王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

福島県飯館村 水道水から放射能

2011-03-21 07:24:53 | 福島原発事故
水道水放射能、基準の3倍超=福島県飯舘村で検出―厚労省(時事通信) - goo ニュース

すでに茨城産の原乳とホウレンソウに放射性物質が検出された事が報じられています。
まあ大量にかつ長期に亘って食べなければ人体に被害は無いそうです。

そのどたばたの中で今朝21日未明福島県飯館村の水道水から放射性ヨウ素が検出されたそうです。基準値の3倍だそうで村は「飲まないよう呼びかけている」そうです。
又千葉県旭市の春菊からも放射能物質が検出されたとあります。
勿論直ちに健康に影響ないそうですが気色が悪いですよね。

大震災に加えて福島原発の事故の際なので政府の悪口を書いたり危険を煽るような事をするのを控えていました。
でもここまでくると福島第一原発の事故は「小型核爆弾」の三-四連発だったのでしょうね。
水素が爆発したなら素人考えでは「小型水爆」の連続爆発ですよね。
浜爺のこのブログにTB下さるカナダのonoma氏によれば水爆だと指摘されています。
只浜爺は海外に逃げられませんし逃げる気もありませんからじっと恐怖に耐えるしかありません。そこで素人なりに考えれば極めて小規模の爆発(鉄筋コンクリの建屋の壁や天井が吹っ飛んだ程度)ですがそこから出た核物質が福島周辺の隣接県に飛んでいるのですね。
水爆・放射能汚染と聞くと浜爺は小学生?の頃知った「第5福竜丸の水爆被爆」を思い出します。米国のビキニ環礁での水爆実験は当初の規模の3倍ほど15メガトンの威力だったそうでマグロ漁業に出ていた第5福竜丸が放射物質の雨にやられました。
この船が焼津にたどり着いて放射能汚染被害が分かりガイガーカウンターとか汚染マグロ廃棄だとか何とぼけ掛けた頭に今でもストロンチューム90とか浮かんできます。
何故か無線長の久保山愛吉さんという名前と被爆後一週間で頭に手を触れると髪の毛がごそっと抜けたと言う話も思い出します。久保山さんは半年後に亡くなりました。
福島原発の事故はこれほど酷くありませんが原子炉が安定しないと20キロ圏がこの様な状態になるので「退避はやむを得ない措置」だと思います。
日本政府としてはよく決断したと思います。
今後のことを考えれば「女子ども」という表現がありますが「妊婦・幼児と母親そして若い娘さん」たちを優先的に危険地域外に出す事を考えておく事が大事でしょうね。
まあ幸い逃れたようで何よりでした。

小型核爆弾の爆発ですから丁寧に調べればまだ汚染食品は増えるかもしれません。
話が飛びますが今朝21日7時頃から雨がしっかり降ってきました。
雨に余りぬれるなとの注意があるので傘を差しても30秒余り指定ごみ収集所まで行くのに勇気が要りました。
でも放射性物質もこの雨でしっかり流されればそれはそれで雨の効果ですよ。花粉症でも雨が降ると楽になります。

さてTVが点く限り見ていますが「映像の時代ですね」
思っていても書けなかったのですが「原子力保安院の広報官?のおじさん」ですかあの人かつらですよね?! 浜爺は恐ろしくて指摘できませんでしたが久米宏さんが言い切った様ですからそっと書き加えます。
本人が伝える内容の真実とは全く関係ない事ですが「映像の与える印象」は無視できません。このおじさんの話大丈夫かよ? とつい思ってしまいます。 御免なさい。
又茨城県知事さんと思いますがホウレンソウから放射能が検出された会見で「笑っているように見える(顔)」なんですよね。平素なら穏やかな顔でしょうがふざけている様に見えてしまうのです。

さてさて菅首相ですが今こそ「記者会見で茨城県産の牛乳を飲みホウレンソウのおひたしを食べて見せて」こそ映像の力を見せる事になります。
まじめな話に戻りますが日本は広島・長崎で20万人を超える死者を出しその数倍の被害者をだしました。
米国の戦略爆撃調査団は「100年人間が住めない」と評価しましたが戦後のドサクサの中でも立派に復興しました。その過程で日本の放射能障害の研究は世界級の方が居ます。その方々の意見を広く聞きもう少し落ち着きましょう。

最後になりますがこの度の大震災はもう戦後の高度経済成長神話の総決算になる事態です。
民主党の4K予算の組み替えは当然ですが阪神神戸地震の3倍程度復興予算ではとても解決できない問題です。
累積1000兆円の国債残高。保有米国債1兆ドルの有効利用にまで言及する政治家が出てくるかどうか? ここが震災後日本の復興の鍵でしょう。
大震災が日本人の遺伝子に大ショックを与え「眠っていた能力にスイッチが入る人材」が必ず出ます。
リーダーが良ければ猛烈な団結力を示すのが日本人の特質の一つです。期待しています。


時事通信:
厚生労働省は21日未明、福島県飯舘村の水道水から1キロ当たり965ベクレルの放射性ヨウ素が検出されたと発表した。国の原子力安全委員会が飲料水について定めた基準(1キロ当たり300ベクレル)の3倍を超えており、飯舘村は同日朝から、住民に飲まないよう呼び掛ける。厚労省は「一時的に飲用しても、直ちに健康への影響は生じない」としている。

 福島県によると、村には住民約4000人が残っている。村は1日12~15トンの飲料水の供給を県に要請。県は給水車を手配した。

 飯舘村の一部は、事故が相次ぐ福島第1原発の30キロ圏内にあり、屋内退避の対象地域。一部の住民は栃木県鹿沼市に集団避難している。

 厚労省水道課によると、基準を超える放射性物質は20日、飯舘村簡易水道で検出された。同課は「代わりの水がなければ飲んでも差し支えない。手洗いや入浴などの生活用水としての利用は可能」と説明している。(引用終わり) 

コメント (10)
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