汚染水、玉突き排水作戦 作業員419人、綱渡りの苦闘(朝日新聞) - goo ニュース
24日の昼頃タービン建屋で配線工事中の作業員3名が高濃度の放射能に汚染された溜まり水で被爆して入院しました。
その溜まり水を抜かないと冷却装置の安定的な稼動が出来ないので「早速排水に掛かった」のですが何と1-4号機の建屋全てに溜まり水があって復旧工事はそれ以来頓挫しています。
その後敷地内からプルトニュームが検出された騒ぎと平行してタービン建屋の外側にある
「トレンチ」なる構造物に放射能汚染水が1万数千トンの規模で溜まっているのが判ったそうです。「トレンチ」と言えば深い溝とか掘割の事ですよね。原子炉に関わる配線その他の入れる施設とか解説もあります。大型の地中空間なのでしょうね。
東電ではこの大量の汚水を回収するべく苦慮している様ですが取り敢えず容量のあるタンクに玉突き送水(一つのタンクが一杯になると更にそこから次のタンクに移す)で凌いでいるとか。でも原子炉の冷却の為、送水が続き水漏れが続けばいずれタンク容量の上限がきます。
ところで「トレンチ」が無ければどうなっていたでしょう?
これは素人の見方ですが「東京消防のハイパーレスキュー隊」の決死の活動を皮切りに「燃料プール」に連日放水して来たのですからね。念のため書きます。浜爺はこの行為を「応急手当」として良かったと認めます。この点は昨日TVで見たジャーナリスト「大谷某氏」の様に「水を掛けておいてその後汚水騒ぎではモグラ叩きでないか!」風の無責任な論評に組しません。
放射能測定器が「作業上限を示す作業現場」であれだけ水を掛け続ければプールに入らなかった水は付近に溢れ放射能を帯びた水は地中にしみ込み末は原発の前浜に漏れ出るのは必定。汚染の度合いを薄め為にも大量放水をしていたのでないかとも思っています。
そこで排水溝沖で「高濃度のヨウ素」とか騒いでいたのを見てもっと調べないのかよ!と思っていました。
話は戻って「トレンチ」が有った為、汚染水が大量に前浜に漏れでなくて済んでいました。「トレンチ」さん 有難う!
さて数日前から素人の方が「大型タンカー」を買い上げてその中に汚染水を回収しなければ駄目と指摘しています。
米海軍の水運搬バージ(はしけ)では1200トン前後の液体しか積めませんからやはりタンカーでしょうね。
非常時にこそ指導者の見切りと決断が必要です。
こんな中フランスのサルコジ大統領が訪日だそうです。何の為でしょう?
まさか「リビア制裁に自衛隊の参加要請」は悪い冗談ですよね。
福島原発について菅首相と何を語るのでしょう?
目が放せません。
朝日新聞:
東京電力の福島第一原発1~3号機のタービン建屋地下にたまった汚染水の排水作業が本格化している。29日朝の時点で419人の作業員が参加している。
1号機では、6台の仮設ポンプを使って、毎時18トンの水を復水器に移している。仮設のポンプでは十分な能力が得られず、1台のポンプで水を地下から1階までくみ上げて、もう1台のポンプで復水タンクに入れるリレーを行っている。
2、3号機の復水器は満水状態なので、もともと復水器内にある汚染度が低い水を、建屋外の「復水貯蔵タンク」にすべて移し替えて復水器を空にする。復水貯蔵タンク内の水は別の「圧力抑制室用貯水タンク」に移し替えて、それぞれ空き容量を確保する作業を28日に始めた。
圧力抑制室用貯水タンクは各号機共用で、4号機の南にある2基は容量計6800トン、うち空き容量は約4千トンとみられる。2、3号機の貯蔵タンクを空にして、復水器に最大限の容量を確保する綱渡りの作業を続けている。
一方、原子炉や使用済み燃料プールを冷やす注水作業は続いている。
温度や圧力の上昇が懸念されている1号機の原子炉は、29日に一時300度を超えるなど不安定な状態が続く。2、3号機と比べ6割の出力しかなく、原子炉が小さいことから、「わずかな水量の違いで、温度や圧力が大きく変わることがある」という。
また、3号機建屋の外で残留熱除去海水系配管の部品を取り外した際に、協力企業の作業員3人が配管にたまった水をかぶったものの、水をふきとった結果、放射性物質の付着はなかった、と発表した。 (引用終わり)
写真:エアフォートサービス社
24日の昼頃タービン建屋で配線工事中の作業員3名が高濃度の放射能に汚染された溜まり水で被爆して入院しました。
その溜まり水を抜かないと冷却装置の安定的な稼動が出来ないので「早速排水に掛かった」のですが何と1-4号機の建屋全てに溜まり水があって復旧工事はそれ以来頓挫しています。
その後敷地内からプルトニュームが検出された騒ぎと平行してタービン建屋の外側にある
「トレンチ」なる構造物に放射能汚染水が1万数千トンの規模で溜まっているのが判ったそうです。「トレンチ」と言えば深い溝とか掘割の事ですよね。原子炉に関わる配線その他の入れる施設とか解説もあります。大型の地中空間なのでしょうね。
東電ではこの大量の汚水を回収するべく苦慮している様ですが取り敢えず容量のあるタンクに玉突き送水(一つのタンクが一杯になると更にそこから次のタンクに移す)で凌いでいるとか。でも原子炉の冷却の為、送水が続き水漏れが続けばいずれタンク容量の上限がきます。
ところで「トレンチ」が無ければどうなっていたでしょう?
