楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

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薬師の泉庭園(2)ー大善寺の庭園(旧中山道番外記)

2017年06月17日 04時30分52秒 | ひとり歩き旅
清水坂の途中にあると言う大善寺-現在の総泉寺は、
志村坂上の交差点を旧街道の方に入らず直進する方が早い。
あるいは都営地下鉄三田線の「志村坂上駅」下車、
地上へのエレベーターで降りると、
信号を渡る所に薬師の泉の案内看板があるので、
案内に沿って進むと良い

(薬師の泉への案内看板)

(志村坂上の交差点)


上の写真の右側の道路、国道17号線(現中山道)の右側を進む。
志村坂上と言うから、ここから坂下へ向かって下って行くと、
途中で右に上る道に出る。
ここを昇った所が総泉寺である。
納骨堂の屋根が見え「妙亀霊廟」の金文字も目に入る。
その先に葬祭会館の看板が目に張るからすぐわかる。

(総泉寺の納骨堂の屋根)


しかし、今は「薬師の泉庭園」を目指すので、
この大善寺こと総泉寺を横目で眺め直進すると、
庭園があると思われる林と白壁が続いている。
もともと薬師の泉庭園は、大善寺、現在の総泉寺の庭であった。
白壁の途中に古風な屋根付きの門があり、くぐり戸が開いている。
そのくぐり戸の前に「薬師の泉」の案内看板がある。

(薬師の泉庭園の白壁)

(古風な屋根付きの門)

(薬師の泉の案内)

(くぐり戸)


くぐり戸を覗くと、森があり、その向こうにマンション」の五・六階の部屋が見える。
と言うことは、薬師の泉はこれから坂下に向かっておりて、
その下に庭園はあると見受けられる。

案内看板を見て、入口のくぐり戸を入ると急な下りの階段がある。
階段を進むと、粋な古庭園の枝折り戸が見え、
薬師の泉庭園の一部が見えてくる。

(下り階段)

(下り階段と中門)

(薬師の泉庭園の一部)


どうやら入り口とは言いながら、
裏口から入って来たような感じがするが、やはりここが正門である。
道路脇の白壁に沿って坂を下り、次の交差点で右折すると、
本来の薬師の泉庭園の入り口に思えるが、ここは北門になる。

(薬師の泉の看板)

(北門の入り口)


庭園の入り口から見ると、薬師の泉庭園はもっと下にあるらしく、
くだりの階段があり、その先に庭園の中門が見える。

(さらに下る階段の先の中門)


自然石のごつごつした階段を下る途中の右側に大きな説明板がある。

(薬師の泉庭園の説明板)

(説明板の左手の休憩場所)


挿絵の説明によると、

(「境内山の腰より清泉湧き出で」と
「江戸名所図会」の挿絵に描かれた薬師の泉は、
かってこの地にあった大善寺という曹洞宗寺院の境内にありました。

江戸時代、八代将軍徳川吉宗が志村周辺で鷹狩をした際、
大善寺に立ち寄り、境内に湧き出す清水を誉めて、
寺の本尊である薬師如来を「清水薬師」と命名したと伝わっています。
――中略――
板橋区では、先の挿絵(下図)をもとに庭園整備を行い、
平成元年12月に「薬師の泉庭園」を開園しました。
挿絵は、現在のあずまや付近から見下ろした境内の風景を描いています。
画面左上に見える道は、中山道の清水坂です。
泉の水は、中山道を通る旅人の喉をも潤していたでしょう。)とある。
(板橋区教育委員会)

(挿絵の拡大図の薬師の泉)(WEBより)

(薬師の泉庭園の中門)

(苔むした中門の屋根)

(湧き出る水屋)

(湧き出る清泉水)

(説明にあるあずまや)

(東屋の庭園内の位置)

(東屋から見た庭園)

(庭園の池ー薬師の泉)

(薬師の泉2)

(薬師の泉3)

(庭園内の地蔵)

