保安院「作業のやり方十分ではなかった」 作業員被曝(朝日新聞) - goo ニュース
昨日24日昼頃福島第1原発で復旧作業中の作業員3名が被爆し、うち2人が病院に運ばれたそうです。
夕刻TVで熱傷の「他の場所での症例を映像で流しましたが酷い火傷ですね」
何とか適切な治療で回復する事をお祈りします。
さて福島原発の作業現場はどこであれ死と背中合わせの復旧作業だろうと思います。
昨日TVで見た原子力安全保安員の例の小父さんが「事故報告のメモを読み上げ終わり」
その後ポツリと「やらねばなりませんから」と個人の感想と思われる言葉を漏らしました。浜爺はこのセリフはまさに原子力安全保安院が上から(政府と経産省)から掛けられている圧力であり同時に彼(彼ら)が東電に加えているプレッシャーに間違いありません。
「やらねばならない」とは何が何でも(どんなに現場で犠牲がでても)「低温停止」なる状態に福島原発をさせるという事でしょう。
24日は前日からの黒煙立ち上りと朝の1号炉温度上昇で作業(予定)の遅れが大きくこの日は何としてでも作業の進捗を計りたいのが現場幹部の心だったでしょう。
この爺も若い頃産業戦士だった経験から言えば福島原発は:
お上(経産省)東電東電出入りの一次下請け(日立や東芝等)現地工場が雇用する二次三次下請け という構造なんですよ。
実際にはもっと複雑だと思います。
そしてそのしわ寄せが作業員被爆事故になったわけです。
聞けば作業に先立って放射線の量の想定もされず、作業現場に15センチもある水溜りに短靴で入った様です。
素人の爺が事故を聞いて「何で長靴を履かないのか?」と「何で3人中2人が熱傷?」と思ったものです。
今朝のウェブニュースを読むと熱傷を負わなかった一人は「長靴を履いていた」事を知った。長靴がベーター線を防ぐのかどうか?爺は分からない。でも彼は重篤な状態に陥るのは避けられたのだろう。
どうして彼が長靴を履いていたのか? 運と不運なのだろうか?
東電は「作業手順は十分でなかった」と手抜きを認めたが実態は「孫請け作業員の二人や三人」という人命無視の地獄の現場でなかったか後日検証する必要がある。
諺にあるとおり「急がば回れ」だよ。
孫請けの作業員の安全を守ってこそ作業の効率が上がると現場幹部の頭を冷やす必要がある。もう一度「安全管理」を徹底して速やかに「低温停止」状態に復旧してください。
朝日新聞:
東京電力福島第一原子力発電所で24日、復旧作業中の作業員3人が被曝(ひばく)し、うち2人が病院に運ばれた。東電は、くるぶしまで水に漬かったために足の皮膚に放射線を浴び、やけどを負った可能性も否定できないとしている。
2人は救急車で福島県立医大病院(福島市)に搬送された。自衛隊のテントや病院内で体の外側の放射性物質を取り除く「除染」を受け、専門医らの診察を受けた。
吐き気など、全身に大量被曝した際に起きる急性放射線障害の症状はないが、水に漬かった部分には、局所的に高線量の放射線を浴びる「局所被曝」が起きた可能性がある。これは放射性物質に直接触れた場合などに起こる。
東電は、水に浮いた汚染物質が足の皮膚に付着し、被曝による「ベータ線熱傷」が起きた可能性もあるとみる。ベータ線は放射線の一種。
島崎修次・日本スキンバンクネットワーク理事長(救急医学)は「表皮よりも深い部分まで傷つく熱傷で、場合によっては皮膚移植などの治療が必要になる可能性もある」と指摘する。
東電によると、23日には同じ場所の放射線量は毎時数ミリシーベルトで、床の水も少なかったため、24日は線量を測らずに作業を始めた。被曝線量が毎時20ミリシーベルトを超えると警報音が鳴るアラームを着けていた。警報音が鳴ったかどうかは不明。一緒に作業していたもう1人は長靴をはいていて汚染がなかったが、2人はくるぶしくらいまでの短靴だった。
経済産業省原子力安全・保安院の西山英彦審議官は24日の会見で、作業員が高線量の被曝をしたことを踏まえ、「作業のやり方は十分ではなかった」と述べ、特に施設内の水に注意が必要だと指摘した。
東電によると、福島第一原発の事故で被曝線量が100ミリシーベルトを超えた作業員は累計17人になった。(引用終わり)
