王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

タイヤ外れ観光バス直撃

2008-04-12 07:46:05 | 社会
タイヤ外れ観光バス直撃 東名で運転手死亡7人けが(朝日新聞) - goo ニュース

何とも信じられないような間の悪い、お気の毒な事故が起きてしまいました。
昨日11日昼過ぎラジオのニュースを聞き流していた爺は外れたタイヤは後続車にぶつかったとばかり思っていました。

ところが夜の報道ステーションを見て改めて「マジかよ!」「そんな事ってありえねー」なんて思いました。

報道によれば昨日昼前東名の吉田IC付近の下り車線を走っていた大型トラックの左後輪が一輪脱落し上り車線を走ってきた観光バスの運転席に飛び込みバスの運転手はほぼ即死。ガラスの破片で数名が怪我との事でした。
観光バスはそれでも60メートルほど走り追い越し車線で止まったそうです。
転覆だの追突だので2次災害が起きなかったのは不幸中の幸いでした。

CG画像で事故を説明していましたがトラックの左後輪は「外れた後、転がりながら道路を右側に横切りガードレールに衝突、その勢いで空中に舞い上がり更に右に寄り反対車線を走ってきた観光バスの運転席を直撃した」としています。
乗客の一人は「タイヤが中を飛んできた」と語っていました。

タイヤは直径1メートル、重量は100キロと言っていましたからこんなものが空中を飛びバスのスピードと合わさったのですから物凄い衝撃力だったでしょうね。
今朝になると押収されたトラックの車軸の映像が流されました。車輪を取り付けるボルトが8本有るようですが2本の折れた後には錆びが生えており他の6ヶ所は銀色に輝いて見えました。
2本は既に折れていて残り6本で加重を支えていたのでしょう。製造上の欠陥か?過載による金属疲労か?本格的事故の解明はこれからですが、しっかり原因を究明して欲しいものです。

死亡したバスの運転手はこの日が57歳のお誕生日だったそうです。
温厚で安全運転に徹する模範的な方と職場の皆が語っていました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。           合掌
追記:駆けつけたレスキュー隊の話として「関谷運転手はハンドルを握りサイドブレーキを引きブレーキペダルに足を掛けた姿勢」で亡くなられていたそうです。
運転手道の心得十分でした。

朝日新聞:
11日午前11時5分ごろ、静岡県吉田町の東名高速吉田インターチェンジ付近で、下り線を走行中の11トントラックの左後輪のタイヤ1本が外れ、中央分離帯を越えて反対車線に飛び込んだ。タイヤは上り線を走行していた観光バスのフロントガラスに衝突。県警高速隊によると、観光バスを運転していた岐阜県大垣市浅草2丁目、関谷定男さん(56)が死亡し、乗客7人が軽傷を負った。同高速隊はトラックを運転していた浜松市中区鴨江1丁目、植木丈喜さん(37)らから事情を聴く。

 調べによると、事故に遭ったバスは、名阪近鉄バス(本社・名古屋市)の大垣営業所に所属する観光バスで、団体客39人のほか、運転手と乗務員がそれぞれ1人ずつ乗っていた。乗客の男性1人、女性6人の計7人が顔を切るなどして病院で手当てを受けているという。(引用終わり)

写真:共同通信へりより
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