(階段下無造作に置かれた自然石の石柱)

(薬師如来の線刻像が刻まれている)


つぎは大善寺=総泉寺の清水薬師へ

コメント (12)    この記事についてブログを書く
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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
写真を拝見して (masamikeitas)
2017-06-17 05:20:49
hide-sanさん、おはようございます。

>薬師の泉

写真を拝見して、薬師の泉庭園へ行くのには、だいぶ階段を下らなければいけないのがよくわかりました。

>(湧き出る清泉水)

写真を拝見すると今も湧き出ているんですね。
美味しい水なのかな?(笑)

返信する
masamikeitasさん コメント有難うございます。 (hide-san)
2017-06-17 11:27:27
>写真を拝見すると今も湧き出ているんですね

残念ながら、都市化の波がここにも押し寄せていて、
今は池の水も湧き出る水も、ポンプで汲み上げて、
循環させているそうです。
返信する
薬師の泉 (iina)
2017-06-17 11:35:50
総泉寺の納骨堂は、八角形の屋根ですね。

薬師の泉は、樹林の中を迷路のように進むのが楽しそうです。
都心の中に、うるおいをもたらす泉ですから、いにしえのころは泉が薬になったことでしょう。


> コルツス・バルバトスの花はジャマイカで見たように思います。 奇妙な花ですよね。
 (hide-san)さんはジャマイカにもお出掛けとは、あちこちに海外旅行をしているのですね。 ^^

返信する
こんばんは (ytakei4)
2017-06-17 19:34:28
コメントありがとうございます。
入場料は無料なのでしょうか?
いわれのある泉なのですね。
復元したものなのでしょうか?
返信する
iinaさん コメントありがとうございます (hide-san)
2017-06-17 20:28:25
総泉寺ーもとは大善寺ーの庭園に湧き出いていた清水です。

その大善寺のご本尊が薬師如来で聖徳太子作と伝えられています。

その薬師如来の関連で薬師の泉と名付けられたようです。

あまりにも美味しい清水であったので、八代将軍吉宗が、清水薬師と名付け、清水坂の名の由来ともなったと伝えられております。

返信する
ytakei4さん コメント有難うございます。 (hide-san)
2017-06-17 20:32:46
>入場料は無料なのでしょうか?

入場料は無料です。
もともとあった薬師の泉庭園を平成元年に板橋区が
江戸名所図会の絵をもとに復元したようです。
返信する
お久しぶりです~♪ (鉄ちゃん爺や)
2017-06-18 16:19:28
10日ほどブログをサボってしまいました。

板橋区には隠れた名所が随分と在るんですね。

都営三田線で通過してましたんで志村坂上辺りは
ほとんど知りませんね。

記憶に有るのは志村の一里塚ぐらいですかな。

車で通る時も正面しか見てませんでしたね。
返信する
薬師の泉 (ウォーク更家)
2017-06-18 19:43:07
薬師の泉、写真を見ていたら鮮明に記憶が甦ってきました。
そうそう、中山道よりだいぶ低くて、階段を下りていき、綺麗な湧き水に疲れを癒されました。
こんな意外な所に、江戸時代の庭園が残っているんだ、と思って感動しました。
返信する
鉄ちゃん爺やさん コメントありがとうございます (hide-san)
2017-06-19 12:01:15
広島はいかがでしたか?今後を楽しみにしています。

>板橋区には隠れた名所が

旧中山道を歩く人は、大体立ち寄る所です。
清水坂、右富士の見える唯一の坂、地蔵堂、薬師の泉、
江戸三代曹洞宗寺院 総泉寺などです。
返信する
更家さん コメントありがとうございます (hide-san)
2017-06-19 12:06:59
中山道沿いにはいろんな物語がついていますね。
これから先の志村坂下は、
戸田橋を越えて埼玉県の北与野当たりまで、
徳川家の鷹狩りの場所であったようです。
今でも狩猟場として石碑が戸田市には残って居るようです。
返信する

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