休日はデジカメ持ってぶらぶらと📷

アメフト観戦記や読書日記を綴っていましたが、最近は古墳(コフ)ニストとして覚醒中!横穴式石室をもつ古墳にハマっています。

葛城の国の古墳めぐり(御所篇)⑥ ~條庚申塚古墳~

2023-09-18 22:19:26 | 古墳紀行

 みやす塚古墳を横目に見ながら、東へ、京奈和自動車道の下をくぐって、しばらく行くと「巨勢古墳群 條池支群」と書かれた解説板があった。(この手の解説板には珍しく、文章が多い。)

  

 巨勢古墳群の中の條池支群という事で、この看板の奥には、條庚申塚古墳、條池北古墳、條池南古墳の三基の古墳がある。このうち、條池北古墳、南古墳については発掘調査が行われており、北古墳、南古墳ともに横穴式石室があり、南古墳については、刳抜式の家形石棺も見つかっている。築造は、南古墳が6世紀の中頃、北古墳が6世紀の後半と考えられているそうだ。

 ただ、唯一、石室が残っている條庚申塚古墳については、記述がないというのも不思議だ。調査等全く行われていないからかな。

 

 條庚申塚古墳へは、田んぼの中の一本道という感じで道が残っている。この道に沿って歩いていくと自然と古墳の名前の由来となった庚申さんの小さい祠にはたどり着くことができる。

 

 石灯籠があり、その後ろが墳丘。

 

 ここから、下に降りる道があり、降りてみるとびっくり!いきなり目の前に横穴式石室が開口していた。

 中に入ってみようと天井を見上げて再びびっくり!!

 何と天井石の真ん中に大きな、今にも崩れてきそうなひび割れがあった。

 

 石室の羨道部分はすでになく、奥壁の一部が残っているにすぎない。奈良県の遺跡地図によると、径16mの円墳で、玄室長3.2m 幅2.5m、となっている。高さは、かがんで入れる感じではあったが、かなり土砂が流入しており、石室の床面はもう少し下のようである。

 

 いつ天井石が崩れて来やしないかドキドキしながら、石室内から外へ向けて写真を撮った・ここで崩れてきたら、運が悪いとしか言いようがないか。

 ちなみに條庚申塚古墳の築造は、條池北古墳、南古墳よりは新しいと考えられている。つまり南から北に順番に築造されたという事になるのかな。

 この後條池北古墳や南古墳へと思ったのだが、藪で完全に道が切れており、藪を払って突き進む根性もないので、今回は、断念。

 

 この奥に、きっと條池北古墳、南古墳があるのだろうな。

 いつの日にか確認できることを願っております。


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