王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

日中友好40周年!!

2012-09-29 11:23:03 | 中国関連
「敗戦国が戦勝国の領土を占領」中国が日本批判(読売新聞) - goo ニュース


田中角栄元首相が北京の地を踏んだの40年前の9月25日、に中友好条約が締結されたのが9月29日どちらに重点を置いてもこの月末には日中友好40周年が成果を上げ祝われて良いはずでした。
それが尖閣諸島の国有化巡ってを27日以来国連で非難の応酬となりました。
とても友好的な状態ではありません。

そもそもかつて敵国だった国と友好条約を結ぶなら両国の間に領土に関する(国境の線引きと言い換えても良い)合意が無ければいけません。
或いは締結時に両国に国境問題で紛争地区が有れば両国合意の専門委員会で長期に渡り協議決定するとの付帯条項が無ければいけません。
72年の交渉では「小異を残し大同につく」とか「友好第一」とのお祭りムードでわずか4日で交渉妥結してしまいました。

今になれば「尖閣諸島の領有権は小異ではなく事の本質であった」事が判ります。中国は賠償金放棄と引き換えに多額の無利子借款累積3兆円を得て大発展したのは角井ご承知の通りです。
しかも日中友好条約締結と同時に日華平和条約を一方的に破棄するという短絡にして没道義な振る舞いをしています。

日本人の交渉には強かさが無いんですよね。

さて国連総会での尖閣国有化に関する(中国に対する)演説に直ちに中国の外相が日本を名指しで批判したほか中国外務省関係者が酷い言葉を使って非難を繰り返しています。
これに対日本のTVに出るマスコミ知識人は「なんと(中国の)品の無い」とか「余り上品でない」と的外れなコメントをしています。
中国人は喧嘩の際には「如何に自分が正しいか」を大声で世間に訴えます。
まして正しくないとを世間に訴えるのですから「嘘で固めてもっと大声を出さなければいけません」
従って「日本も大声で中国は強盗国家だ」位言い返さないと国際社会では理解されません。
そして中国と中国人は自分の主張が通らなければ翌日「ケロッとした顔でニーハオ!ニーハオ!」が出来る民族です。
日本人はこれが出来ないのですね。あれだけの事言っといて(或いはやっておい)良く友好何て口にするよ!
と(腰が)引けてしまうのですが中国人は平気です。
この辺を日本人は知っておかないといけません。
中国の日本に対する「尖閣問題アプローチ」は全く日本人の心に届きませんでした。
中国はこのままでは南シナ海に対する進出がとん挫しますから手を変えてやってくるでしょうね。
嫌な奴ですが隣の大国ですから確り対抗しないといけません。
日本の政権の再編成とあわせ中国の出方をしっかり見守りましょう。


写真:26日国連で演説する野田首相

読売新聞:
【ニューヨーク=有光裕、北京=大木聖馬】国連総会で行われた野田首相の一般討論演説を機に、中国は27日、尖閣諸島(沖縄県石垣市)を巡って日本批判を繰り返した。

 ただ、日本側は、尖閣諸島には領土問題は存在しないとの立場をもとに、中国側の挑発に乗らず冷静に対応する構えだ。

 首相は26日(日本時間27日)の演説で、尖閣諸島周辺の領海に中国公船が侵入を繰り返したことを念頭に「主義主張を一方的な力や威嚇を用いて実現しようとする試み」などと批判。その後の記者会見では「妥協はあり得ない」と訴えた。

 首相の国連演説に対し、中国外務省の 秦剛 ( チンガン ) 報道局長は暗に日本を非難する談話を出した。さらに、秦局長は27日昼の記者会見で、首相の記者会見について、「(第2次世界大戦の)敗戦国が戦勝国の領土を占領するなど、もってのほかだ」などと日本を名指しで非難する長文の談話を発表した。
(引用終わり)



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