HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

「春よ、来い」一期一会🎵

2022年05月17日 | レッスン日記(小中高生)
ゴマちゃん(小5):
1ヶ月ほど前のこと。
「ねえ、あの曲教えてほしいんだけど…」
とゴマちゃんがメロディーを口ずさんでました。

♪ チャンチャララーラ、チャンチャラーラ、チャンチャラーラ…

「ああ、これだね?」
先生はピアノで弾きました。それは「春よ、こい」という曲。
でも何で、この曲知ってるの?
羽生結弦選手がエキシビジョンで演ったから?

ともあれ、ちょうど、最近「春よ、来い」のコード譜面を作ったので(そのいきさつは改めて)、PCを開いて譜面を印刷してあげたのでした。

その後、「バーナム」や「ブルクミュラー」の合間を見ては 少しずつ弾き方を教えてきたのですが、今日はレッスンに来た途端
「先生!リズムつけて!ほら、この、こっちのリズムでなんか似合うのつけて!」
と熱心におねだり。
よく聞いたら「春よ、来い」が弾けるようになったから、エレクトーンでリズム伴奏をつけてほしい、という催促なのです。

「それより練習曲が先でしょ」と言わないのがヒバリ先生の大人げない所で…
面白そうだとすぐにひょいっと乗ってしまう。

さっそくエレクトーンでリズム、それだけじゃなくオーケストラ風のバック演奏までつけて、ゴマちゃんと先生、二人で何回も「春よ、来い」の大合奏をやってしまった…
ゴマちゃんもうっとりと曲に引き込まれたような表情で、真剣に弾いてる。
春爛漫(らんまん)、桜吹雪の舞い散るイメージに浸りながらの演奏。

とても素敵な「一期一会」のセッションでした。

「さっ、ブルクミュラーやらないと時間がなくなるよ!」と切り替え、ブルクミュラー、バーナムとレッスンしました。

ゴマちゃんはこのように、耳にした素敵な曲を「弾いてみたい」「弾いてみよう」と 実際にチャレンジする熱い心を持っている子です。

低学年の頃に「ねえ、車の中でかかってたんだけど『レリピー』っていう曲、いい曲だった」と言って、その曲=『Let It Be』を発表会で弾くまでになったこともありました。

ピアノ…ただ習って、練習曲のレベルを進めていくだけでなく、こうして いろんな場面で出会った「素敵な曲」「好きな曲」を捕まえて、自分の手で演奏してみる。
生徒のみんなには、そのようになってもらいたいです。
それでこそ「音楽人」「ピアノやってます」ってことだと私は思うんですが…

どうかな?

 

お誕生日だからピアノに来たよ🎵

2022年05月17日 | レッスン日記(小中高生)
ごましおくん(小2):
今日は火曜日。
ごましおくんの普段のレッスンは、毎週水曜日です。

でも、「今週だけ、水曜日じゃなく前日の火曜日に振り替えたいです」と連絡がありました。
LINEをくれたパパによると「誕生日にピアノに行きたいと言ってて…」とのこと。
そうだ、今日はごましおくんのお誕生日。
昨日は仲良しの白ねこちゃんのお誕生日で、確か明日はごましおくんのパパのお誕生日。3日連続なんだよね?!

レッスンに来たごましおくん
「今日、ぼくの誕生日なんだ。だからピアノに来たんだよ」

おめでとう!8歳だよね!?
その素敵なお誕生日を、わざわさシェアしに来てくれるなんて。
感激です。

すぐにピアノで「ハッピーバースデー」を弾いてあげたいと思ったけど、後にしよう。
帰りにはパパがお迎えに来てくれるし、パパも明日はお誕生日だなんだから、「ハッピーバースデー」は帰りに、二人のために弾いてあげることにして。
まずはレッスンだ。

先週から「アルフレッド・ピアノライブラリー」の中の「ティクタクトーしない?」という曲をやってるんですが、弾いてるごましおくんのタッチが、以前とガラッと変わったので驚きです。
何というか…言ってみれば「大人っぽい」って感じかな?
子どもらしい硬さがなく「こなれた」タッチで軽やかに弾いてる。さりげない弾き方が大人だよぉ〜
「すごい!すごいねー。大人っぽい〜」と絶賛。しかも、前だったら絶対イヤがってなかなかやらなかった中間部の和音まで、ちゃんとしっかり弾いてる。
「ん?ぼくまだ子どもだよ?」
と、さり気にいなす所も大人っぽい。

