TV朝日 砂の器 について

TV朝日が「砂の器」を二夜に亘って放映されるのは事前の予告で知っていました。
但し放映時間が夜９時から１１時１５分までですからとても付き合いきれません。

言うまでも無く原作は松本清張氏ですから話の構成はしっかりしています。
浜爺も若い頃でしたから原作はしっかり読みましたし第一回目の映画化作品も見ました。
うろ覚えですが緒方拳さんの三木巡査、丹波哲郎さんのベテラン刑事だったと思います。
話の核は「狭い地元の偏見と差別を避ける為、故郷を捨てざるを得ない事情」「引き離しがたい父子の愛情」と「長い別離のはて父子と判ってもそれを否定する父親」
その矛盾と哀れさに当時父親になったばかりの浜爺も「貴方でも泣くのね！」と当時は可愛かった妻に冷やかされたものでした。勿論当人も涙ポロポロでした。

後に原作も偏見と差別の原因を「ハンセン病に置いた」と関連団体から非難された経緯がありました。
原作は文化作品との事でそのまま残されたと思います。
その後映画化の第２作は「結核」かなにかに原因を変更しましたが「過去を隠す為の殺人の理由」「父が泣きながら子を認めない」悲劇性が薄くなってしまうのですね。

今回のTV作品も第二夜をサッカー日中戦の結果がテロップで流れるのを見る画面としてみていました。
どうやら故郷をすてた理由を「強盗殺人犯と疑われた」に置いたようです。
それと父親は「昭和３２年に死んでしまった」と脚本が変わっていたようです。
何だか浜爺にはとても受け入れられる話にはなっていませんでした。

そもそ偏見や差別があってそこに「葛藤の核」が有るのにそれを口当たりの良いものに置き換えたら悲しみも苦しみの表現しきれないので無いかなと思った次第。
若い皆さんはどう思ったのでしょうかね？

なでしこジャパン 中国を１－０で破る！

なでしこ１─０で中国破る…予選１位通過(読売新聞) - goo ニュース

昨日11日夜なでしこジャパンが中国を１－０で破りました。
予選を1位で通過という輝きが加わりました。
おめでとう御座います！

前回の北朝鮮戦でノーサイド数分前コーナーキックしないでボールをホールドして守りに入ってから北朝鮮の反撃を喰らい引き分けになりがっくり来たものでした。

ブログの諸賢が「1点を守るためホールドするのは戦術としてある」と教えてくれました。まあそれでも納得の行かない素人の浜爺でした。

結果はTVのテロップで知っていましたが、店先のTVはBS放送が見られないので今朝12日ウェブニュースで日中戦の経過を読んでいます。
素人目には佐々木監督は「沢を温存かつ新布陣で臨み交代枠をしっかり使って勝利を物にしました」
北朝鮮戦の総括がされそれを踏まえての戦いであったと思います。
ほっとしましたよ！

ロンドン五輪でも頑張って下さいね。
お願いします！


読売新聞：
サッカー女子のロンドン五輪アジア最終予選最終節は１１日、中国・山東省済南で行われ、すでに五輪出場を決めている日本女子代表（なでしこジャパン）は中国に１―０で競り勝ち、予選１位通過を決めた。

　日本は前半、中国に押され気味の展開が続いたが、何とかしのいで０―０で折り返した。

　日本は後半開始から、宮間に代えてＦＷ安藤を投入した。

　日本は５７分、ゴール前のこぼれ球を田中がけり込んで決め、１―０と先制した。

　日本は６２分、川澄に代えてＦＷ永里優を投入した。

　日本は７７分、高瀬に代えてＦＷ丸山を投入した。

　終盤は中国の猛攻にあったが、体を張った守備で守りきった。

　日本は通算４勝１分けで勝ち点１３で予選１位通過。最終戦でタイに大勝した北朝鮮が、通算３勝２分けの勝ち点１１で２位通過となった。

　　　　　◇

　日本の先発は以下の通り。

　▽ＧＫ　福元（岡山湯郷）

　▽ＤＦ　矢野（浦和）、岩清水（日テレ）、宇津木（仏・モンペリエ）、鮫島（米・ボストン）

　▽ＭＦ　田中（ＩＮＡＣ）、上尾野辺（新潟）、川澄（ＩＮＡＣ）、宮間（岡山湯郷）

　▽ＦＷ　永里亜（日テレ）、高瀬（ＩＮＡＣ）
（引用終わり）