楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

     ・日ごろ考えること
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周回コース

2016年08月25日 05時28分31秒 | つれづれなるままに考えること


今回のオリンピックの男子マラソンを見た。
その周回コースを走る選手よりも、周りの景色の方に目が行ってしまった。
なぜかと言うと、映し出される映像が、
日本人が居ないらしいマラソンのトップグループばかり写されているからだ。
仮に日本選手がトップグループにいても、
どこに日本人選手が居るのか解らない映像の連続だったからである。

周回コースの外側には、日本では見られない形の山が連続して見えており、
その山と周回コースの間にはあふれるばかりの水があった。

ちょうど日本では、三個の台風が押し寄せていて、
普段めったに水の害に遭わない北海道が水害で、
水に迫られている映像を見ている所為もあって、
この周回コースの周りの水は、大きな川とばかり思っていた。
「2016リオ・デ・ジャネイロ」オリンピックのマラソンコースで見た光景である。

しかも都市名が「リオ・デ・ジャネイロ」
(日本語訳では「ジャネイロ河」と言う地名)でのオリンピックである。

調べてみると、ボクの考えが当たっていたことが解った。

その昔(1501年1月)、ブラジルのグアナバラ湾を発見したポルトガルの探検隊は、
ボクと同じように河口と勘違いして、
「リオ・デ・ジャネイロ」と名付けた。
日本語にすると「一月の河」と言う意味だ。
(ジャネイロ/Janeiroは英語のJanuary)


ボクはポルトガル語は「ありがとう」の意味を持つ「オブリガート」しか知らない、
と友人に話したら、
友人が、もう一つ「カステーラ」も知っていると言う。
それはスペイン語だよと言うと友人は黙ってしまった。

ボクが日本語と英語とスペイン語を知っていることを、
彼は知っていたからだ。

ボクの知っている範囲では、むかしカステーラを食べた日本人が、
ポルトガル人に「これは何という菓子だ」と尋ねたところ、
ポルトガル人は、地図の上で、スペインのカスティーリア地方を指さして、
「カルティーリャ」と言ったので、菓子の名が「カステラ」と言うことを知った、と言うのだ。
よくある話だ。

ポルトガル人は本当の所は、「カスティリャ地方のパン」と言いたかったが、
地図の「カステーリャ」地方を指さして「カステーリャ」(=カステラ)と言ったのであろう。

「カステーリャ」だけならスペイン語であるが、
「カスティリャ地方のパン](pao de castela)と言うことになると、
これはポルトガル語であるから、
友人が話したポルトガル語説もまんざら当たっていないとは言えない。

しかし「リオ何々」と言う地名は他にもある。
リオ・グランデ、リオ・ブラボー(映画の見すぎかな)なんてのもある。
金メダリストのボルトの住んでいるジャマイカには
「オーチョ・リオス」(八つの河)と言うのもある。



コメント (8)
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