ちょっと前まで、前歯が抜けてがらんどうだった口元には いつの間にかキラリと爽やかな白い歯が揃い、すっかり少年らしい佇(たたず)まいだ。
 
そこで、大人っぽついでに

「もう8歳なんだからさ、ピアノ、一人で来れば?」
と、前から時おり浮上していた問題に触れてみました。
「ジェリーくんは一人で来るようになったんだよ? 1年生だよ?」と、上級生としてのプライドもくすぐってみる。

「ううん、まだダメ」
けれどもこの点に関しては「未だ時期尚早」というのがごましおくんの見解のようでした。
「何かあったらどうするの!」
あくまでも"慎重派"の姿勢を貫いている。

そりゃそうだ。何もないとは誰にも言えない。

いつの日か彼が「独り立ち」し、5分の道のりを単独で踏破してくる日を、楽しみに待つことにしよう…と思うヒバリ先生であった。

(追記:)パパがお迎えに来たので、お二人へお祝いの気持ちを込めて「ハッピーバースデー」を弾きました🎵




一人でレッスン来たよ🎵

2022年05月17日 | レッスン日記(小中高生)
ジェリーくん(小1):
この4月、小学校に入学しました。
レッスンに来るとき、これまではママかパパ、時には弟くんも一緒…と、必ず家族に付き添ってもらっていました。

でも!

5月のGWが明けた先週から、いよいよ「一人でレッスンに来て一人で帰る」ミッションを開始したのです!

レッスンの少し前に「今から一人で行かせます」とママからLINEが来ます。
予想時間(ほぼ5分)よりけっこう早く、ハーハーしながら ジェリーくん到着。

「走ってきた?
「うん!」 
やっぱり。

そして真新しい「キッズ携帯」を取り出し、ママに「着いたよ!」の報告。

帰りは「今から帰るよ!」と電話してから帰ります。

たった1ブロック先、徒歩5分の距離でも、1年生にとっては大冒険だ。

ジェリーくん、一段階、レベル上がったね。
🎵パラララ、パッパッパ〜

「一人で」は、目の前に広がる広い世界への第一歩。

こうして、少年の 長い長い「冒険の旅」が、今 始まったのであった…

ドクター、次の曲はチャイコフスキー🎵

2022年05月17日 | レッスン日記(大人)
ドクター(大人):
先日、「夜の海辺にて(カスキ)」がとても素敵に仕上がって、ヒバリ先生から絶賛とともに「大変良くできました」シールを貼ってもらいました、とブログに書きました。
それを読んで、ブログ推進委員長げじこさんも「カスキさん、知りませんでした」と、早速聞いてみてくれたようです。
こうしてみんなの間でいろんな曲や情報が伝わり、拡がっていけたら、レッスンも何倍にも楽しくなりますね。
発表会やレッスンで顔見知りになった あの人、この人。
ブログでその後のレッスン曲や練習の様子を見れば、
ああ、あの曲はあの人らしく似合っているなぁ。
今度は新しいジャンルに挑戦しているんだなぁ。
難しい曲に挑戦して偉い。がんばれ!
すてきな曲…今度弾いてみようかなぁ。
などなど、一人一人の顔を思い浮かべながら、 世界が広がっていく…
「だからブログを頑張ってもらわなきゃなのよ!」←と、げじこさんに怒られそうだ😅
はい、その通りなのでブログがんばります。

ということで、さっき、そのドクターからLINEが届きました。
「夜の海辺にて」が終わって、次に練習するのはチャイコフスキーのピアノ曲集「四季」から、「6月・舟歌」。
季節的にもぴったり、ドクターの好みにもぴったりの美しい曲。
ドクターは、いつも練習用には、自分の楽譜をコピー・製本して、書き込んだり汚れたりしてもいいようにしています。
新しく作った楽譜の写真も送ってくれて、モチベ最高潮です!
来週のレッスン楽しみだ🎵

げじこさんからのお達し🎵

2022年05月17日 | レッスン日記(大人)
「ブログ推進委員長」(『長』がついた)のげじこさん(大人)から 「先生、このごろブログ更新しないでどうしたの!」とダメ出しを頂戴したのが、GW明けの頃。
それからがんばってブログ更新を再開し、ほぼ10日です。
そのいきさつは下に書いてあります

ただ今の所、わがヒバリ教室ブログ運営状況は、一巡(めぐ)りして「第5段階」〜「第1段階」にさしかかってきた所です。危ないのはここからなんだよな…と思い始めたところへ、ブログ推進委員長げじこさんから 10日ぶりの第二伸が届きました。
昨年のコンサート時の資料に照らして、handlename と個々の生徒さんを同定してました。まだ半分くらいかな。
ドクターが弾いたというカスキさん。全然知らなくて、聞いてみました。
楽しく読んでます。

げじこさん、ありがとうございます。
レッスンに来てなくても、遠くから見張って、いや見守ってくれてるので、これからも頑張ります!

