Rちゃん(小4):
前から「メイクユーハッピー(NiziU)」が弾きたいと言っていたので、メロディーだけの楽譜を作ってあげました。
「えっ、いいな。私もほしい」
Cちゃんも言うので、Cちゃんにもあげました。
流行している歌や曲を弾くこと、先生方の中には推奨されない教室もあると思います。
ましてレッスンに取り入れるなんてどうなの?というお考えもあるかもしれませんが、ヒバリ教室ではけっこう前向きに取り入れています。
音楽はすべて、教材や課題の材料となり得るし、レッスンは真面目、流行り物は不真面目、なんて区別はないと思います。
いいところのある音楽は、ジャンルにかかわらず取り入れる、というのがヒバリ教室の姿勢です。
しかし「流行っているから」という理由で取り入れることはありません。
いくら人気があっても、つまらない曲は取り入れない。
人気がなくても古い曲でも、お宝アイテムならば取り入れる。
採用するためのポイントはいろいろですが、「生徒のためになる」点がある曲は、クラシックや練習曲ということにこだわらず、どんなジャンルでも取り入れて、生徒に与えています。
今回、Rちゃんの好きな「メイクユーハッピー」は、比較的シンプルなメロディーやコードでできていて、音域も広くなく子どもたちがピアノで弾きやすいこと、そして何より親しみやすく、生徒たちが「好き」という気持ちで弾けること、も大きなポイントとなっています。
「R、『メイクユーハッピー』今度の発表会で弾きたい!」
「そう?その時になって、ほんとにまだ好きだったらね」
と、先生は言葉をにごしておきます。
流行り物というのは旬が短く、あっという間に色あせてしまうもの。
今このときの「大好き」な気持ちで弾いてこその「旬アイテム」なのです。
だけどこの曲が、本当に価値あるものならば、あえて1年後、2年後に「スタンダードナンバー」として発表会に登場することもあるかもしれませんね。
ともあれ、「好きなもの」、「すてきだと思うもの」を自分の手で再現すべく、一生懸命に努力することは大きな力を生み出します。
Rちゃん、「パイレーツ・オブ・カリビアン」を弾いたパワーでがんばってほしいです。
HP HIBARIピアノ教室
Facebook Hibari Music Lesson