これは素人の見方ですが「東京消防のハイパーレスキュー隊」の決死の活動を皮切りに「燃料プール」に連日放水して来たのですからね。念のため書きます。浜爺はこの行為を「応急手当」として良かったと認めます。この点は昨日TVで見たジャーナリスト「大谷某氏」の様に「水を掛けておいてその後汚水騒ぎではモグラ叩きでないか!」風の無責任な論評に組しません。
放射能測定器が「作業上限を示す作業現場」であれだけ水を掛け続ければプールに入らなかった水は付近に溢れ放射能を帯びた水は地中にしみ込み末は原発の前浜に漏れ出るのは必定。汚染の度合いを薄め為にも大量放水をしていたのでないかとも思っています。
そこで排水溝沖で「高濃度のヨウ素」とか騒いでいたのを見てもっと調べないのかよ!と思っていました。
話は戻って「トレンチ」が有った為、汚染水が大量に前浜に漏れでなくて済んでいました。「トレンチ」さん 有難う!
さて数日前から素人の方が「大型タンカー」を買い上げてその中に汚染水を回収しなければ駄目と指摘しています。
米海軍の水運搬バージ(はしけ)では1200トン前後の液体しか積めませんからやはりタンカーでしょうね。
非常時にこそ指導者の見切りと決断が必要です。
こんな中フランスのサルコジ大統領が訪日だそうです。何の為でしょう?
まさか「リビア制裁に自衛隊の参加要請」は悪い冗談ですよね。
福島原発について菅首相と何を語るのでしょう?
目が放せません。
朝日新聞:
東京電力の福島第一原発1~3号機のタービン建屋地下にたまった汚染水の排水作業が本格化している。29日朝の時点で419人の作業員が参加している。
1号機では、6台の仮設ポンプを使って、毎時18トンの水を復水器に移している。仮設のポンプでは十分な能力が得られず、1台のポンプで水を地下から1階までくみ上げて、もう1台のポンプで復水タンクに入れるリレーを行っている。
2、3号機の復水器は満水状態なので、もともと復水器内にある汚染度が低い水を、建屋外の「復水貯蔵タンク」にすべて移し替えて復水器を空にする。復水貯蔵タンク内の水は別の「圧力抑制室用貯水タンク」に移し替えて、それぞれ空き容量を確保する作業を28日に始めた。
圧力抑制室用貯水タンクは各号機共用で、4号機の南にある2基は容量計6800トン、うち空き容量は約4千トンとみられる。2、3号機の貯蔵タンクを空にして、復水器に最大限の容量を確保する綱渡りの作業を続けている。
一方、原子炉や使用済み燃料プールを冷やす注水作業は続いている。
温度や圧力の上昇が懸念されている1号機の原子炉は、29日に一時300度を超えるなど不安定な状態が続く。2、3号機と比べ6割の出力しかなく、原子炉が小さいことから、「わずかな水量の違いで、温度や圧力が大きく変わることがある」という。
また、3号機建屋の外で残留熱除去海水系配管の部品を取り外した際に、協力企業の作業員3人が配管にたまった水をかぶったものの、水をふきとった結果、放射性物質の付着はなかった、と発表した。 (引用終わり)
写真:エアフォートサービス社