HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

ソナチネ上手になったね!

2017年11月21日 | レッスン日記(小中高生)
Hちゃん(小4):
今回の発表会では、初めて純クラシック「ソナチネ」にチャレンジします。
ふとしたことから、Hちゃんが こういった「絶対音楽」が好きなんじゃないかな、ということを感じて、発表会に弾く曲にどう?と提案してみたのです。
「うん、好き!」と二つ返事でOKしたものの、最初は 慣れないロングパッセージや 早いテンポのスケール、変幻自在の指使いなどに苦労しました。
学校で丸一日、目いっぱい活動してきた後のピアノレッスンです。
夕方 暗くなり始めた中、何度も繰り返される複雑な指使いの練習に、ピアノ椅子の上で「寝落ち」になりそうになりながらもがんばって、とうとう弾きこなせるようになった「ソナチネ」。
今日はまた、「ママが『慌てるとすべっちゃうから、ゆっくり弾いた方がいいよ』って言ってた」と言って、いつも気が焦って 大急ぎで突っ走っていたスケールなども ゆっくり丁寧に弾いています。
そしたら、先週より格段にバージョンアップして、信じられないような素晴らしいソナチネになっていたのです。
「すごい!すごいねえ。パチパチパチ」
「私、ここが一番好き!」
Hちゃんは、前には難しくて苦労した 超スピードのスケール部分を また弾いて楽しんでいます。
「すっごい上手だもんね〜… さっ、今、1回弾いたね。『100回弾き』に足せるよね。
さ、それじゃ、もう1回弾こう」
「うん!」
Hちゃんは 休む間も無く 2回目を弾きました。
縦横無尽に駆け回るスケールの連続に続き、ジャン!ジャン!と 力強い和音でしめくくる。
「これだけ上手に弾けたら、気持ちいいでしょ?!」
「うん!」
Hちゃんの頬は紅潮し、満面の笑顔です。

今日、Hちゃんは 合計5回、ソナチネを弾きました。
「お家に帰ったら、『100回弾き』に『正』の字1つ足しといてね!」
「うん、わかった!」
こう言って Hちゃんは帰って行きました。
来週は 発表会前 最後のレッスンです。
どんなに上手くなってるかな。
楽しみです!

発表会直前で 指使い変更!

2017年11月21日 | レッスン日記(小中高生)
S子ちゃん(小4):
来月3日の「クリスマスコンサート」は、ヒバリ教室に転入して、初めての発表会です。
演奏曲は アニメ「魔女の宅急便」のサウンド・トラックから「パン屋さんの窓」。
毎日 本当によく練習していて、もうすっかり完成し、『100回弾き』も40回まで進んだそうです。
「じゃ、本番のつもりで弾いてみて!」
もう「レッスン」ではなく「本番シミュレーション」です。
リズムはいいし、暗譜は完璧だし、本当によくできてるね。
…ところが…
注意してよく聴くと、中間部の「アドリブ」みたいなところに入った時です。
軽妙な16分音符のフレーズが、畳み掛けるように何度も出てくるのですが、そのどれもがいまいちかな。
指と指がくっついてしまって、軽やかな16分音符になりません。
「ここ、指がくっついちゃうね?」
「うん…どうしても うまく弾けない…」
「そっかー….ええとね、じゃあこうしよう」
その弾きづらい8小節の指番号を、先生は思い切って 全部変えました!
もっと確実に動ける、強い指で弾けるような指使いに…
「ね、これでどうかな?」
S子ちゃんは弾いてみて、「うん、これの方がちゃんと弾ける」と言いました。
「よしっ、じゃあ、この指使いに変えて練習してきて!悪いけど」
だって、もう発表会まで2週間もなくって、レッスンはあと1回しかなくって、その 今になっての 指使い変更だからね。
大変なことだよ。
でもS子ちゃんは「わかった」と元気よく受け入れてくれました。
S子ちゃんなら、、ちゃんとやってくれると確信しているよ。
がんばれー!

K子さん暗譜すごい!

