王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

中国監視船6隻 領海外に!

2012-09-15 07:25:10 | 中国関連
中国監視船6隻、領海外に=沖縄・尖閣諸島周辺―11管本部(時事通信) - goo ニュース

昨日14日早朝から尖閣諸島付近に中国の公船(政府関連の船だけど軍艦ではないとの意味らしい)が侵入したと速報が流れました。
それも1-2隻ではなく6隻だそうですから驚きです。
得意の「飽和作戦」ですね。中テク低パーフォマンスの機材でも相手側が対応できない程、数を揃えて押しかけるというやり方です。
陸上なら人海作戦です。尖閣は海上ですから艦海作戦ですね。
幸い日本の海保の対応は宜しきを得て早期発見、追尾そして退去勧告と接触を絶やさなかったようです。
午後1時20分頃までには6隻は領海外に出たそうです。
また戻ってくるのでないかと後報に注意していましたが6隻侵入は以上で第一幕は終わりの様です。
別紙ではこのあと「多数の漁船が侵入を企図」との話が有ります。
でも作戦の第二幕と見るより(中国側の)禁漁期が終わるので「一斉に船出」それに紛れて領海侵入を図る分子が居るのでないか? と疑うべきなのでしょう。
幸い大型の台風16号が沖縄本島に接近中なので小型船舶多数がこの週末に尖閣諸島に接近策は避けられそうです。
台風一過の海が凪いだら厳重注意ですね。
さて非武装と見える漁船多数が意図的に領海に侵入し警告を無視して侵入を続ける時に日本政府はどうするでしょうね?
国際信号旗で「停戦せよ」 そして「停船 発射予告」が出来るかどうかですね。
勿論現代では無線や大型スピーカーがありますからもっと意思疎通は容易かも知れません。
でもそれを無視して来る勢力に「日本のまず海保はどう取り組むか」が大切です。
北の不審船から銃撃を受けて巡視船の船長が「正当射撃」「正当射撃」と繰り返してしましたが「現場の指揮官にこんな苦労を背負わせてはいけません」国際的な交戦規定(ROE)を徹底し「停船と発射予告」を無視する者に発砲するのは「当然の主権行使」なのです。
領土防衛とは「大きな軍艦を現場に出す」事でもなければ「戦術核など開発する」事でもありません。
いま海保が持っている通常小火器を国際交戦規定に従って現場指揮官が「発射できるかどうか?!」にあります。
勿論 尖閣の領海侵犯は中国が相手ですから「慎重に対処が必要です」が海保の現場指揮官に問題を丸投げは絶対にいけません。
しっかり見守りましょうね。


写真:領海侵入の1隻 手前海監51 後ろは日本の巡視船

時事通信:
第11管区海上保安本部(那覇市)によると、沖縄県・尖閣諸島周辺の日本の領海に侵入した中国国家海洋局所属の海洋監視船計6隻は14日午後1時20分ごろまでに、全て日本の領海の外に出た。

 第11管区によると、午前中から相次いで領海に侵入した6隻はそれぞれ、大正島や久場島、魚釣島など同諸島の島と岩礁の間を縫うように航行し、領海や接続水域への出入りを繰り返した。

 6隻が同時に尖閣諸島周辺の領海に侵入するのは過去に例がなく、日本政府の尖閣諸島国有化に対する対抗意識を鮮明にした形だ。
(以下省略)
コメント (1)
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