王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

維新・太陽が合流へ??!!

2012-11-17 07:20:14 | 政治
維新、太陽が合流へ=橋下・石原氏、17日に発表(時事通信) - goo ニュース

キツネと狸の化かし合い! その前にむじなも加わっていました。
昨日16日東京で橋下氏と石原氏の両巨頭が3時間ほど会談しました。
どうやら日本維新の会に太陽の党が合流するそうです。
その為には15日でしたか減税日本の河村代表と合流を決めた話は白紙に戻したそうです。
浜爺が見ても減税日本の「減税思想」と太陽の「消費増税賛成」とは水と油でしたものね。河村氏は国政政党(或いは)勢力として進出する事に前のめりになりすぎですよ。8月に民主党から減税日本入りした小林興起あたりが太陽に色目を使いちょろちょろはじめそうなると辛うじて国会議員5名で国政政党を名乗れたばかりが瞬時にして壊れる事を嫌ったのでしょう。河村氏は今一度足元を見て地域政党としてしっかり足場を固め出なおして欲しいと思います。初めに「減税ありき」は正しい主張ですから。

さて維新の会ですが太陽が合流するなら衆院選前に「国政政党」になります。これは悪い事ではありません。
しかし80歳の石原氏と平均年齢72.3だか4だかと一緒では革新色が薄れますよね!
でも衆院選で維新の会プロパー(生粋の、育ちの)議員が30人ほど生まれれば維新政策を強く推進する中で整理すれば良い事ですからね。
選挙後は「ひとのふんどしで相撲を取った人も自分のふんどしに締め直す中で政治信条が問われ淘汰される」と思います。

明治維新の前夜、佐幕か勤王かで300余藩が親子兄弟老若親類縁者にわかれて争った状況に似ています。
本当は鎖国か開港かが対立軸だったのですよね。
消費増税程度で日本の財政は救えません。原発は当面は有るとしても地震大国の日本で続けるのは革新的と言えません。TPPですが米国が広域に参入障壁の撤廃の陰で狙っている問題点をはっきり説明する党が正しい党です。小泉政権の「規制緩和」のかげで米国のリーマンショックやデリバティブの混乱を起こしたモラルハザード(道徳規範の崩壊)がありました。TPPにも米国の政官財の仕組んだ何かが有る筈です。
それを見破る慧眼と(米国に逆らう)勇気がある党は何処でしょうね。

維新の会と太陽の党が何を合意して何を合意できなかったのでしょう。単に野合か吸収合併かしっかり見てゆきましょうね。


写真:16日会見後大阪での橋下氏

時事通信:
日本維新の会に太陽の党が合流することが16日、固まった。太陽が維新の基本政策を大筋で受け入れたためで、13日に結党したばかりの太陽が解党し、石原慎太郎共同代表らメンバーが維新に加わることになる。維新代表の橋下徹大阪市長が石原氏とともに、17日に大阪市で記者会見し、発表する。維新幹部らが16日、明らかにした。

 党名は「日本維新の会」のまま。合流の具体的な時期は決まっていないが、12月4日の衆院選公示までに、候補者調整を急ぐ。維新幹部は、みんなの党や減税日本との合流には否定的な見解を示しており、民主、自民両党に対抗する「第三極」の勢力結集は限定的なものになりそうだ。

 橋下、石原両氏は16日午前、都内のホテルで会談。橋下氏は、消費税の地方税化や2030年代の原発全廃など維新の基本政策への賛同を求めた。石原氏ら太陽側はいったん持ち帰り、対応を協議した結果、橋下氏の主張に基本的に同意することを決め、維新に伝えた。維新は17日の全体会議で合流方針を正式決定する。

 一方、石原氏は減税日本の河村たかし代表(名古屋市長)と15日の記者会見で、太陽と減税が合流すると発表したが、維新は減税日本と基本政策が異なることから、これに強く反発。太陽は維新側の要請を受け、減税との連携は白紙に戻したもようで、維新幹部は16日、太陽と減税は合流しないことを明らかにした。 
(引用終わり)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする