旧中山道にこの大山街道への分起点となっている所が、
中山道第一番目の宿場・板橋宿から,
2kmほど蕨宿へ向かった所で、
中山道一番最初の難所とされた清水坂に、
入る直前にある。
(大山道への分岐点)
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写真正面の家の右側の道が旧中山道で清水坂の入り口。
左側の道が大山道になっている。
写真で見難いのですが、
正面にあるエアコンの室外機右横に、
庚申塔と大山への案内塔と板橋区教育委員会の
標識が並んで立っている。
(板橋区の案内標識)
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家の横に分岐点となる庚申塔と富士・大山道標がある。
板橋区の案内に書かれているように、
(庚申塔と富士・大山への道標)
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庚申塔の左側面には、
練馬 一里
「是(これ)より富士山大山道 柳沢 四里
府中 七里」
と刻まれている。
ここにある「柳沢」とは、
環状八号線の谷原交差点を東方から北に右折して、
富士街道に入り西東京市(元の保谷市)の
「柳沢」(西武線「柳沢/やぎさわ」駅)近辺」を指している。
(道案内が書かれた庚申塔左側面)
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庚申塔左側の道標は、
正面に、
「是より 大山道並(ならびに)ねりま(練馬)川こえ(川越)みち」
と刻まれている。
富士山大山道なのに「川こえ」とあるのがよく分からない。
(大山道の道標)
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左側面には、
「入間豊島郡志村講」
と刻まれている。道標を造った人の名前である。
ここに刻まれた「入間」がよく分からない。
道標正面に刻まれた「川こえ(川越)」と
関連があるのかも知れない。
いずれにせよ疑問は調べたいと思います。
(大山道の道標の左側面)
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