王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

福島第一原発 2号機 臨界?!

2011-11-02 15:30:03 | 福島原発事故
福島第一原発2号機、臨界か…ホウ酸水注入(読売新聞) - goo ニュース

世田谷で2度目の強い放射線騒ぎはどうやら原発事故由来で無いラジウムの様で不幸中の幸いでした。
でもその話に目処が付いたか付かない間に福島第一原発2号機の臨界騒ぎが起きました。

半減期の短いキセノン133と135が検出されたとの事。
前者のそれが5日後者は9時間というから原子炉の中で臨界反応が最近起きたようだ。
東電の広報官は「大きな影響は無い」と他人事である。
浜爺の様な素人が何度も書いているが「冷温停止」なんて原子炉が壊れてない時に使かって意味ある用語らしい。
原子炉の底が抜けて「チャイナシンドローム」が起きている?原子炉で次に何が起きていると報告されるか?

政府・東電は国民に「メルトダウンを知っていて白を切っているならその罪万死に値する」し「未だに事実が判らなければお粗末!」
国民はどちらにしても救われない!

政府の決断はチェルノブイリの様な「石棺化」だと思うのだがその決断に至るまで放射能は「漏れ漏れ」が続くのだろう。
爺婆はそれでも仕方が無いが日本の未来を担う子供さん達にはそれではすまない。
野田首相! どじょうのままで構いませんから「決断してください」


写真:東電 松本氏

読売新聞:
東京電力は2日、福島第一原子力発電所2号機の格納容器内で核分裂した際に生じるキセノンと見られる放射性物質を極微量検出したと発表した。

 キセノン133は半減期約5日、同135は半減期約9時間と非常に短いため、原子炉内で一時的に小規模な臨界が起きた可能性もあるとしている。東電の松本純一・原子力立地本部長代理は2日の記者会見で、「原子炉の冷却は進んでおり、大きな影響はない」と述べた。東電と政府は、原子炉を安定的に冷却する「冷温停止状態」の年内実現を目指しているが、今後慎重な判断を迫られそうだ。

 東電は2日未明、中性子を吸収して核分裂を止めるホウ酸水を注入した。2号機の原子炉の温度や周辺の放射線量に大きな変化は認められていない。松本本部長代理は「核分裂反応が連鎖的に起きる再臨界が継続している状態ではない」としている。

 原子炉に存在する中性子による核分裂が起きたか、あるいは2号機で注水を増やしたことで炉内の水温が低下し水の密度が増えたことによって、局所的な臨界が起きた可能性があるとしている。

 2号機では、先月末から格納容器内のガスに含まれる放射性物質をフィルターで除去するシステムを稼働させており、キセノンは1日、このガスから検出された。検出濃度はキセノン133、キセノン135ともに1立方センチ当たり約10万分の1ベクレル。極微量のため、東電は再検査を日本原子力研究開発機構に依頼する。

 1~3号機のなかで原子炉の冷却が遅れていた2号機は、9月14日から注水増を実施。同28日に冷温停止状態の条件である原子炉圧力容器の底部温度が100度を下回り、今月2日午前5時現在で76度と安定して低下傾向になっている。

 ◆臨界=核物質の反応が連続的に起こること。核燃料中のウランなどの原子核は、一定の割合で分裂を起こし、熱や中性子を出す。出てきた中性子が他のウラン原子核にあたると、そこで再び核分裂が起きる。原子力発電では中性子の発生の頻度や速度を制御して臨界状態を持続しているが、条件が整えば自然な状態でも臨界は起こる。
(引用終わり)
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ごみパンク 小金井市長が辞任

2011-11-02 08:39:54 | 環境
市長「舌禍」でごみパンク 東京・小金井市長が辞職願(朝日新聞) - goo ニュース

昨日1日小金井市の佐藤和雄市長(54)が「ごみ処理の委託費用等」を無駄遣いと主張して周辺自治体と関係が悪化しついにごみ処理に目処が立たなくなった責任を取って辞職願いをだしたそうです。

同氏は4月の市長選でもその趣旨の発言をしていたそうですから昨今流行の「全体の文脈から一章節だけ抜き出し相手を攻める」やり方とは違うようです。
佐藤氏は考え違いをしていたのでしょうか?

細かい事情はわかりませんが07年に市と隣接2市が運営するごみ処理場が老朽化して廃止になった様です。隣接2市は新処理場を開設しましたが小金井市は(市内に)処理場を開設できなかったのでしょう。周辺自治体に市のごみ処理を委託していたのですね。
まあこの委託費用を無駄といわれたら小金井市に代わりごみ処理をしている自治体は怒りますよね。

さて小金井市といえば今では文教地区であり立派な住宅地域で都心への通勤には適地の一つでしょう。
市の北部には小金井カントリークラブのコースの一部があります。
こんな所にごみ処理場新設絶対反対と市政の無策の複合で「ごみ処理場がないためよそに断られればごみ処理出来ない」という王手が掛かってしまいました。

ごみ処理、し尿処理そして火葬場は誰でもお世話になる施設ですが自分の地域の近くにはいや! なんですよね。
市に力があれば「必要な土地を買い上げてでも開設しなければいけないのですが!
さもなければ隣接の施設に金を投入して処理能力を上げてもらうとか。

さて市長が辞任すれば周辺自治体は処理枠を広げごみを受け入れてくれるのでしょうか?

話は飛びますが原発事故による汚染土壌や汚泥の処理も全く似た問題を起こしています。
政府は中間貯蔵施設を福島他8都県に設ける案の様です。
揉めるでしょうね。福島全土で土壌の除染が必要の様ですから県民の皆さんにはお気の毒ですが福島中心にならざるを得ないでしょうね。
福島第一原発周辺部は国で買い上げてその目的に使う以外名案がある様にも思えません。
さあ小は小金井市のごみ大は福島周辺の汚染土 どうなるでしょうか?
しっかり見守りましょう。


朝日新聞:
東京都小金井市の佐藤和雄市長(54)は1日、市長選でごみ処理の委託費用などを「ムダ使い」と主張して混乱を招き、ごみ処理のめどが立たなくなったとして、市議会議長に辞職願を提出した。

 同市はごみ処理の既存施設が老朽化によって停止。可燃ごみの処理を周辺自治体などへの委託でしのいできた。佐藤市長は初当選を果たした今年4月の市長選で、委託費を含むごみ処理費用を「ムダ使い」と主張したため、周辺自治体と関係が悪化。佐藤市長は就任後の5月以降、周辺自治体や衛生組合に対し、謝罪や支援要請を続けてきたが、新たな引き取り先が確保できていない状況が続いていた。
 市によると、市で年間に見込まれる可燃ごみは1万3500トン。現段階で年度内の引き取り先が確保できているのは8千トンだけで、11月中旬にはその8千トンに達する見込みだという。
(引用終わり)
コメント (4)
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