そうなんだ。

外国語で知ったこと。

八百長   英語

2015-01-19 13:00:00 | 語学
サッカー日本代表監督の八百長問題騒動。
白であればお気の毒だし、黒であれば大変です。

英語で八百長は、もちろん八百屋とは関係ありません。

八百長・・・「match-fixing」・「fixed-game」

「fix」(フィックス)・・・取り決める・八百長を仕組む

何種類か似たような表現の仕方がありますが
NHKニュースの副音声では、この単語「fix」が使われています。

日本人ならば “八百長” といえば、 
 『あらかじめ、示しあわせてある勝負事』
だと知っていますが、 英語圏の人が“八百長” という単語を
聞いて意味を想像するのは難しいでしょう。
中国・韓国など漢字圏の人でも分かりますまい。

明治時代の八百屋の店主『長兵衛(ちょうべえ)』 
通称『八百長(やおちょう)』の話を知る必要があります。
ご存知の方が多いでしょうけれど、確認の為に
『広辞苑』から引用して載せておきます。

 明治初年、通称八百長という八百屋が、相撲の年寄某との
 碁の手合わせで、常に一勝一敗になるようにあしらって
 いたことに起こる

長兵衛さんの振る舞いが、あたりまえの日本語として使われて
いるのが面白いです。

私も使い始めは、由来から入ったわけではありません。
意味だけ分かって使っている若い人は、英訳する時に
(エイトハンドレッドーロング)とは、言わないまでも
混乱してしまうかも知れませんね。


コメント (4)
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