その後のダメ押し一言。
「呉々も宜しく頼み申します。」
😅

明日は初めての中間テスト🎵

2022年05月16日 | レッスン日記(小中高生)
グリーンロードちゃん(中1):
そろそろグリーンロードちゃんのレッスンの時間だ…と思ったその時、窓の外にバタバタ走ってくる足音が。
次の瞬間、ハアハア息を切らして「こ、こんにちは…」とグリーンロードちゃんが玄関を入ってきました。
セーフ!間に合いました。
中学生になって、レッスン時間に遅れないように!と意識を高めている(というか心を入れ替えたというか)、とにかく毎回、時間通りにキッチリレッスン開始できることが続いています。w
「中間テスト前で、練習ができてないんです…」と言いながらも、ちゃんとバーナム、ブルクミュラーと弾いていきます。
そうそう、明日から、入学して初めての中間テストなんだよね? だからもしかしたら今日はお休みしたい、とか言うかな?と、ちょっと思ったりしていたんですが、お見それしました。
テスト前日、それも初めての定期テスト。それでも、休まずレッスンに来るグリーンロードちゃんは賢い。良い選択だ。
とヒバリ先生は思っています。
だって、仮にテスト前だからといってレッスンを休んだとして、ほんとにその時間分、勉強はかどる?
たかだか1時間かそこら時間を空けたところで、なんとなくボーッとして過ごしてしまったりと、案外無駄になってしまうものです。
それより、レッスンに来て30〜40分でもピアノを弾いた方が、絶対いい。
頭の切り替えにもなり発散にもなり、リフレッシュもでき、生活にメリハリもつく。
教室まで歩いて来ることや 手や指を動かすことで運動効果もあり、血行その他がよくなって、脳の働きもよくなる。
目に見えない「勉強のための効果」がいっぱいあるはずなんです。
だから家でも、毎日ピアノを弾いた方がいいです。
「テストか〜。大変だねー」
ひと通りレッスンを終わって帰り支度をしてるグリーンロードちゃんに、先生が言いました。
「学校の科目は何が好きなの?…って好きなのがあれば、だけど」
「社会…です」
「うわー、社会!すごいねー。社会でなにやってるの?地理?」
「そう、世界地理」
地理かー。暗記いっぱいしなきゃいけない、私の苦手だった地理が好きなんて、すごいなー。
「ひまわりちゃんは何が好きなんですか?」
グリーンロードちゃんが、幼なじみで別のクラスになったひまわりちゃんのことを聞きました。
「まだ聞いてない。今度聞いてみるね」
グリーンロードちゃんはにっこりうなずいて、帰っていきました。
さあ、これから帰って勉強頑張ってね。
グリーンロードちゃんも、ひまわりちゃんも、しっかり勉強して、明日、初めての中間テストに臨んでおくれ〜

自転車チャーリーさん🎵

2022年05月15日 | レッスン日記(大人)
「弾き語り」をレッスンしているチャーリーさん(大人)の「足」は自転車です。
都内どこでも(もしかしたらもっと遠くも?!)自転車で参上。
もしかして、だから名前も「チャーリー」なのか?
それはさておき、レッスンを始めて3年が経った今では、声に合わせてコードをキーチェンジしたり、ややこしい16ビートのリズムを弾きながら英語で歌ったりと、ずいぶんポピュラーピアノの弾き方が上手になってきたと思います。
ご本人に言えば「精一杯です!」と言うのかもしれないけど、知らず知らずのうちに余分な力が抜けて、自然なタッチになってきたからこそ、小刻みなリズムも弾けるんですよー
ところで、チャーリーさんのレッスンは「毎週◯曜日の◯時」とかではなく、希望日をその都度予約してもらうスタイルです。
大人の人は、なかなか決まった日時を空けておくことは難しいですからね。
特にチャーリーさんは、約束してもその時間に出掛けられなくなってしまうことがあるので、パッと時間が空いた時にすかさず予約してもらう、ということにしています。そうすれば、なんとかレッスンを休まず続けていくことができますからね。
最近、その「予約」から教室へ到着するまでの時間が、だんだん短くなってる現象あり。
最初は「今日、ご都合いかがでしょうか。では◯時◯分に」
みたいな感じだったのが、
「今から伺っても大丈夫ですか。
で、20分くらいで到着。
「今から大丈夫ですか。今から出ます」
で、10分後到着。
「今から大丈夫ですか。もう近くまで来てるんですが」
で、3分後到着。
「今から大丈夫ですか。前まで来てるんですが」
で、1分後到着。
そして昨日は、ふと窓の外を見た家人が「今通ったのチャーリーさんじゃないか? 」と言うので玄関に出てみたら、もうウチの駐車場に自転車を止めて「もしもし」と私へ電話かけてたよ!
この分だと、次はレッスン始めちゃってから「今日いいですか?」って電話するようになるかも笑笑

