12月21日再入院。
前回もそうであるが、
入院には、付き添い、面会は、
新型コロナの関係で病院側からお断りである。
27年前は、足の動脈からカテーテルを入れ、
心臓の周りにある冠状動脈まで進め、
狭くなっている部分に風船を入れ、
風船を膨らませることに依り、
狭くなっている血管を広げる作業をした。
治療が終わり、足の動脈からカテーテル(針金状のもの)を抜き、
血止めをするのに担当医師が15分ほど傷口を押さえた。
その後、傷口を押さえるために足を結わえ付け、
傷口が癒えるまで足を強く締めて、
6時間絶対安静にしていなければならなかった。
足は動かすことが出来ないようベッドに縛り付けて、
6時間同じ状態で居なければならなかった。
これはなかなか厳しい状態である。
もしも傷口が開いてしまうと、中から血液が飛び出して、
天井まで吹き上がるとの事、
そして命にかかわることになる、と言われていた。
この6時間の絶対安静は今も同じらしい。
点滴をしたままであるから、トイレに行きたくなる。
しかし起き上がることは出来ない。
そこで手術前から導尿(尿の道筋に管を入れて尿を導く)のゴムパイプを、
尿道に入れて置き、尿が自動的に流れ出るようにして置く。
この作業を医師がするのであるが、
研修医にこの作業をさせることになった。
この時の研修医が、たまたま女医さんであった。
研修医と言うからには、若くて綺麗な女医さんであった。
陰茎を持ちあげて、尿道にゴムパイプを差し込んでいく。
若くて綺麗な女医さんが持ちあげた時、
流石のボクも陰茎が大きくならないように、
我慢するのがやっとであった。
治療後の絶対安静。
ここは命と引き換えになることから、
6時間じっと耐えたが、
風船で膨らませた血管は、
何時までもそのままでいられれば良いが、
時には、また元に戻って狭くなってしまう。
つまり以前と同じ詰まった状態に戻ってしまう。
広げたままになって居るか、
元に戻って細くなってしまうかは、
3か月後に確認する必要がある。
元に戻ってしまうと、もう一度針金の先に風船を付けた
カテーテルを心臓まで入れて、
風船を膨らませる必要がある。
同じことを何回も繰り返さなくて済む様に、
風船の上に籠を乗せ、
患部まで届いたら風船を振らませ、
風船の上に置いてあった籠も一緒に膨らませて、
その籠を患部に置いてくる治療が開発された。
これなら広げた血管が再度狭くなることは無くなる。
さて、今回の入院では、その籠をいれる治療をする。
翌日の手術の準備に取りかかる。
カテーテルは、左手首から入れる。
手術の内容を担当医師が説明に来る。
患者の同意を得るための説明。
今までに200例の経験があり、
失敗は一度もないと安心させる。
それでも万一のことを考えて、
陰毛は剃って置く様にという。
途中で失敗の時は足からカテーテル入れて、
未然に防ぐとと言うことらしい。
その説明の後、陰毛を剃るためにシャワー室に行き、
陰毛を電気カミソリで剃り落とす。
そり落とした陰毛はシャワー室にそのままにして置いて良い、
と看護師さんの話。
翌朝、11時から手術。