悪質な反則シーンが繰り返しメディアで流されていました。
「危ない!」
眉をひそめてしまうこのタックルは、学生試合の範疇を超えて、社会的非難の的になっています。
そのような中、反則プレーをした二十歳の選手が記者会見を開きました。
悪者のイメージはなく、しっかりとした真面目な受け答えに感心してしまいました。
私の周りの二十歳の若者に比べると、とても落ち着いています。
ビットコインの二十代社長の謝罪会見よりも、頼りがいがありそうに見えました。
今回驚いたのは、
アメリカンフットボールという、アメリカンスポーツの代表球技のクラブが
私たちのイメージするアメリカンスタイルの「ハーイ」「オーケー」的な人間関係ではなく
一昔前の日本の軍隊風であったこと。
監督に対して物言えぬ雰囲気とは、ナンセンス極まりない。
青学駅伝部の監督と選手のように緩そうな関係に見えても、連勝できるはずなのに。
記者会見で 「アメフトはどういう存在か」と聞かれた選手が
「高校時代はとても楽しく熱中したアメリカンフットボールが、大学では何が原因かわからないけど
あまり楽しくなくなった部分もあります」
と答えたのを聞いて、とても残念に思いました。
徐々に明かされていく状況を考えると
監督やコーチのチーム運営方針や、勝利するためにはズルも辞さずという姿勢ではないかと、想像してしまいます。
今回の一連の報道に対する発言でも、何度か耳にしました。
「誠に遺憾であります」
英語で
「It's very regrettable.」(イッツ ヴェリィ リグレタブル)・・・誠に遺憾です。 とても残念です。
「Totally regrettable.」(トータリー リグレタブル)・・・とても残念です。
推測される背景は
怪我をした選手にとっても、怪我をさせるような行為をしてしまった選手にとっても
とても残念なことでした。