三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

未来のサムライミュージシャンズ発掘コンテスト 優秀賞受賞!

間宮芳生『日本民謡集』。

2019年04月17日 | 三味線のはなし
何がきっかけで知ったのか忘れましたが、
青森県民謡「弥三郎節」が入っていると知って学生の頃に買った
間宮芳生の歌曲集『日本民謡集』を、
最近またちょっと引っ張り出しているところ。

間宮芳生 日本民謡集 (改訂版) (声楽ライブラリー)
内田るり子
全音楽譜出版社


ピアノ伴奏と声楽に編曲された民謡なんですが、
ピアノ伴奏が不協和音満載のいわゆる現代音楽で
難しすぎて自分でも弾けないし、人に頼むのも気が引けて
ほとんどの曲が演奏できませんでした。
当初の目的だったはずの「弥三郎節」も。。

当時は、今ほど民謡と向き合っていなかったし
民謡をアレンジするということについても深く考えてなかったけれど、
比較的伴奏が簡単で譜読みができたいくつかの曲の中に
漠然と好きだなぁと思うものがあって。

あらためて
どういうところが好きなのかと考えてみたところ。
大前提として、民謡であるからには
どんなにシャレた伴奏がついていようとも
唄がいちばんに際立って聞こえること。
それと、ちょっとした違和感。
民謡に洋楽の要素を入れてアレンジするのだから
違和感がある方が自然、という逆説をいってみたりする。
耳馴染みよく、スーッと流れて行く音ではなくて
拍子の不規則な感じであったり
思いもよらない転調だったり
そういう引っかかりが効果的にあるといいと思ったのです。

ちなみに
読み方は「まみや・みちお」先生です。
「よしお」さんではありませんので、お気をつけください。



Shamisen + vocal 千静
Official website
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►演奏予定
4月21日(日) 静寂の夜の歌 第二夜
4月27日(土) Night of 1000 Eyes vol.30
 詳しくはこちら

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