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アメフト観戦記や読書日記を綴っていましたが、最近は古墳(コフ)ニストとして覚醒中!横穴式石室をもつ古墳にハマっています。

水木しげるロードの妖怪たち⑭ ~身近なところにひそむ妖怪たちⅥ~

2022-12-23 06:38:43 | その他

 水木しげるロードの妖怪たちも13章まで来たと言っても、水木しげる記念館までの道のりとしては、やっと半分を越えたぐらいであろう。まだまだ遠い。約800mの道のりがこれほどとは(笑)一つ一つ写真に収めるのも大変だ。

 さて、今回の初めに登場するのは、つちころびである。

 ちょっと造形がわかりにくいが、網を持つ子どもを後ろから抱えているようにしている毛むくじゃらな物体は、土ころびであるようだ。

 土ころびは、峠を一人で歩いていると後ろから何者かが追いかけてくるような気がする。怖くなって走り出すと人よりも早く転び出て、下で待っているので驚いた旅人が驚いて、その道を避けて通ると、最後には道に迷ってしまうのだと言う。そして、追いかけてくる妖怪の姿は、藁打ち槌が転がってくるようであったと伝わっている。

 実際は、追いかけてくるだけで何も悪いことはしないそうで、旅人の安全を守る峠の神様だとも言われている。

 

 ブロンズ像では、この藁打ち槌に毛の生えた柄の所が手のようになっている姿で造形されているが、実は、この姿は水木しげる先生の全くの創作なのだそうだ。

 次は、ねこ娘である。鬼太郎の仲間であり、ガールフレンド的な位置にいる登場人物である。しかし、第1作目ではまだその地位を確立していない。第2作目から、鬼太郎の仲間として登場するようになったはずである。

 

 このブロンズ像のねこ娘は、テレビに出てくるねこ娘のように可愛らしくない。好きなネズミや魚を見ると、目が吊り上がり、歯をむき出しにして本性を表すという姿を現しているのだろう。

 ちゃんと口に魚を咥えている。ちなみにねこ娘は、鬼太郎やねずみ男と同様に水木しげる先生のオリジナルキャラクターである。そのため、ねこ娘も鬼太郎やねずみ男同様に人間と妖怪の間に生まれた半妖怪なんだそうだ。

 

 そしてねずみ男にとっては、ねこ娘は天敵で、ねずみ男が悪いことをするとねこ娘が懲らしめている場面がよくある。(実際、ねこはねずみにとっては天敵だわな。)鋭い爪で顔とかを引っ搔いてるよね。ただ、いつも仲が悪い訳ではなく、場合によっては共闘しているようである。

 次が海坊主。これも有名な妖怪ではあるが、あまりその姿は定かではないが、一般的に巨大で黒いと言われている。

 

 このブロンズ像も、海から盛り上がってきてその姿を現している。海坊主の話は全国にあり、海で海坊主の姿を見るとよくないことが起こる前兆だとも言われている。

 「のんのんばあとオレ」に出てくる妖怪ぬるぬる坊主も小さい海坊主の一種であるらしい。

 

 このブロンズ像は、可愛すぎるなあ。(笑)どっちかと言えばぬるぬる坊主系ではあるな。

 最後は、石見の牛鬼である。島根県の石見地方に現れた妖怪で、顔は人、体は土蜘蛛の姿をしている。よく見ると頭に鬼のような角が生えている。海辺に現れて、浜辺にいる人を襲うと言われる。

 

 執念深い性質で、狙った獲物は逃さないらしい。

 

 牛鬼という妖怪は、石見以外にも中国、四国地方にも現れているようである。その場合の姿は、頭が鬼で体が牛あるいはその逆であることが多いようである。

 今回は、ここまで。

 


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