2017年11月21日 | レッスン日記(大人)
K子さん(大人):
12月初めの発表会に向けて、ヘンデルの「パッサカリア」を練習しています。
この曲は、バロック音楽が大好きなK子さんが 自分で決めました。

大人になると、なかなか曲を覚えられなくなるものですが、K子さんは違います。
「主題」のメロディーが次々に変化していく 15通りものバリエーションを、もうとっくに 全曲暗譜しちゃってるんだからすごい!
音だって、16分音符の連続がいっぱいあって、すごいんだよ。
そんなに暗記力が冴えてるなんて、『K子さん』って 大人っていっても、二十歳そこそこの若い人なんじゃない?と思うかもしれませんが、決してそうじゃありません。
多分、あなたより年上。
でも、気持ちやエネルギーは、すごく若いんでしょうね。
子どもぐらいに。
そういうのって、すごくステキですよね。

レッスンが終わっての帰り際、K子さんは
「もう、来年の発表会の曲も考えてるんだー♪」と言ってました!
いいよね〜♪



動画ありがとうございます♪

2017年11月20日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん(小2)のママが、スマホで動画を送ってくれました。
Mちゃんが、発表会で弾く「2番目の星を右へ」を 真剣に弾いている姿が映っています。
「いつの間にか、暗譜で最初から最後まで、しかもミスタッチも少なく弾けるようになっていてビックリしました」とのこと。
Mちゃん、よくがんばったね。

Mちゃんは 今年の6月にヒバリ教室に入門したので、発表会は初めて。
12月最初の日曜日が発表会なので、ピアノを習い始めて ちょうど半年経ったところでのデビューということになります。
楽しみな発表会デビューに向けて、たくさん練習しなきゃね?!

そんな時、たまに録画や録音をしてあげるのは ちょっとした刺激になって、とても良い効果が得られます。
カメラやマイクを向けられると、子どもたちは(間違えないように!)と 真剣に弾いてくれますし、後から 撮った録画や録音を 自分で確認するのも とっても楽しいし、弾いている時には気がつかなかったことも発見出来たりと、メリットがいっぱい。

Mちゃんのママは、こうして時折、お子さんの動画を撮って送ってくださって、とてもいいなと思います。
自分で動画を見たMちゃんも、照れながらもなかなかの出来栄えに満足したようで 嬉しそうにしていたそうです。
効果いっぱいの「録画」や「録音」、ぜひ みなさんもお試しください。

ハモプリ「モンキーズのテーマ」練習UP

2017年11月18日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲
コーラス・ユニット「ハモプリ」。
ヒバリ含め メンバーは 女性5人です。
グループ名「ハモプリ」のイミは「ハモるプリンセス」。
うーん、名前が合ってるかと言われると、心もとないけど。
毎年、その年の発表会で歌う曲を2曲決め、 月に1回 集まって練習して、年度末の発表会で歌う、というスタイルです。
本日 11月度の練習をして、今年度の練習がUPとなりました。

月1で1年間ってことは、練習回数12回で本番か〜
少ないね〜 と思うかもしれませんが、実際は メンバーが風邪やその他で都合悪くなって 人数揃わなかったり、練習日そのものが中止になったりで、満足にフルメンバーで練習できたのは10回未満かも…(汗)
おまけに今年は メンバーの一人が 都合で休会してるので、4人での歌となり、非常に心もとない…
でも メンバーみんなで精いっぱいがんばって、先月と今月はスタジオで練習しました。
曲は ' 60年代の終わり頃に爆発的な人気のあった アメリカのグループ「モンキーズ」のナンバーから、「モンキーズのテーマ」等を歌います。

12/3のクリスマスコンサート出演者の中で 一番練習回数の少ないハモプリが 一番先に練習UP。
とほほ…
だけど!
本番当日には、ピアノ伴奏のおゆみさん、ドラムのYくん、それにピアノ生徒のTさんがギターで バッキングアップしてくれることになってる。
強い味方を頼りに がんばるぞー
とはいえ そのセッションも 当日 会場で初顔合わせ。どうなることか。
まっ、歌はともかく、元気と度胸が取り柄のハモプリ。
がんばります。

ポピュラー奏法「LOVE」

2017年11月18日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲

Nちゃん(中1):
発表会で、J.レノンの「ラブ」を弾きます。
Nちゃんは、コード奏法に基づいた「アレンジ演奏」を中心にレッスンを続けているので、今回の「ラブ」も、その成果を形にしたものです。
使っている楽譜は メロディーにコードネームがついただけのもの。
1段譜で、ほんの5行くらいなので、1ページにも満たないくらいです。
これを、先生のアドバイスを受けながら 数コーラスのアレンジに仕上げてきました。
分散和音、ブロックコード、アルペジオなどをふんだんに取り入れて、すてきなアレンジになったと思います。
ピアノ楽譜にしたなら3〜4ページ分にはなるかと思いますが、それはあくまで演奏者の頭の中にあるだけ。
楽譜という媒体なしに、ダイレクトに音楽を奏でていくのが Nちゃんのやっている「ポピュラー奏法」なのです。
あとは、テクニックの難しいポイントを繰り返し練習して、より高い完成度を目指します。
ずいぶん大人っぽい演奏ができるようになってきたので、楽しみです。