2人なかよく新しいバーナムへ🎵

2022年05月15日 | レッスン日記(小中高生)
よつばちゃん(小3)と はなちゃん(小2)は、従姉妹(いとこ)同志。
去年は、ヒバリ教室の近所に住んでいるよつばちゃんと 遠くから電車や車で来るはなちゃんとが 月に2回、時間を合わせてレッスンに来ていたのですが、もう大きくなった今年からは、それぞれが自分の曜日と時間を決めて、毎週…月に4回来るようになりました。
一緒にレッスンに来なくても、二人はまるで姉妹みたいに仲良しです。
先週、よつぱちゃんが「紫のバーナム」を修了しました。
「グループ5」が半分まで終わっていたので、「もうちょっとでバーナム終わっちゃうね。全部やっちゃう?!」と先生が誘って、「うん、やっちゃう!」とがんばって最後まで終わらせてしまったのです。
「やったー!全部終わったー」と喜ぶよつばちゃん。
新しいオレンジ色のバーナムをもらって、ウキウキと帰っていきました。
そして今日。
従姉妹のはなちゃんのレッスンです。
はなちゃんも紫のバーナムが残りほんの少し。
「ねえ、もうちょっとで終わっちゃうね。やっちゃう?!」
先生は同じように誘いました。
「うん!」
はなちゃんはよつばちゃんみたいにはしゃがないけど、しっかりうなずきました。
そしてはなちゃんも、バーナム最後まで弾き切って、新しいオレンジの本をもらいました。
やっぱり、二人は仲良し!
一緒に来てなくても、仲良く紫→オレンジへと進みましたよ。

チコちゃんに叱られる・「逆上がりはなぜやるの?」とピアノ

2022年05月14日 | TV・映画・ステージなど
今朝、テレビで「チコちゃんに叱られる(NHK)」を見ていたら、「小学校で『逆上がり』をやるのはなぜ?」という問題が出されていました。

チコちゃん 逆上がりは何のためにやる?逆上がりのコツや練習方法は?

22年5月13日放送のNHK「チコちゃんに叱られる!」の第1問は『小学校で逆上がりをするのはなぜ?』という問題。子供たちに努力が報われる成功体験を積んでもらうために番組で...

What an Interesting World

 
その答えは「子どもたちに達成感を経験してもらうため」ということでした。
確かに「達成感」は大事。最初はできなくても自分で努力をし、工夫して練習を重ね、ついにできるようになった時の喜びは他に変えがたいものがあります。ぜひ子どもたちに経験してもらいたい。
で、『逆上がり』は、低学年の子どもたちにとって
1.最初は難しくてできない
2.でも練習すればできる程度の難易度である
3.難度、体力レベル、諸々 小学校低学年が 少しがんばって達成できるちょうどいいレベル
であるため、課題として組み込まれているということでした。

この番組を見て私は思いました。
「ピアノも『達成感』獲得のために最適じゃん!」と
新しい曲をやる時、最初は難しくて弾けない。だけど弾き方を工夫し、練習法を考え、フォームを検討して、何度も何度も失敗しながら練習を積んで、ついに弾けるようになった時の達成感!
それは苦しい登山道をよじ登って、ついに山頂に立った時と同じ、素晴らしい達成感。まさに「カタルシス(浄化)」とも言えるほどの爽快感と満ち足りた幸福感に包まれる、と言っても過言ではありません。
「逆上がり」で得られる達成感、ピアノも同じだよ。うん、そうだ!
それに、ピアノは、次々と新しい目標にチャレンジし続けることができる。
言い換えれば、次々にいつまでも、達成感を経験し続けることができる。
ピアノすごいぞ\(^o^)/
ねっ、そう思いませんか?

