今年も奈良の明日香村の稲渕地区で開かれる案山子コンテストに行ってきた。(残念なことに、同時期に行われる彼岸花まつりは緊急事態宣言中のため中止)
橘寺の近くの駐車場から、ぶらぶらと歩きながら稲渕の方をめざす。途中、石舞台公園の前にある夢市茶屋でお弁当を購入する。
コースは、いつものように坂田寺跡やマラ石、飛鳥稲渕宮殿跡などを通り、棚田や彼岸花を眺めながら、明日香川沿いに稲渕へ向かう。地球温暖化の影響か酷暑ともいえるような夏も、9月に入ると急に涼しくなり始め、いつの間にか秋の風情になってくる。不思議なものである。
我ながら、不思議なのだが、別に植物に興味はないのだが、秋風が吹くころになると、明日香を訪れて、棚田や彼岸花を眺めたくなってくる。年齢を重ねると、こういう自然の景色が心地よくなってくるのだから面白いものである。
稲渕について、男綱が架かっている場所から、案山子コンテストが行われている棚田に入っていく。今年のテーマは、「マスクの似合う案山子」だそうだ。
今年もいろいろな所からの力作がそろっている。
ちなみに私の一番のお気に入りは、ぬりかべと一反木綿である。
水木しげるフリークとしては当然の選択であろう。
その他、今年の流行としては、鬼滅の刃ですなあ。
昔、娘が好きでした。ロールパンナちゃん。
個性的なサブキャラ好きは、親の遺伝ですな。(笑)
当然、アマビエもいた。
今年のジャンボ案山子は、ご存じメジャーリーグのこの方!
エンゼルスの大谷翔平。
今年の活躍は、漫画の世界。MAJORの茂野吾郎も真っ青。もう野球少年ですよね、やってることが。変な打算とかが感じられないところが本当に素晴らしいし、格好いい。
これは某日本映画の名場面のパロディーになるのかな。
幸せの黄色いハンカチならぬ幸せの黄色いマスク。倍賞千恵子と高倉健の再会のシーンは感動ものだった。
一通り見て回った後、朝風峠の高台でお弁当。風が気持ちいい。
なんとなく思うのだが、少しづつではあるが棚田自体がちょっと荒れてきているような気がする。彼岸花も少なくなっているかも。
ここにも過疎化の波が訪れているのだろうか...。
黄色い彼岸花って珍しくない?
ちなみに白もあった。
最後にネットで確認すると、今年の入選作が発表されていた。
「稲渕の棚田で採れた棚田米」でした。
今年も、本当に力作ぞろいで、楽しませてもらいました。来年もまた見に来ますよ。
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