楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

     ・日ごろ考えること
     ・日光奥州街道ひとり歩る記
     ・おくのほそ道を歩く

ピンピンコロリ

2024年03月14日 04時25分20秒 | つれづれなるままに考えること
歌の文句のようだが、

違って、年寄りの神様への最後のお願いのようだ。

死ぬ寸前までは、ぴんぴんしていて、

うるさく小言を言っていたクソジジ、クソババが、

ある時、コロリと息を引き取る、

これが理想的な生涯であろう。

ボクのおじさんが、二人そうだった。

日ごろの行いも良かった。

一人目、農家で息子と麦畑を作る際中のこと、

ちょうど午後3時になったので、

野良に持って行っていたお湯を入れた魔法瓶と

お茶の葉、二人分のお茶碗と急須とお盆。

牛を引いて畝を作っている倅に、

「おーい!お茶が入ったぞ!」

そう90歳の叔父さんが倅を呼んだ。

牛を土手に結わえてから、倅が父親の休んでいる所に行くと、

親父は土手を背に気持ちよさそうに眠っている。

お茶は二人分入っている。

お茶が少し冷めているのに気付いた倅、

「親父!お茶が冷めしまうぞ!」と言うも、

土手を背に眠ったままで動かない。

気持ちよさそうだ。

二杯目のお茶を入れて飲んでから、

もう一度「お茶が冷たくなってしまうぞ!」と、

眠っている親父に大声で話すも、何の返事もなく、

異常を感じて、親父の体をゆすぶったら、

押されたほうに親父はごろりと転がった。

それが最後の状況だ。

この叔父さんの家にはボクは小学校2年の時に疎開した。

この叔父さんに礼儀作法を、

朝起きたら挨拶の仕方から始まり、

箸の上げ下ろしから食事の仕方、

仕事の仕方、火のおこし方マキのくべ方、

コメの搗き方、ご飯の炊き方、風呂水を入れる作業、

麦踏の仕方、田植え、稲刈り、などなど、

いろいろ口うるさく教えられた。

教わったことは大きくなるにつれて、

礼儀作法の基本だと言うことが分かり、

ずいぶん助かった。


二人目の叔父さん、ボクの仲人役をやってくれた人。

「トイレ」と言って、立って行ったまま帰ってこない。

30分ほど経過して、叔母さんが異常に気付いて、

トイレに行ったら、座ったままこと切れていた。

こんな具合にボクも終わりたいなぁ・・・

日頃の行いが問題で、悪口言ったり、
大声で怒鳴ったり、などなど・・・

逝けないだろうなぁ・・・

ピンピンコロリ!(爆笑)





コメント (10)
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