パパもピアノ🎵

2022年05月14日 | レッスン日記(大人)
「炭焼き職人くん」(大人)は、去年の夏頃からヒバリ教室の生徒になりました。
その数ヶ月前、春に入門したジェリーくん(小1)のパパです。(ハンドルネーム『炭焼き職人くん』は奥様のアイデアだそうです)
「ピアノは初めてですが、息子と一緒に『トトロ』を弾きたいです」ということで、練習に練習を重ね、クリスマス発表会では見事に「となりのトトロ」をジェリーくんと連弾して、満場の拍手と感涙を誘いました。
「トトロ」の後も引き続きレッスンに励み、今では堂々のピアノレスナーです。
よく練習する優等生なので、レッスンで先生から褒められることも多いんですが、すると「大人になると褒められることってないので」ととても喜んでくれるんですよね。
確かに、学校を終えて社会人になったら、仕事でも何でも、出来て当たり前の世界。ミスや手落ちで叱られることはあっても、褒められることってあんまりないですよね。
また、肩書きや役割り以外の、自分の名前で呼ばれたり、とりわけ「下の名前」で呼ばれたりってほとんどなくなってくる。
そんな中、個人の努力が形になっていくピアノレッスンは、とても良い「自分の場」になり得るのではないかと思うのです。
がんばった結果はちゃんと現れてくるし、その努力を認めてももらえます。
ピアノは子どもにもいいに決まってるけど、大人、特に「一歩外に出れば七人の敵に囲まれている」お父さんたちにこそ やってもらったらいいなあ、と私は思っています。
男性の方、特に社会的に地位の高いお父さんたちの中には、プライドも高くて「人に教えを乞うなんてやなこった」なあんて言ってる人もいるけど、それって損だと思うんですよね。
炭焼き職人くんみたいに、少年のように素直に真摯に努力してるお父さん、素敵だと思います!頑張りましょう。


新しい本になったよ🎵

2022年05月14日 | レッスン日記(幼児)
あおちゃん(年長):
先週、テキストが終わって、新しく「しってる曲からはじめる たのしいピアノレッスン」をもらいました。
今週、さっそく持ってきたのを見たら、最初の数曲には、もう赤エンピツで大きな三重丸がつけてあります。
「あおちゃん、もう弾いたよ。もう弾けるから、だからマルつけといた」
そうなんだ。もう、どんどん自分で弾いてるんだね!
どれどれ、と弾いてもらったら、どれもちゃんと音符を読んで弾けています。 
「すごいね!ねえ、あおちゃんすごく上手だからさ、先生も一緒に弾いていい?」
「うん、いいよ」
ということで、「ほたるこい」を即興で連弾してみました。
録音して聴いてみたら、あおちゃんもうっとり、大満足の出来栄えになったので、貼ってみました。聴いてね🎵


1年生の たまこちゃん🎵

2022年05月13日 | レッスン日記(小中高生)
先日「1年生おめでとう🎵」ページに登場した、"特待生"のSちゃん(大学1年生)。
その後LINEをくれて、「まだ決定ではないけれども、もしかしたら前期の発表会でピアノを弾くことになるかもしれません!」とのことです。
大学生活、充実してるようでよかった
ところで、彼女にもハンドルネームを考えてもらいました。
「たまこ」ちゃんだそうです。
先日の記事、名前訂正しておくね!

「バイエル」の構成🎵

2022年05月13日 | レッスン日記(小中高生)
おにぎり君が発見(?)した「同じ音列が何度か出てくる曲の構成」。
「バイエル」の最初の方は、まさにそれを視覚化したかのような構成になっています。

1段目  4小節
2段目  1段目と同じ、または最後だけ少し違う
3段目   新しいメロディー
4段目   2段目と同じ

これは、楽曲の最も基本的なスタイル「二部形式」という形で、「ちょうちょ」などと同じです。
ジャズのスタンダードナンバーやPOPSなどで このように呼ばれているのを見たことがあると思います。

 AーA'ーBーA' 

3段目の「B」の部分は、俗に「サビ」と呼ばれる部分です。
クラシック曲、またポピュラーでも長い曲、BGM、などの曲も、この「形式」が基本になって、これを拡大したり複数並べたりして、大曲も構成されています。
そして、そういう「音楽の構成」についての勉強は「楽式」と呼ばれる学門です。

その、一番初めの小さな「規則性」が、おにぎり君が作ったテンプレート。

コレを発見したおにぎり君、キミは偉い!