昨日24日昼頃福島第1原発で復旧作業中の作業員3名が被爆し、うち2人が病院に運ばれたそうです。
夕刻TVで熱傷の「他の場所での症例を映像で流しましたが酷い火傷ですね」
何とか適切な治療で回復する事をお祈りします。
さて福島原発の作業現場はどこであれ死と背中合わせの復旧作業だろうと思います。
昨日TVで見た原子力安全保安員の例の小父さんが「事故報告のメモを読み上げ終わり」
その後ポツリと「やらねばなりませんから」と個人の感想と思われる言葉を漏らしました。浜爺はこのセリフはまさに原子力安全保安院が上から(政府と経産省)から掛けられている圧力であり同時に彼(彼ら)が東電に加えているプレッシャーに間違いありません。
「やらねばならない」とは何が何でも(どんなに現場で犠牲がでても)「低温停止」なる状態に福島原発をさせるという事でしょう。
24日は前日からの黒煙立ち上りと朝の1号炉温度上昇で作業(予定)の遅れが大きくこの日は何としてでも作業の進捗を計りたいのが現場幹部の心だったでしょう。
この爺も若い頃産業戦士だった経験から言えば福島原発は:
お上(経産省)東電東電出入りの一次下請け(日立や東芝等)現地工場が雇用する二次三次下請け という構造なんですよ。
実際にはもっと複雑だと思います。
そしてそのしわ寄せが作業員被爆事故になったわけです。
聞けば作業に先立って放射線の量の想定もされず、作業現場に15センチもある水溜りに短靴で入った様です。
素人の爺が事故を聞いて「何で長靴を履かないのか?」と「何で3人中2人が熱傷?」と思ったものです。
今朝のウェブニュースを読むと熱傷を負わなかった一人は「長靴を履いていた」事を知った。長靴がベーター線を防ぐのかどうか?爺は分からない。でも彼は重篤な状態に陥るのは避けられたのだろう。
どうして彼が長靴を履いていたのか? 運と不運なのだろうか?
東電は「作業手順は十分でなかった」と手抜きを認めたが実態は「孫請け作業員の二人や三人」という人命無視の地獄の現場でなかったか後日検証する必要がある。
諺にあるとおり「急がば回れ」だよ。
孫請けの作業員の安全を守ってこそ作業の効率が上がると現場幹部の頭を冷やす必要がある。もう一度「安全管理」を徹底して速やかに「低温停止」状態に復旧してください。
朝日新聞:
東京電力福島第一原子力発電所で24日、復旧作業中の作業員3人が被曝(ひばく)し、うち2人が病院に運ばれた。東電は、くるぶしまで水に漬かったために足の皮膚に放射線を浴び、やけどを負った可能性も否定できないとしている。
2人は救急車で福島県立医大病院(福島市)に搬送された。自衛隊のテントや病院内で体の外側の放射性物質を取り除く「除染」を受け、専門医らの診察を受けた。
吐き気など、全身に大量被曝した際に起きる急性放射線障害の症状はないが、水に漬かった部分には、局所的に高線量の放射線を浴びる「局所被曝」が起きた可能性がある。これは放射性物質に直接触れた場合などに起こる。
東電は、水に浮いた汚染物質が足の皮膚に付着し、被曝による「ベータ線熱傷」が起きた可能性もあるとみる。ベータ線は放射線の一種。
島崎修次・日本スキンバンクネットワーク理事長(救急医学)は「表皮よりも深い部分まで傷つく熱傷で、場合によっては皮膚移植などの治療が必要になる可能性もある」と指摘する。
東電によると、23日には同じ場所の放射線量は毎時数ミリシーベルトで、床の水も少なかったため、24日は線量を測らずに作業を始めた。被曝線量が毎時20ミリシーベルトを超えると警報音が鳴るアラームを着けていた。警報音が鳴ったかどうかは不明。一緒に作業していたもう1人は長靴をはいていて汚染がなかったが、2人はくるぶしくらいまでの短靴だった。
経済産業省原子力安全・保安院の西山英彦審議官は24日の会見で、作業員が高線量の被曝をしたことを踏まえ、「作業のやり方は十分ではなかった」と述べ、特に施設内の水に注意が必要だと指摘した。
東電によると、福島第一原発の事故で被曝線量が100ミリシーベルトを超えた作業員は累計17人になった。(引用終わり)