惑があるため、小さい二人には あえて発表会の曲をあげていませんでした。

でも、Sちゃんはもう1年生。 ピアノも、半年間やってきて、大分力もつきました。
もうそろそろ、曲を準備しても大丈夫。
今日は、Sちゃんに、どんな曲が・・・「元気いっぱい」とか「美しい」とか「リズミカル」とか、どんな曲が好きか聞いて、それで曲を選ぼう、と思っていたところだったのです。

「先生も、Sちゃんと相談しようと思って待ってたのよ。でも、1曲だけは用意してあるの。いつもの練習が終わったら、それ見てみる?」
「ううん、先に!先に、それ見たいの。練習はそのあとにする」
Sちゃん、もう待ちきれないようすなので、「それじゃあ」と、先生が作っておいた楽譜を譜面代に置きました。
「これは、Y子ちゃんと二人で、合奏にしようと思うの。『星に願いを』っていう曲。ディズニーランドでも聞いたことあるでしょ?」
「ああ、知ってる!」
「映画の『ピノキオ』の曲なのよ。DVDとか、あるのかな?」
「ううん、ない」
「だったら、レンタルで借りて見ることもできるよ」
「わかった。今日帰ったら、急いでママかパパにきいて、急いで早くご飯食べて、借りにいく!」
「そんな急がなくてもいいよ
Sちゃんは、もう夢中です。
さっそく、はじめのところを少しだけ、弾いてみました。
今までの練習曲とは違うので、「難しい・・・」と言いながらも、先生に説明してもらいながら、ゆっくり弾いてみています。♯も出てきます。
「わたし、もう小学生だから、♯も使っていいんだ! ペダルも使っていいの?」
「そうよ。♯も、ペダルも使っていいのよ」
「わぁーい、使えるんだー」
Sちゃんは 大きな声で喜びを現しながら弾きました。
来週は、いよいよソロの曲を選びます。
「どんな感じの曲が好きなの?」ときくと、
「星、っていう感じの曲!」とのこと。
「星に願いを」にどっぷり浸ってしまってるSちゃんでした・・・


三味線!

2010年04月14日 | いろんな楽器
今日、私は ある未知の楽器を初体験しました。
それは三味線!

「世田谷区広報」の「教えます」コーナーに出ていたインフォメーションをひょっこり見つけ、申し込んで、今日の「体験」の運びとなったのです。

我が家には、去年亡くなった義母が娘時代に使っていたという三味線が遺されていて、「もったいないからやれば」などと言われていたのですが、三味線なんて、いやそれどころか邦楽なんて、全く無縁のヒバリ。大丈夫かなあ・・・
でも、なんとなく、お座敷の三味線とかって、艶っぽくてかっこいいかも

そんなことを思いながら、広報に出ていた連絡先に電話したのが 半月ほど前です。
2、3日して「先生」から確認の電話がありました。
先生(かなりのじーちゃん?)は耳が遠そうで なかなか話が通じず、お宅の場所を説明してもらうのに 相当時間がかかってしまいました。
え~、大丈夫かなあ? 
「先生」のお話では、「当日はアンタの他に もう一人一緒にやるけど、どうもその人、うちの場所を説明してもよくつかめてないらしいんだよね」
そ、そうだと思います。私も、最後に教えていただいた「住所」だけを頼りに探していく決意ですから
なんか危ういなあ・・・その「もう一人の人」、結局来ないんじゃないかなあ・・・

全く期待はなく、とにかく予約したんだから1回だけ、と 三味線を自転車に積んで出かけてみました。
言われた住所、そして「○○さんちの横を入る」という説明を頼りに「この辺だ」と行ってみると、もう「もう一人の人」は来ていて、三味線の音まで聞こえてきました。

ボロいしもた屋みたいな所かなあ・・・と想像していた「師匠宅」は、意外や明るくきれいな住宅で、きれいな畳敷きの和室があって、猫までいて、なんかすっかりいい感じなのでした。
「もう一人の人」は、これも意外や 品のいい 70才ぐらいの紳士でした。
今回は初めて訪ねてきたけれど、三味線の経験は有りとのこと。
な、なんか優雅な「旦那芸」なのかなあ

枯れ枝みたいに痩せた、カクシャクたる老人かと想像していた「先生」は、こぎれいなニットベストを着てふっくらとした、なんとなく坂上二郎さんに似た、よく笑うおじいさんでした。
ちゃんと ビギナー用の解説と練習曲の楽譜をプリントしてくれてあって、楽器の構え方からバチの持ち方、楽譜の読み方と 丁寧に教えてくれました。
もちろんピアノの五線譜とは全然違う楽譜で、でも面白かったです。
全くの初心者はヒバリだけだったので、「もう一人の人」も 習いながら気を配って、それとなく教えてくれました。