キーチェンジはむずかしい。

2017年11月17日 | レッスン日記(小中高生)
今日レッスンに来たのは、4年生のHちゃん・Aちゃん・S子ちゃんの三人組と、それからMちゃん(中2)でした。
4年生三人組は、発表会に三人でやる「ルージュの伝言」の合同練習、そしてMちゃんは通常の個人レッスンです。
それぞれの課題もレッスンするんですが、発表会のオープニングやフィナーレの曲も練習しています。

今年はクリスマスコンサートなので、オープニング曲は「ジングルベル」にしました。
今年は新入生も何人かいるので、低学年でもわかりやすいと思い この曲にしたのです。
1コーラス目はト長調、2コーラス目はハ長調に転調して弾く、という構成なんですが、どうもみんな、2種類の調性で弾くのがいまいちスッキリしない。

4年生のメロディー担当、Aちゃん・Hちゃんは、前半のト長調で弾くメロディーが なんかモタモタして危なっかしい。2コーラス目のハ長調になったとたん、別人のようにシャキッと弾けるのに。
また、中学生のMちゃんは、ピアノ伴奏なんだけど、2種類のキーのコード進行がなかなか覚えきれない。
同じ歌なのに。

そうか・・・みんなの中に、無意識のうちにも「音階」がしみ込んでるんだね。
ハ長調は基本だから、ハ長調のメロディーは自然に受け入れられても、それが違うキーで出てくると違和感があるのかも?
慣れてる歌を、違うキーで歌ったり弾いたりするのは、みんなにとって難しいことなんだね。
それじゃあこれからは、とヒバリ先生は思った。
どんどん使っていこうじゃないか!

音楽はハ長調だけでできてるわけじゃない。
いろんな音楽、いろんな曲があって、時と場合によって 同じ曲をいろんなキーで弾かなければならないケースはいっぱいあります。
どんな歌でも、どんなキーでも弾けるように。
そのためにも、まずは「ジングルベル」で 地道に経験値を積むところからだね。。。

キラキラシールいっぱい☆

2017年11月16日 | レッスン日記(小中高生)
Lちゃん(小2):
先週、「メヌエットを1回弾くたびにシールを貼ってね」と言って、きれいな薄紫色の紙に ☆の形をたくさん書いて渡してありました。
ピアノを習い始めてから やっと1年経ったばかりのLちゃんにとって、発表会で弾くバッハの「メヌエット」は とても難しい曲です。
それまでテキストでたくさん弾いてきた「知っている歌に、左手の伴奏がついている」というパターンのものとは大きく異なる、バロック時代のポリフォニー音楽。
普段は物覚えの早いLちゃんですが、この曲は なかなか覚えられず、手間取っていました。
それでも、自分で「メヌエットが弾きたい」と、初めての発表会に 憧れの曲を選んだのです。
どんなにしんどくても、一度もイヤと言ったことはありませんでした。
そして先週、とうとう、つっかえながらも最後まで弾けるようになったのです。
それから1週間。
今日、星に貼ったキラキラシールが1列、ズラリと並んだのを見せてくれながら、Lちゃんが弾いた「メヌエット」は、迷うこともなくスラスラと流れ、見違えるように生き生きと 自信にあふれたものになっていました。
Lちゃん、がんばったんだね。
これなら発表会で 上手に弾けそうだね。
でもLちゃんは、
「もっともっと、シールいっぱい貼りたい!」と流れまだまだやる気満々です。追加のシールをもらって、張り切って帰っていったLちゃん。
来週は どんなに上手になってるかなあ。
星は どんなにキラキラになってるかなあ。


