政府・日銀、3カ月ぶり介入 「73円台突入」の予測も(産経新聞) - goo ニュース
昨日31日政府・日銀は3ヶ月ぶりに円売りドル買いの為替介入に踏み切ったそうです。
円対ドル相場は一時79円をつけたそうですが今朝1日の東京為替市場では78円6-70銭前後のようです。ひとまず痛み止めにはなりましたが介入資金は10兆円に上ったそうです。
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昔学校の授業で習った為替の原則は日本の輸出が続くと円高になり儲けが無くなるので輸出が止まりそこで為替は平衡するでした。
戦後何より海外の資材が欲しかった時代は「ドルこそ命」だしドルは金1オンス=35米ドルという兌換紙幣だったのです。
浜爺の様な素人が何度も書いていますが71年のドルショック(金とドルとの兌換停止)により米ドルが単に紙幣になってしまいました。
金との兌換を振り切ったドルは止め処も無く増刷されその価値を落としています。
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ドルが価値を落とすのに日本政府は「必死こいて円安を維持して輸出を守る事を国是としてやってきてドルショック以降40年の今でもやっているのです。
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「円高阻止即ち為替介入」との脊髄反射的対策は金の無駄遣いです。
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71年以前闇ドル=400円、ショック後の308円以降折節
200円
100円
そして95年の79.95円、この相場が長い事戦後最高値として参考にされてきた。その後も115円±の時代を過ぎ今年に入っては数度の最高値更新ついに2日ほど前74円台を記録してしまった。
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これを金の価格の方からみれば金1オンス(31.1グラム)は今2000ドル前後だからドルの価値はざっと57分の1の値打ちになってしまった。もう一つの指標原油価格も
オイルショック(71年末)以前たかだか1バーレル=1ドル以下が今では品質に関わらず90ドルをつけているのを見ればその価値は90分の1と言う事になる。
金との兌換を振り切ったドルは米国政府の無駄遣いと金融商品による無限増刷スパイラル(螺旋回転)に落ち込み止まらない。
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今世界の余剰ドルが比較的安定している円を買いに来るのだからそれを買い支えようと考えるのは「チャオプラヤ川の氾濫を飲んで止めよう」とするのに似ている。
財務官僚と安住財務相のやってることはそういう滑稽な一幕なのです。
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野田首相が現状の日本を「戦後最大の危機」と認識しているなら今直ちに復興原資確保の為「国債の利払い3年の停止」とか「国債の償還を1年繰り延べ」と宣言すれば投機筋の円買いは直ちに止まる。
1ドル90円
95円
100円上手くすれば105円くらい回復するかも?! 外為特会に100兆円も垂れ流した円も現金で戻る。円売りが続けば1兆円もある米国債を有効利用する絶好の機会である。是非お試しあれ!
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戦前は軍事立国で大失敗し戦後は貿易立国で失敗しかかっている。早く悪い夢から覚め
貿易均衡、内需立国に切り替えるようお勧めします。
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産経新聞:
政府・日銀は31日、3カ月ぶりに円売り・ドル買いの為替介入に踏み切ったが、円高の流れに歯止めをかけるのは困難との見方が大勢だ。民間エコノミストは、年末にかけて1ドル=73円~82円の水準で推移すると予想。再び戦後最高値を更新し75円を突破する可能性もあるとみている。企業の海外生産移転による産業空洞化を防ぐには、介入だけでは力不足だ。
「当面は円高圧力が強い状態が続く」とみるのは、大和総研の熊谷亮丸チーフエコノミストだ。円高の根本原因である米国経済の先行き不安や欧州危機が解消されなければ、73円台に突入すると予測する。
明治安田生命保険の内匠功エコノミストは「日本単独で為替介入を続けても、円安基調に戻すのは難しい」として、75~80円での推移を見込む。