ヒバリが持参した「形見の三味線」は、長いこと使われていなかったためチューニング・ペグ(糸を巻いて音の高さを調整するところ・・・三味線では何ていうのかな)がサビついたみたいになり、動かなくなっているとのことで、今日は教室にある楽器を貸していただきました。

先生と、「もう一人の」先輩と、超ビギナーのヒバリと三人で、一緒に揃えて「♪ひとつとや~」という数え歌を弾きました。

来るまでは、ぜったいガッカリだろうな、もう来ないし。と思っていた三味線教室ですが、来てみたら 迷わず「また来ようっと♪」と思いました。
先生は、ヒバリの三味線を預かって、ちゃんとペグが動かせるように直しておいてくれるといい、あまつさえ今日の講習費はいりません、と言うのです。(広報には500円、と書いてあって、それもびっくりだったのですが)
「もう一人の人」も また来るそうなので、「ではまた次回に!」と言って別れました。

うへー、なんかおもしろいことになってきた。
未知の世界の「先生」と「クラスメート」ができた・・・
続くかなあ・・・
それもまた未知の世界・・・

曇りのち、快晴 イントロ

2010年04月13日 | レッスン日記(小中高生)
Tちゃん(新3年生):
3年生になったので、今までより30分遅く、レッスンを始めることになりました。
約束の4時・・・Tちゃんはまだ現れません。
10分ほど遅れて、ようやくTちゃんが到着しました。
「何時に家出てきたの?」ときいてみると、
「3時45分ごろなんだけど~」
「じゃ、25分歩いてたってこと・・・?」
「うーん、そういうことだね」
3年生になっても、相変わらずマイペースのTちゃんです。

「トトロの楽譜忘れた・・・」
「な~んだ、今日はがんばろうと思ったのに。じゃしょうがない、『曇りのち、快晴』をやろう!これも大事だからね」
全員合奏『曇りのち、快晴』、Tちゃんはエレクトーンの係りです。
メロディーを弾くよりも、オブリガートや裏メロを弾く方がずっと多いこのパートは、曲をよくとらえて 出番をまちがえないような判断と、瞬発力が要求されます。
エレクトーンの椅子にちょこんと正座したTちゃん、先生の弾く「全体の曲」に、その都度うまい具合にオブリガートを投入しなきゃならないのですが・・・
「今だよっ、今、出てこなきゃ!」
「あ~、今度は早すぎだ」
など、なかなかスパッ!と入れません。
「いくつ待って入るの?」などと聞いていますが、こういうものは、数ではなく 感覚でパッと入ることに慣れた方がいいと思うので、くり返しメロディーを弾いて、耳に覚えてもらう方法をとっています。
何回かやっているうち、おにいちゃんのTくん(新5年生)が来たので、
「ちょうどよかった、Tくんも入って!」と、エレクトーンの左側に、Tくんも座ってもらいました。
Tくんは エレクトーンのコード伴奏係りです。
下鍵盤で、左手のコード伴奏を弾くのです。
Tくんのパートをひととおり練習してもらい、Tちゃんのオブリガート、先生のピアノと合わせて、イントロ部分をやってみました。
T&Tきょうだいは 今年で発表会は5回目ぐらいになるのでしょうか。
こうしてアンサンブルをしてみると、なんだかんだ言っても けっこうアンサンブルセンスが身に付いていて、「ホホゥ・・・」と思わせてくれました。

二人がそれぞれ、自分のレッスンをひととおり終えたところへ、新6年生のM&Mコンビがやってきたので、今度は4人で、「曇りのち、快晴」をやってみることに。

Mちゃんがピアノ、M3ちゃんがキーボードでメロディー、Tちゃんがエレクトーンの高音でオブリガート、Tくんがエレクトーンの低音でコード伴奏です。
「あたしのグリッサンドからだね!」と、Mちゃんは右手に、毎度発表会で誰かしらが使って活躍している「指なし手袋」をはめます。
これで弾くと、手が痛くならないで、ピュ~ン!と 見事なグリッサンドが弾けるんだよね。

「じゃ、いくよ、いい?ワン、ツー、スリー、フオー!」先生がカウントすると、間髪を入れず 絶妙なタイミングでMちゃんのグリッサンドが入ります。
続いてTくんのコードと、M3ちゃんのメロディーが入り、途中からTちゃんのオブリガートが加わります。

「い~じゃん~\(^O^)/ うまくできてるー
ほんとに、初めて合わせたのに なかなかうまくできてる。
みんな、アンサンブルセンスがいいです。
一人一人は、まだうまく弾けてなかったり覚えてなかったり、の所がいっぱいのはずなんだけど、一緒に弾くときは、ちゃんと合わせて いい感じにやってる。
さすが長年、ヒバリ教室でセンスを磨いた子たちだ。
今日はイントロだけなので、すぐ終わっちゃったけど、これから続きも楽しみです。
「この調子で、よく練習しておいてね~
「はぁーい
と T&Tが帰っていった後をみると、エレクトーンの上に「T」と名前を書いた楽譜が忘れられている。
Tちゃん・・・「トトロ」持ってくるの忘れて、帰りには「曇りのち」もって帰るの忘れて、移動するたびに ひとつずつ持ち物がへっていっちゃうんじゃ・・・
ほんにキミは、ウォーリーみたいなヤツだ・・・