バイエル・テンプレート🎵

2022年05月13日 | レッスン日記(小中高生)
おにぎり君(小4):
理解力や分析力に優れ、かつ自分で何かを組み立てて創作することも大好きなおにぎり君。
素晴らしい資質の持ち主なのですが、その一方 彼の短所は「家で練習しない」、それと「リズムやテンポに無頓着」。
この2大短所をなんとかしなきゃ ということで先生が考えたのは、簡単な楽譜を開き、その場で楽譜を見ながら、きちんとリズムに合わせて弾いていく、という課題です。
これなら練習無し、リズムとテンポのみに集中してどんどん弾けます。
練習には簡単な「バイエル」、それも教室のものを使うことにしました。自分用に購入してもらう必要はありません。練習しないんだし。それに、リズム反応の訓練なのでね。
楽譜を見たおにぎり君、「バイエル」の単純な構成にすぐ気がつきました。
こういう単純な練習曲って、構成はお決まりのパターンが多いですよね。おにぎり君が前にやっていたテキストも、簡単な構成パターンの曲が多く、おにぎり君は「こことここは同じだから、繰り返し記号にして楽譜は消しちゃえば」とさまざまな記号を書き込んで「簡略化」の楽譜にしていたものです。
今、バイエルを見たおにぎり君、早速楽譜にリピートマークを書き込もうとしました。
「ちょっと待った!これ教室のだから、書いちゃダメだよ」と先生に言われ、「あっ、そーか…」とガッカリのおにぎり君。
「そうだ、こうしたら?!」と先生が出してきたのは「クリアファイル」です。
「ほら、こうやって楽譜の上に乗せて、ここに記号を書けばいいじゃん」
「ほんとだ!」
こうしてクリアファイルに書き込んだリピートマークを楽譜に乗せたら…ほうら、ちゃんと見えるじゃん。
できたできた。
「ねえ、もしかしたらさ、次の曲にも、コレ使えるかもしれないよ?」
先生が持ちかけます。
ページをめくって、今作った「テンプレート」を乗せてみたら…
「見て!使えるじゃん。ほら!」
「おおおー!使えるー」
ということで、次の曲も次の曲も、このテンプレートを乗せて手順よく弾くことに成功しましたよ。
おにぎり君が書いた「リピートマーク・テンプレート」…かえって見にくいんじゃ…などとは言いっこナシ!
彼が自分で、構成をしっかり確認することが大事なんだから。ねっ?

(追記:)
この「曲の構成」については、改めて解説しますので、是非併せてお読みくださいませ。




魔法パワーブローチ🎵

2022年05月12日 | レッスン日記(小中高生)



黒ねこちゃん(小2):
レッスンに来たら、まずピアノのそばに掛けてあるブローチを 胸に付けてもらって、それからピアノを弾きます。
なぜなら、そのブローチは、付けるとピアノが上手に弾ける「魔法のブローチ」だからです。

それは1ヶ月ほど前のこと。
たまたま、先生が近所の人から「私にはもう派手だからあげるわ」と言われ、もらってきて、ポンと置いてあったブローチに、小さい女の子たちの目が釘づけになりました。
鳥の姿をかたどったそのブローチは、子どもの手のひらくらいの大きさがあって、トサカや長い脚は金(のように見え)、全身はぎっしりとダイヤで覆われ(ているように見え)ている、めちゃめちゃ豪華なブローチなのです。
「わぁー、すごい綺麗!」とうっとりする黒ねこちゃん。
「付けてあげようか?」と先生。
「えっ、いいの?!」
「いいよ。レッスンの人は誰でも付けていていいってことにしようか」
「うん!そうしたらね、ピアノが上手に弾けるの!」
「そうだね!魔法パワーのブローチだから」
「うん!」
そうしてピアノを弾いたら…見よ、魔法パワーあらたか。
とても上手に弾けたのは、黒ねこちゃんが息をつめるほど真剣に集中して弾いたせいじゃなく、きっと魔法のパワー。
「ほらね!?」
弾き終わってホッと息をつき、満足感いっぱいの黒ねこちゃん。
「ほんとだ!ブローチ付けたら上手に弾けたね!」と先生。
「でしょ?!」
「じゃ、これから毎週、これ付けて弾くことにする?」
「うん、そうする!」
というわけで、それから1ヶ月余。
今日も魔法のブローチをつけてレッスンに励む黒ねこちゃんであった。