ヒカラビ一家の花日記

山の上に住む花農家から 魚沼発のあれこれを

とりあししょうま(鳥足升麻)

2010年06月22日 | 発信


久しぶりにイメージどおりの写真が撮れた。
目指しているのは芸術写真ではなくて、植物の在り様、立ち姿、花が何を訴えようとしているのか、そのままを写してみたいのだ。

山野草の多くは存在感が薄い。
トリアシショウマのような山菜は、まず採られずに生き残り、花咲くときだけ虫を求めてすっと藪から顔を出す。
日陰育ちなので軟弱なのは当たり前。首を下げながらもめいっぱいに雄しべを広げる。
「 実は、ずっとここにいました 」 この花の在り様はこれなのだ。
花の照りを押さえるため、露出は-1/3 被写界深度をめいっぱい深く
朝なので手ブレと戦い、被写体が持つ以上の存在感を映し出せれば満足だ。


過去の写真を少し。
トラックでライトアップして写したホタルブクロ。
暗いところでわずかな光を集めて妖しげに虫を誘う。
蛍ではなかったが変な虫が停まり、くもの巣が張っている。
この花が目的としたところはこれなのだ。


春先、まだ下草に光が当たるころはスターがそろっている。
カタクリやコシノコバイモは、立っているだけで存在感があり、誰が写しても絵になる。


藪に葉が茂り、暗くなってから咲く花。ウワミズザクラ(アンニンゴ)
ストロボをたいて写せば、めいっぱい雄しべを広げて存在を強調する姿が見える。


夏の夕暮れ時、「 実は私が主役よ 」 と顔を出す山百合。
これもストロボをたいて周りを少し暗くして写したものだ。


ひまわりを2枚。
どちらもあえて逆光のなかをストロボ撮影。
ひまわりはうぬぼれ屋なので、あえて意地悪に逆光で見る、でもストロボでしっかり顔を照らしてやるととても良い表情をする。


花は饒舌だ。

さて皆さん。名前のわからない花があります。 花というよりは草ですが、、、
姫踊子草が終わった後、それよりも少し小さな草がめいっぱい咲いてます。

しそ科であることは間違いないが、、、いぬとうばな ( 犬塔花 )が一番近いようだが大きさが違う。
わからないとかえって気になる。なんだろう。

今日は総休みでした。ずっと日曜も誰かが出勤してきてたので、たまには休まないとね。


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コメント (4)
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