ところで、ユニークマイペースキャラのTちゃんと、もう一人 まったりマイペースM3ちゃんとは、学年は違うものの 共通点がたくさんあり、意見も合うようなので、今回、新しいユニットを作って、なにかアンサンブルしたら?!ということになりました。
今日、二人にいくつかの候補曲をプレゼンしてみた結果、二人の演奏曲は 夏のコンサートにふさわしく ハワイアンのゆらゆらした曲「タイニー・バブルス」に決まりました。
この二人の、新ユニットが どんな演奏を展開してくれるのか。
今年のコンサート、またひとつ面白いステージができそうだ。

♪春のうららの、隅田川♪

2010年04月03日 | その他日記
桜満開の今日、隅田川へお花見に行ってみました。

そうしたらなんと、ここ隅田川は、新しく建設中の「東京スカイツリー」の絶景フォトスポットだったのでした。
確か5日前の3月29日に、「東京タワーの333メートルに達した」とニュースになり、注目度最高潮の「スカイツリー」。
その地元には、ひと目見ようとか 写真撮影しようとかいう人がどっと押し寄せ、大変な混雑になっているが、なにしろ高さが高さなので、なかなか全景がフレームにはいらないとか・・・
それなのに、なんとこの場所、このアングル、最高じゃないですか
聞くところによると、地元では押し寄せた人の路上駐車のおかげで 住民の人が自宅のガレージから車が出せないとか、混雑で道が歩けないとからしい。
そして、そうまでして押し寄せたはいいけど、いくら地べたに這いつくばってさえも、スカイツリーの全貌はカメラに収まらないって・・・
それなのに どうです!
対岸に臨むスカイツリー、麓には満開の桜!

 のどかに舟遊びをする人たちが行き交います。


まさに 春のうららの隅田川~、上り下りの舟人が~
川辺は 桜を愛でながらそぞろ歩く人、川面は舟遊びの人。
のどかですな~

桜、桜、桜・・・
この風景にぴったりの音楽は、やはり「春のうららの、隅田川~」です。
声に出して歌ってみたので、まちがいありません。
試しに「桜、桜、弥生の空は~」も歌ってみましたが、こちらは ちょっと暗いです
やっぱりお花見には「春のうららの、隅田川~」です! 滝廉太郎さん、ありがとう

ちなみに、春らんまんの川岸で思い思いに楽しむ人たちの姿を 対岸から見たときの「ヒバリ・心の旋律」は、ショパンのワルツ5番(作品42)の「大円舞曲」です



 たくさん出ている模擬店の中には、リバーサイドらしく「アユの塩焼き」も。おいしそ~

隅田川の桜の写真を「ガーデン日記」にもUPしているので、そちらもぜひごらんください。

4月、1番のり♪

2010年04月01日 | レッスン日記(小中高生)
M2ちゃん(新小5)

今日は4月1日、新年度の始まりです。
学校はまだ春休みだけど、今日からは みんな、もう新学年の生徒だよ!

今年度 1番乗りのレッスンはM2ちゃん。
M2ちゃんのお誕生日は、4月の1週目です。
ピアノも1番乗りだけど、お誕生日も 誰よりも早い1番乗りなのです。

バーナムの「ランダム弾き」は、曲を選んでちょっと弾いてみて「ああ、こうか。簡単だ!」と、あらためて思い切り速いテンポで弾いています。
指がしっかりして、ピアノのいい音がしています。

続いて連弾ソナチネ、前半くらいまで片手で弾いてみました。
2回ぐらい弾くと、もうメロディーを覚えたようなので
「弾けそうだから、両手で弾いてみて」と、完成バージョンを弾いてもらい、先生の「伴奏パート」も 完成バージョンで合わせてみました。
大丈夫、うまく合っています
「じゃあ・・・」次の課題、と言おうとしましたが、M2ちゃんはまた、今の曲を弾いてみています。もう一度。もう一度。
「できた!」という手応えがあったのでしょう、M2ちゃんは、確認するように何度も何度も弾いていました。

ソロの「風の丘」。
前回宿題だった、最初のフレーズをやってきたので、少し伴奏が変化していく先へと進みます。
右手のメロディー、左手の伴奏を 1小節単位で音を読みながら、少しずつ覚えていきます。
「よしっ、おぼえた」1小節ごとに、M2ちゃんは声に出して言いながら、真剣に左右の音を合わせて弾いていきました。
新しくやった部分も、頭に入ったようなので、後はお家でくり返し練習して、身につけてくるのが宿題です。
来週は、さらにその先へ進めそうです。

新しい学年での1学期の始まり。
M2ちゃん、すべり出し上々です。