欧米経済の先行き不安の解消は容易ではない。欧州では危機の封じ込めに向けて10月27日にギリシャの債務削減などを柱とする包括策で合意。だが、ギリシャ債権の焦げ付きなどで欧州銀行の財務悪化は避けられない一方で、銀行側には公的資金による資本増強への反発が強く、信用不安は払拭できていない。米国も失業率の高止まりと住宅市場の低迷で牽引(けんいん)役の個人消費の回復がもたついており、金融緩和観測がくすぶり続けている。経常黒字国で東日本大震災の復興需要も期待できる日本の円が「消去法」で買われる状況は、まったく変わっていない。
(引用終り)
昨日31日政府・日銀は3ヶ月ぶりに円売りドル買いの為替介入に踏み切ったそうです。
円対ドル相場は一時79円をつけたそうですが今朝1日の東京為替市場では78円6-70銭前後のようです。ひとまず痛み止めにはなりましたが介入資金は10兆円に上ったそうです。
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昔学校の授業で習った為替の原則は日本の輸出が続くと円高になり儲けが無くなるので輸出が止まりそこで為替は平衡するでした。
戦後何より海外の資材が欲しかった時代は「ドルこそ命」だしドルは金1オンス=35米ドルという兌換紙幣だったのです。
浜爺の様な素人が何度も書いていますが71年のドルショック(金とドルとの兌換停止)により米ドルが単に紙幣になってしまいました。
金との兌換を振り切ったドルは止め処も無く増刷されその価値を落としています。
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ドルが価値を落とすのに日本政府は「必死こいて円安を維持して輸出を守る事を国是としてやってきてドルショック以降40年の今でもやっているのです。
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これを金の価格の方からみれば金1オンス(31.1グラム)は今2000ドル前後だからドルの価値はざっと57分の1の値打ちになってしまった。もう一つの指標原油価格も
オイルショック(71年末)以前たかだか1バーレル=1ドル以下が今では品質に関わらず90ドルをつけているのを見ればその価値は90分の1と言う事になる。
金との兌換を振り切ったドルは米国政府の無駄遣いと金融商品による無限増刷スパイラル(螺旋回転)に落ち込み止まらない。
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今世界の余剰ドルが比較的安定している円を買いに来るのだからそれを買い支えようと考えるのは「チャオプラヤ川の氾濫を飲んで止めよう」とするのに似ている。
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野田首相が現状の日本を「戦後最大の危機」と認識しているなら今直ちに復興原資確保の為「国債の利払い3年の停止」とか「国債の償還を1年繰り延べ」と宣言すれば投機筋の円買いは直ちに止まる。
1ドル90円
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貿易均衡、内需立国に切り替えるようお勧めします。
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産経新聞:
政府・日銀は31日、3カ月ぶりに円売り・ドル買いの為替介入に踏み切ったが、円高の流れに歯止めをかけるのは困難との見方が大勢だ。民間エコノミストは、年末にかけて1ドル=73円~82円の水準で推移すると予想。再び戦後最高値を更新し75円を突破する可能性もあるとみている。企業の海外生産移転による産業空洞化を防ぐには、介入だけでは力不足だ。
「当面は円高圧力が強い状態が続く」とみるのは、大和総研の熊谷亮丸チーフエコノミストだ。円高の根本原因である米国経済の先行き不安や欧州危機が解消されなければ、73円台に突入すると予測する。
明治安田生命保険の内匠功エコノミストは「日本単独で為替介入を続けても、円安基調に戻すのは難しい」として、75~80円での推移を見込む。
欧米経済の先行き不安の解消は容易ではない。欧州では危機の封じ込めに向けて10月27日にギリシャの債務削減などを柱とする包括策で合意。だが、ギリシャ債権の焦げ付きなどで欧州銀行の財務悪化は避けられない一方で、銀行側には公的資金による資本増強への反発が強く、信用不安は払拭できていない。米国も失業率の高止まりと住宅市場の低迷で牽引(けんいん)役の個人消費の回復がもたついており、金融緩和観測がくすぶり続けている。経常黒字国で東日本大震災の復興需要も期待できる日本の円が「消去法」で買われる状況は、まったく変わっていない。
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