そうなんだ。

外国語で知ったこと。

マニュアル   英語

2012-04-20 13:00:00 | 語学
その日は午後仕事があるので、 私用をさっさと済ませてしまおうと、 
早々に銀行へ向いました。
積立を解約して、 普通預金の通帳に戻し、 振り込みをするという用件。
朝一番乗りは、 初めてです。
シャッターが上がると、 カウンターの向こうで全ての行員さんの立っている
姿が見えます。  外で待つお客は私一人。 入口を入ると一斉に 
「おはようございます。」 と深々 “おじぎ” をされました。

そう。 社長が通る際に、 皆一列に並んで頭を下げるドラマシーンのようで、 
照れてしまいます。
心に浮かんだ場面を裏切らぬ様、 悠然とした態度で進み、 直接窓口のお嬢さんに
内容を伝えました。

「承知いたしました。 それでは、 あちらで番号札を御取り下さい。」
この会話と同時にホール係の男性が、 さっと機械から番号札を取って、 
渡してくれました。 まぁ私一人。 シーンとしていますから聞こえるでしょうね。
501番です。 ・・・ほどなく窓口の電光表示が501と点灯しました。
一拍置いて、 大袈裟な事に放送で呼び出しが掛かりました。

「501番で御待ちのお客様。 5番窓口にお越しください。」

私は小声で読んでも聞こえる位置にいるし、 他にお客はいないでしょ・・・。
この間、 私と目が合わないようにしてジーッと座っていた、 先ほどのお嬢さん。
あらためて 「いらっしゃいませ。」 とご挨拶。  にっこりと番号札を
受け取りました。 

そう。 勿体ぶりコントシーンのようです。 心に浮かんだ場面通り、 
「おいっ。」 と突っ込みは入れませんでしたが。

マニュアル通り。  “ブッ” と吹き出さずに出来るところが、 ある意味ご立派。

「manual」(マニュアル)・・・説明書 ・ 手引き
コメント
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