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続いて訪れたのがコナベ古墳。この古墳も墳丘の長さが200mを超える巨大古墳である。お隣のウワナベ古墳よりは古い古墳のようだ。
航空写真等で見ると、墳丘の形がずんぐりむっくりとしていてあまり良くない気がする。
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コナベ古墳と自衛隊の奈良基地の間の細い道を歩きながら、墳丘を観察。前方部と後円部、その間にある造出しが確認できる。
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この日はそうでもなかったのだが、コナベ古墳の周濠の水の色がいつも白色に濁っているのは、なんでだろうと思う。
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後円部の所で、釣り人が一人いた。思わずお互いに挨拶を交わす。こんなに朝早い時間に人が来るとは思っていなかった感じだったな。(笑)
後円部の北東、自衛隊の敷地内に六地蔵がある。
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その奥には古墳の様な高まりが二つほど確認できた。遺跡地図にある大和16号墳、17号墳なのだろうか。自衛隊の敷地内にも、いくつか小古墳があるようである。
コナベ古墳のすぐ北にヒシアゲ古墳(仁徳天皇皇后磐之媛命陵)である。
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この古墳も墳丘長が200mを超える巨大古墳であり、前方部の南に二重の濠を構えている。
この古墳の参道が、古墳の二重目に堀に沿って拝所まで続いており、歩いていて気持ちのいい道である。
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拝所まで来ると、拝所のすぐ南に水上池がある。この池は四季を通じて野鳥が飛来するところで、野鳥を観察するために何人かの人がすでに来ていた。
そして。古墳の濠では、睡蓮の花が咲いていた。せっかくの機会なので望遠レンズを使って何枚か写真を撮ってみた。
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そういえば、宇陀に行ったときに「睡蓮」って銘柄の日本酒を買ったなあ。あっという間に空けたけど・・・。(笑)
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睡蓮の花って、確か午前中にしか咲かないんだっけ。まあ。早起きは三文の得とというところかな。朝墳活サマサマだな。
ヒシアゲ古墳は、仁徳天皇の皇后磐之媛命の陵ということで宮内庁が管理している。築造されたのは、5世紀の中頃から後半と言われているので、仁徳天皇と呼ばれる天皇がいた時期とは重なるようだ。
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古事記や日本書紀の伝承によれば、仁徳天皇がなかなかの女性好きであったようで、磐之媛命が留守の間に、天皇の異母妹である八田皇女を後宮に率いれたことに怒って、そのまま奈良の地に引きこもったと言われている。その中では、非常に嫉妬深い女性という書かれ方をしている。ちなみにうちの奥様は、悪いのは天皇であって、それを嫉妬深いとか言われるのは不当な扱いとおっしゃっておられます。(笑)
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ちなみにウワナベ古墳は、その八田皇女の陵という伝承があって陵墓参考地になっている。
この古墳は、墳丘が巨大なうえに二重濠という事もあり、墳丘自体を観察することがなかなか難しい。
ちょっと西側に回り込んでみたけどあんまりかなあ。
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この後は、ヒシアゲ古墳を周りを探索してみよう。
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