本当はアカデミックで真面目なの。

2017年11月16日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん(小2):
「ねえ、教科書やろうよ。このごろやってないよ。バーナムも…」
教室に入ると、カバンに何冊も入ってる きれいなテキストやワークブックを取り出して、抱きしめています。
「そうだねえ。じゃ、最初に発表会の曲、サッと弾いちゃおか。それから教科書やバーナムやろうよ」
と先生。
発表会が近いんですから、その曲をベスト状態に保っておかなければなりません。
「うん、そうだね!」
ソッコー先生に誘導されて、発表会で弾く「2番目の星を右へ」を真剣に弾き始めます。
前に指導した「中間部は ペダルの残響を利用しながらのスタッカート奏法で」ということを忘れず、ちゃんと丁寧に弾いてる。
「ちゃんと、短く切って弾けたね。それじゃあ約束通り、教科書をやろう」
「わーい、やったー」
まだ7歳という年齢では、集中して1回弾けば上等かな。
今日は少し教室に来るのが遅かったので、残り時間が短く「それじゃあ簡単に弾けるバーナムにしよう」ということになりました。
嬉しそうに、的確に音符を読んで練習曲を次々弾いていきます。
マルを3つもらって、次のLちゃんが来たのでレッスンを終わりました。
小学校に入学する前、「Mは真面目に練習しないと思うから、ピアノを習わせるのは無理」とお家で言われていたMちゃん。
でも、こんなにしっかり、アカデミックな練習を、しかも喜んで進んでやっているのです。
Mちゃんがピアノ習えるようになって、本当に良かったと思います。


新入生も発表会に♪

2017年11月15日 | レッスン日記(小中高生)
Rちゃん(小1):
このブログ 初登場のRちゃん、この秋から ヒバリ教室に入門したばかりです。
中学生の大きいお姉ちゃんがいるというRちゃん、まだまだ甘えん坊さんかな。
毎週、教室に入ると、ソファーに置いてあるぬいぐるみの中から、お気に入りのワンちゃんを抱っこしてから出席シールを貼っています。
そんな「おっとり」のRちゃんですが、入門したとき、教室ではもう発表会の準備が始まっていました。
ヒバリ教室では、発表会は基本的に「みんな一緒に参加しよう!」というコンセプトなので、ドレミのドから習い始めたばかりのRちゃんも、否応なしにいくつもの曲に参加することになりました。
ソロ曲、オープニング、みんなでの合奏…
ソロは先生の伴奏と一緒に。
オープニングや合奏も、Rちゃんの習った範囲の音符、弾ける範囲のメロディーや楽器で、できる限り参加するようにしているので、毎週のレッスンは 1年生の新入生にはずいぶん盛りだくさんな内容です。

そんな中、フィナーレの全員合奏「よろこびの歌」を どうしたもんかなあ…と、先生は考えていました。
コンサートをしめくくる全員合奏だから、できることならRちゃんにも参加させてあげたい。
ところが、この曲はト長調で弾くアレンジにしてあるので、まだド〜ソまでしか習っていないRちゃんにはちんぷんかんぷんなのです。
メロディーは聞いたことあるんじゃないかなあ、と先生は考えました。
そして、まずは Rちゃんの読めるハ長調で楽譜をかいて、それをよーくー練習して覚えてから「今度はこの場所で弾いてごらん」と ト長調のポジションへ移行させてみよう、と計画を立てました。

今日、Rちゃんは ハ長調で書いてあげた「よろこびの歌」を、スラスラと弾けるようになっていました。
ピアノにも大分慣れてきたようです。
これならいけるかも?!
そこで、「この曲、こっちの場所でひいても、おんなじようにひけるんだよ。やってみて?」とト長調エリアへ誘って見たのですが、Rちゃんは少し弾いて見ただけで
「できない。難しい」と、悲しそうに手を止めてしまいました。
「そうか…違う場所だと難しい?」
「うん」
やっぱり「ドレミ」の音符で「ソラシ」の音を弾くのは難しいか…
でも惜しいな。ハ長調でならこんなにスラスラ弾けるのに、ト長調で弾けないだけで不参加なんて。
そこで、ヒバリ先生は強硬手段に出た。
Rちゃん用に 大きな音符でト長調の楽譜を書き、まだRちゃんが習っていない ラシドレ、の高い音の音符をいっぺんに教えてしまったのだ。
わかりやすいように 色エンピツで色分けもして。
その音符を見ながら、Rちゃんはそろそろと ト長調の「よろこびの歌」を弾きました!
できる! できるよ!
きっとすぐに、ト長調で弾けるようになるよ。
みんなと一緒に、フィナーレに出ようね!

