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アメフト観戦記や読書日記を綴っていましたが、最近は古墳(コフ)ニストとして覚醒中!横穴式石室をもつ古墳にハマっています。

算数のできる子を育てる

2007-06-20 14:11:28 | 読書日記
 算数のできる子を育てる
  木幡 寛著  講談社現代新書
 
 久しぶりの読書日記です。かれこれ3ヶ月以上は書いていないのではないでしょうか。全く本を読んでいないわけではないのですが、ブログを書く時間が取れなかったという感じです。人事異動があってからここ数ヶ月、あまりの環境の変わりようについていくのがやっとの状態で、ゆっくり駄文を書いている余裕がなかったといえば、かっこいいか・・・。
 さて本書である、その昔子どもが本屋でこの本を見つけて、この本を読んで算数がわかるように教えてくれと言われたので購入したのであるが、それから数年本棚で眠っていた。最近、小学校で算数の授業が難しくなりだし、ちょっとやばいのかと思い、急遽本棚から取り出し、読み出した次第である。
 この本、子どもの学習は、「読み、書き、そろばん」が基本であり、算数の仕組みを理解させてあげればいいのであって、暗記をさせるのはナンセンスと言うことなのかな。僕自身はある程度問題の解き方がわからないと理由付けしてもわからないのではないかなあと思っているので、理屈を丁寧にわかりやすい例で示せばいいと言う考えにはちょっと疑問符なんだなあ。特に小学校の時代は、理屈よりもまず解き方を覚えさせてから理屈付けのほうがいいと思うんだけど、たぶん私どもの子どもの時は、そんな教え方だったような気がする。この時代にそこそこ問題を解いてきたからこそ、脳にスタミナが付いてきたような気がする。
 また本書に中でも理屈がわかってれば後は電卓等があるから大丈夫というような記述もあるけど、ほんまにそうなのかなあ。私自身は算数の教科書で電卓を使う問題があるのがどうも納得がいかないたちで子どもにもできるだけ電卓を使わないで解くように言っている。複雑な問題を自分の力で解くから達成感もあるし、脳に体力が付いてくるんじゃないでしょうか。パソコンにしろ電卓にしろそういうのにまかせっきりにすると自分の能力の一部が衰えていくように思われるのですがいかがでしょうか。
 国語・算数についてだけ言えば、詰め込み教育も可かなと今になって思います。
 ただ本書で、算数は掛け算ができれば、最終微分積分まで理解できるというのはちょっと感動。掛け算を「一つあたりの量×いくつか=全体の量」というのが本質であって、特にシェーマ図に当てはめて考えるとよい。という下りはなるほどとちょっと感動ものでした。子どもにこうやってといたらええねんと説明したら、「授業でやってるで、ほら。」何をいまさら言うてんねん見たいな顔でしらーとプリントを見せられました。早くも学校現場でも取り入れられているようです。まあ私が小学校にいたのは今を去ること4半世紀も前のこと、いろいろと変わっているのが実感できました。
 算数の問題を解くことは、自分の持っている算数の知識を総動員することになるのであって、いわば斉藤孝氏のいう段取り力を身に付けることにことになる。それはとりもなおさず「生きる力」を身に付けることになるのではないか。
 私自身は、中学校までは算数、数学が得意科目であったので、結構好きだったような気がする。高校の微分積分で躓き、以降苦手な科目となってしまいましたが、時々小学校、中学校ぐらいの問題は気分転換がてらといたりしてますけどね。苦手苦手で捨ててしまうにはもったいない科目なので、頑張るように言い続けないといけないなあ。 
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