・門松は冥土の旅の一里塚
めでたくもありめでたくもなし
この一句は有名で、一休さんの歌だ。
正月の門松はめでたいものとされているが、
門松を飾るたびに一つずつ年をとり、
死に近づくので、死への道の一里塚のようなものだと詠った。
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(散歩の公園にある「ふるさと農家」前の門松)
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(久しぶりに見た立派な門松)
最近、この門松を見かけることが少なくなった。
「死への一里塚」では目出度くないと言う意味の方をとったのか・・・
最近はお葬式も簡単に家族葬が盛んで、
一番手っ取り早いのが火葬場のお釜の前でお別れする。
お坊さんも2~3分のお経をあげて終わりにする。
火葬した後のお骨は、海への散骨だとか樹木葬が簡便としている。
このコロナ禍では、コロナに罹ると入院も治療も
そして死亡後も面会は許されず、死体はそのまま火葬場へ直行、
残された家族が面会できるときは、
白木の箱に入ったお骨である。
これでは葬儀も何も無い、お別れ会の催しようもないのだ。
2021年の末の正月休みには、
葬儀のチラシが毎日のように入って来て
住んでいる所はマンションだし、
死んだ後もマンション風の共同墓でいかが?
このような
葬儀のチラシが毎日のように入って来て、
今、会員になると死後は安心と、安い会費を募集する。
「なるべく早く死んでください、お代金は安くして置きます。」
と言っているようなもんだ。
「もし長生きして、死んだらその葬儀社が倒産して無い時はどうするの?」
カミさんに質問したら、
「そんなこと知ら無いわよ、そうなる前に死んでください」だそうだ。
世の中変わったもんだ。
入社しても、出勤しない、新人教育は自宅で
テレワークならぬテレ教育。
パソコンとスマホを送って来て教育する。
入社後、2年経っても出社しないで、テレワーク。
夏冬のボーナスは規程通り振り込まれる。
これは大手企業?
これで会社経営成り立っていくの?
コロナの影響は計り知れない。
世の中この後どのように変わって行くのだろうか・・・