Hさん予習の実力

2017年11月15日 | レッスン日記(小中高生)
Hさん(大人):
先週は 旅行でお休みだったので、今日は2週間ぶりのレッスンです。
普段「私は自分で勝手にやるとダメなんです。 間違ったまま練習してしまったら もう直りませんから、毎週こちらでチェックしていただかないと」と言っているHさん。しかも今回は、先々週のレッスンで バッハもソナタも、それまでの曲が合格して、両方とも新しい課題をやることになってしまっていたのです。
2週間もの間、アドバイスやチェックなしに一人で新曲を2つも予習できるでしょうか。
しかも旅行にも行くんですから、練習もままならないかもしれません。
「両方 新しくなっちゃいますね。どうしましょう? どちらか1曲だけにしておきましょうか?」と聞いたら、Hさんは
「しょうがないですもんね。どうせいつかは新しくなるんですから」と アッサリ2曲の宿題を持って帰ったのです。
そして今日。
バッハのプレリュードは曲の半分まで、そして ベートーヴェンのソナタ・第2楽章のロンドは2ページも予習してあったのです。
しかも音の取り間違いやリズムの間違いもありません。
「すごい!すごいですねー。お一人でこんなにいっぱい出来るなんて。バッハも曲の半分、それにロンドは 最初のテーマ部分だけかと思ったら2ページも」
「だって、先生さっき、もっと先までページめくろうとなさったじゃありませんか」
「いや、これだけ弾いてるなら、もしや全曲いってしまうのかと」
「それはありませんわよ」
「はいはい。しかもリズムもしっかり出来てましたよ。8分音符の連続とかはいいとして、この、お休みがたくさんある所は 待ちきれなくて先に行ってしまうかとドキドキしたんですが、それもしっかりお休み取れてて」
「それは、音を探して迷ってたからですよ」
「なるほど、迷ってたために ちょうどいいタイミングの休符になったんだ」
「そうですそうです」
いつもながら、褒められ下手なひねくれHさんとのノリツッコミです。
しかしHさん、実力つきました。
もう このくらいの曲は、すべて一緒にレッスンしてあげなくても、予習お任せ出来るのです。
Hさんにそう言ったって、「たまたまこの曲は簡単だったからですよ!」と言うぐらいがオチだろうけどね。

カップラーメン作る時間で 1回弾ける♪

2017年11月14日 | レッスン日記(小中高生)
Sちゃん(中2):
「すみません、練習してたら遅くなってしまったので、レッスンに遅れます」と SちゃんからLINEが届きました。
いつもいつも忙しくて、ほとんど自宅での練習ができないSちゃん。
じゃあ、今日は少し練習できたんだ。。。

少し遅れて到着したSちゃん、今週は何回か練習する日がとれたようです。
ゴッドシャルクのロマンチックなノクターン風の曲「ダイイング・ポエット」。
メロディーが次々に変奏されて、その都度 オクターブやらアルペジオやらブロックコードやらにきらびやかに彩られていきます。
聴いてる人にとっては ゆったりした心地よい曲ですが、弾く人にとっては 指や和音を覚えるのが四苦八苦、という けっこうしんどい曲といえるかもしれません。
今日は、そのややこしい和音の連続をがんばって覚えてきた跡が見え、努力したんだな、ということがわかる演奏でした。
ない時間の中で努力し、楽譜を見ないでも最後まで弾けるまでになった・・・がんばりましたね。
まだスラスラとまではいきませんが、時々現れる難解な部分も、落ち着いて考えれば 楽譜を見ずに思い出して弾くことができます。
ここまでくれば、あとは何度も弾いて、頭を使わなくても手がスラスラと動いてくるまで慣れれば大丈夫です。
「1回弾くのに、大体3分くらいあれば弾けるよね?」
「はい、弾けると思います」
(前は1回弾くのに20分以上かかってたんだから、大した進歩だ)と先生は思った。
「3分なら、空いた時間にちょちょっと弾くことできるんじゃない?」
「はい、できます」
「じゃ、これからは毎日、必ず弾くことにしようよ。最低でも1回は必ず・・・だけど、できれば、1日に3回とか弾けるといいんだけどな。朝1回、昼間1回、夜1回。これくらいなら何とかならないかな?」
「んー、何とかなるかも」
「たった3分ずつだもん、何とかなるんじゃない? 3回なら、カップラーメン3杯作るだけ!」
「あははー」
「1日3回弾けば、30日で90回弾けるんだよ?!」
「うわあ、けっこうすごい・・・」
「ねっ、それだけ弾けば自信もつくでしょー」
ってわけで、Sちゃんも最終ラウンドに突入しそうです。
がんばれ!

