三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

未来のサムライミュージシャンズ発掘コンテスト 優秀賞受賞!

真面目な大人になる。

2019年05月23日 | 読書
おかげさまで
夏から秋にかけての予定が
徐々にいい感じに詰まってきたのですが、
師匠からは
大丈夫?ちゃんと稽古する時間とれる?
と異口同音に念押しされる有り様です。。

津軽三味線の場合は
手持ちのレパートリーで対応できるから
本番の日程さえ空いていれば即受けてしまいがちですが、
古典の場合は新しい曲を弾き込む時間がしっかり必要です。

そういう、普通の人なら当然考えることに
頭が回りにくいタイプです。
もちろん、ゴールが決まればちゃんと逆算するし
追い込み期間には稽古の鬼になりますが、
だんだん体力を過信してはいけないお年頃になってきたことは
心に留めておきたいと思います。

そうやって
次の舞台、次の舞台、と常に追い立てられることで
モチベーションを維持していられるところがあるのですが、
最近、それではまずいと思うようにもなりました。
次の本番に向けての稽古、というのは
その本番で演奏する曲の稽古であって、
そこに集中しすぎると、表面的に無難にまとめたり
些末なテクニックにとらわれたり、に終始してしまう。

もっと基礎をしっかりせねば!!

僕がジュリアードとバークリーで学んだこと: 音楽で生きていくために必要な51のルール
藤原 清登
河出書房新社


そんな思いを強くしてくれる本。

ベーシストの著者がジュリアードで師事した先生は
とにかく基礎をしっかり教える人で、
弓遣い、音階練習、エチュード、
それを毎回きちんとやってから曲に入る、というレッスンだったそうです。

それやな。
撥遣い、勘所、音色、音のつなぎ方。
今更だけど、今だからこそ、
きちんとやっておきたい。

舞台をやるような人間はみんなMだというけれど、
本当にそうだと思うこの頃。笑




Shamisen + vocal 静月
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►演奏予定
5月31日(金) 三味線三昧
6月1日(土) 二胡と津軽三味線・箏の夕べ
 詳しくはこちら

►演奏依頼 承ります
 ステージイベント、パーティ、ブライダル、レクチャーコンサート、
 ワークショップなど、三味線出張演奏いたします。
 小さな会場でも、ご予算が少なくても大丈夫。
 ブッキングライブ、コラボレーションなども歓迎。
 こちらからお問い合わせください
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