王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

鳩山党首 国立追悼施設に言及

2009-08-13 06:35:19 | 靖国関連
「国立追悼施設は陛下も行かれるものに」鳩山代表(読売新聞) - goo ニュース

12日の党首討論で出た話なのか?と思いましたがそうでは無いようです。
あちこち探すと産経が詳しく報道していますけど「党首討論」の終わった夕刻民主党本部のぶら下がり会見での発言の様です。

「党首会談」に関する感想や記者からの追加質問に答える幅広い話の中の一つとして11日に:
「政権交代後総理になったら靖国神社に参拝しない」「閣僚も自粛をする様」
と発言していた事に対する応答の様だ。

記者:靖国神社を参拝しない理由は? 国立追悼施設の新設に前向きな考えに代わりはないか?
鳩山:「靖国神社にはA級戦犯が合祀されている。その様な中で仮に総理とか閣僚の参拝は望ましくない」
一定の宗教によらない国立追悼施設(の新設)に対し取り組んで行きたい。天皇陛下が心安らかに行かれる施設が好ましい。

衆院総選挙前にそして15日の「終戦記念日記念日」を前に大胆にして重要な発言である。
日本国首脳が「靖国神社に参拝するか」「国立追悼施設を作るか」は彼等の「明治以降の歴史観」「大東亜輪戦争に対する総括」「極東裁判に対する評価」「靖国神社の位置付け」等幅広く日本人の精神の根っこに触れる問題を含んでいます
それについてはこのブログ「カテゴリー 靖国神社」で折々に触れています。
「靖国神社自主解散」という麻生案も有りました。

鳩山氏の思いを実現するには平沼赳夫氏に代表される「万世一系の皇国史観」稲田朋美氏の「極東裁判を認めぬ」等の自民党右派の思いと靖国神社が「信教の自由を盾に行政府と対立」している事実にメスを入れないと8割方の日本人が納得する「国立追悼施設」の建設は難しいと思います。

「信教の自由」に対抗するには「この問題に関し憲法を変えるか解釈を変更するか」或いは「衆参両議院圧倒的多数で靖国派をねじ伏せるか」「靖国神社と妥協案を成立させるか」
この辺りの極右と極左の意見を拝し「国民的合意の取り付け」を可能にする提言が出来る方が日本の新しいリーダーなのです

鳩山党首は「靖国参拝をしない」のは結構ですが「天皇陛下の御親拝」の実現に取り組んで欲しいものです。


読売新聞:
民主党の鳩山代表は12日、無宗教の国立追悼施設の建設構想について、「どなたもわだかまりなく、戦没者の追悼ができる施設の取り組みを進める。天皇陛下も靖国神社には参拝されていない。陛下が心安らかに行かれるような施設が好ましいと思う」と述べ、首相に就任した場合は追悼施設建設を進める考えを強調した。

 党本部で記者団に答えた。

 鳩山氏が靖国神社に参拝しない理由については、「A級戦犯が 合祀 ( ごうし ) されている。総理大臣や閣僚の参拝は好ましくない」と語った。
(引用終り)
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