実力ついたね!

2017年11月14日 | レッスン日記(小中高生)
Cちゃん(年長):
ヒバリ教室最年少のCちゃんですが、もう発表会も3回目、堂々たる「中堅生徒」になってきました。
去年もおととしも、発表会は先生に伴奏してもらって弾いたのですが、今年は初めて、Cちゃん一人で弾きます。
東京ディズニーランドのエントランスでよく流れている メリー・ポピンズの曲。
いかにも楽しいカーニバル、といった感じの「凧を上げよう」というワルツの曲を、伴奏をつけて弾くのです。
毎朝ママと練習してる、という、その積み重ねの成果はバッチリで、今日はワルツのリズムもとってもなめらかで驚くほどの進歩です。
「ねえー、こっちの本もやろうよー」
とCちゃん。
発表会の曲は もうほとんど完成しているので、また通常のテキストや「バーナム」もやりたいな、練習してきたんだもん!という、Cちゃんの意欲があふれています。
紫色の「バーナムミニブック」が先週 修了したので、新しくオレンジ色の「バーナム導入書」をもらい、今日はオレンジの本を2ページと、前の紫色の中からルーレットで選んで弾く、というのも初めて経験しました。
ルーレットを回して、出た番号・・・今日、Cちゃんは「8番」を出したので、「グループ1」から「グループ5」まで 全部の「8番」を弾いていくのです。
前に終わった本とはいえ、いきなりページを開いて弾くので、どうかなと思ったのですが、Cちゃんはどの曲もちゃんと楽譜を読んで、サッと弾くことができました。
もう、しっかり実力がついている証拠です。
バーナムのルーレット、これからは、小学生や中学生のおねえさんたちとおんなじだね!

がんばってるね!

2017年11月14日 | レッスン日記(小中高生)
Hちゃん(小4):
今回 初めての純クラシック、「ソナチネ」に挑戦しているHちゃん。
その努力と進歩は目覚ましいものがあって、今日も驚くほどの上達ぶりでした。
ヤマ場といえるスピード感いっぱいのパッセージ、指番号をひとつでも間違ええると たちまち行き詰ってしまう緊迫したフレーズが4カ所ほどあり、しかもどれひとつとして同じものはありません。
その全部を覚え、指が回るように練習を重ね、さらにスピードアップにチャレンジしてる。
「すごいね!すっごくいっぱい練習したんだね」
「うん!」
今日は、1カ所スムーズに流れずつっかえてしまうパッセージを取り出し、指使いを考えなおして練習しました。
「この指使いがいいんじゃない? これとどっちがいいかな?」
と先生が提案、Hちゃんもそれを試してみて
「うーん、こっちの方がいい」
と決定します。
「よしっ、じゃ指使いはこっちに決めよう。そして、決めたら絶対その指でやるんだよ。ひとつでも間違えたらダメになっちゃうんだから」
そう言って、新しい指使いが手になじむまで 何度も何度もくり返して練習し、さらに弾いてる手を先生のI-PHONEで録画して、
「ママのスマホに送るから、指使い忘れたらこれを見て練習してね」ということにしました。

"100回弾き"も始めてる、というHちゃん。
もっともっとうまくなるよ。がんばれ!

リズムに余裕が出てきた♪

2017年11月14日 | レッスン日記(小中高生)
S子ちゃん(小4):
発表会のソロで弾くのは「パン屋さんの窓」。
ジブリのアニメ「魔女の宅急便」のBGMで流れている曲です。
タンゴ調の、リズムがハッキリした曲なのですが、S子ちゃんはよく練習して、もう完全に暗譜し「100回弾き」も始めています。
もう25回弾いたそうで、今日の演奏を聞くと、格段にリズムが良くなっています。
具体的に言うと「滞空時間が長くなって 余裕のあるリズムになってる」と思います。
「滞空時間」については、前に「音楽のツボ」ページに書いたことがあるので、読んでみてください。
リズムをとる上で キモとなるポイントです。

空白部分、滞空時間をたっぷり♪

余裕リズムで、ずいぶん曲が安定し、大人っぽく弾けるようになってきました。
もう発表会の曲はレッスンしなくても大丈夫なので、通常の「バーナム」と「曲集」も並行してレッスン始めました。