引退、金本知憲！長い間お疲れ様でした。

　阪神タイガースの我らが兄貴、金本選手が昨日、今シーズン限りの引退を発表した。ここ数年、右肩の故障により、満足なプレーが出来なくなっていた。
　私たちのような阪神ファンにとっては、金本選手が、阪神に入団してくれて、ダメ虎といわれていたチームが勝利をめざせるチームに変貌した。１０年以上も低迷していたチームが戦闘するチームに変わることができたということに感謝したい。
　あの時、金本選手が来てくれなかったら、確かに野村ID野球の導入で多少は変わろうとしていたけど、阪神は変われなかったろう。そう思うと阪神において、果たした役割は、残してきた数字以上に大きいような気がする。
　ただ近年の阪神は、金本選手が、入団してきた時の状況とは大きく変わっているような気がする。というか、入団する前の状況に似てきている。
　マンネリ化する采配、若手の育成べた。ドラフトの戦略が見えないなど、暗黒時代と似た状況にある。
　状況を打開すべくＧＭを導入するも、あの暗黒時代を担った中村監督がＧＭという期待薄な人事。確実に金本以前に戻りつつあるような雰囲気がプンプンしてくる。
　後ろ姿が様になるプレーヤーではあるが、その後ろ姿を見て育っている選手が見えてこない。そこがつらいなあ。　
　しかし、ここ数年、金本選手への期待と年棒、そして実際の成績とのギャップから、パッシングもあったけど、やはり引退という２文字を口にすると寂しさが募る。
　ただ、阪神といえば、主力選手の引退などになると必ずゴタゴタが起こってボロボロになるのが常であるだけに、みんなに惜しまれるような形での引退となったことはある意味良かった。
　あとは、金本選手の想いを、残った選手がどう受け止めるかなんだが、どうでしょうか。

　★金本知憲選手の通算成績【H24.9.18現在】
　2565試合　2533安打　475HR　通算打率285

　大学を経て、プロに入った選手としては、№１の成績なんじゃないでしょうか。

　本当に、お疲れ様でした。いつか、またタイガースを助けてあげてください。
　よろしくお願いします。