王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

佐川氏 証人喚問 答弁拒否56回 !!

2018-03-28 06:53:06 | 政治
【佐川氏証人喚問】答弁拒否56回、野党の怒号…4時間超、居眠り議員も

昨日27日朝10時前にはNHKのTVは国会中継を始めました。
「笑うてんか」を見て午後2時から佐川氏の国会証人喚問をゆっくり見ようと思って雑用を片付けてしまおうと思ったらなんともう委員長が佐川氏の証人宣誓の手続きを進めていました。
何だ早いじゃないか?と思ったら参議院の喚問は10時からで衆院が2時からとの様でした。
余談ですけど佐川氏が宣誓書(文)に自書した上にポッケから印鑑を出してて捺印していたのは(形式主義にして無意味な)滑稽でしたね。
大体「絶対神との契約に基づく信仰」を持たないほとんどの日本人にとって「神の名に懸けて誓う」その具体的証として「聖書」に手を置いて宣誓する欧米の形を「良心」と呼び何だか保障にならない道義的な言葉にかけて誓わす行為が物まねなんですね。

従って佐川氏が「」すべてをぶちまけて真実を語る」と言う淡い期待は見事に裏切られました。
又国会での証人喚問でも「黙秘権」が認められている(何人も自己に不利益となる供述はしなくてもよい)ですからね!

その結果、政権寄りとみられるこの産経新聞でも証言拒否56回とか数え方出差がありますが他社でも40数回から50回前後証言拒否とあります。

その結果、政権の幹部や昭恵さんの指示命令示唆などは無く一切理財局の中で「文章の改ざん」が行われその責任は佐川氏にありとして謝罪しました。
しかし
実際に有った事を書き綴った公文書や付帯するメモの類を「佐川氏が何の目的でどうして改ざんしたのか」は喚問ではわからずじまいになりました。
安倍政権が続く野党の証人喚問を認めるかどうかは今週以降行われる自民党もしくは安倍内閣に対する支持率がはっきり下がるかどうかだと思います。
仮に政府寄りのマスコミで20%台に入り反政府系で25%あたりの数字が出ると追っての証人喚問が政局になりそうです。
それとは別に大阪地検の取り調べをしっかりやってもらう必要がありますよね。まあ三権分立ですが淡々と進めて欲しいものです。


写真:喚問中の佐川氏

産経新聞:
 衆院と参院合わせて4時間超、かたくなな姿勢は変わらなかった。学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地売却をめぐる文書改竄(かいざん)問題で、27日に国会で行われた佐川宣寿(のぶひさ)前国税庁長官の証人喚問。改竄当時の財務省理財局長でキーマンと目される佐川氏だが、官邸や政治家の関与はきっぱり否定する一方、計56回に及んだ答弁拒否に議論の場はたびたび紛糾、野党議員の怒号が響いた。問題の真相はいまだ藪の中だ。

 午前9時半前、参院第1委員会室。国税庁長官辞任を表明した9日以降、初めて公の場に姿を現した佐川氏は、黒のスーツに紺のネクタイ姿で、終始硬い表情のまま証言席に腰掛けた。

 佐川氏は衆参いずれの予算委員会でも、改竄問題の結果責任を認めた。「責任はひとえに私にある」。深々と頭を下げて謝罪した。

 しかし、問題が発覚した昨年2月以降の国会答弁の根拠となった資料(文書)が、改竄の前か後のものかを問われると、「改竄の経緯に結びつくので」と答弁を拒否。野党席から「それは違う」と異論が上がるなど質疑は何度も中断した。

 質問が核心に触れるたびに証言を拒む佐川氏に「茶番じゃないか」とのやじが上がると、与党側は「証人喚問はこういうもんだ」。業を煮やした野党議員から、要件を満たさなければ「証言拒否罪」に問われかねないと指摘された佐川氏が、やや声を震わせて話す場面もあった。

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 問題の核心に触れない一方、政治家らの関与や影響を明確に否定。「安倍総理からの指示はありませんでしたね」「総理夫人の指示もありませんでしたね」。矢継ぎ早に問いただした自民の丸川珠代議員に対し、佐川氏はいずれも「ございませんでした」と答えた。

 こうした「断言」に野党側は疑問を呈した。無所属の江田憲司議員は「なぜ一切関与がないと言い切れるのか」と追及。佐川氏は「官邸や大臣から指示があれば当然、私に報告があったはずだ」と主張した。

 野党側の質問に険しい表情で耳を傾けつつ、与党側の質問にはうなずきながら聞き入る光景も目立つ。

 改竄前の文書には安倍昭恵首相夫人の動向が書かれていたため、官僚側の“忖度(そんたく)”の有無も焦点に。佐川氏は「個々の内面の話なので適当なことを言うことはできない」としながら、報告で首相夫妻の話が出なかったことを強調した。

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 今回の問題は、本をただせば、国有地の8億円超の値引きが適正だったかどうかにあった。立憲民主の逢坂誠二議員が、取引の経緯で「わびる部分はないか」と問うと、佐川氏は「個別いろいろ批判はあるだろうが、不動産鑑定士の判断」と妥当性を訴え、「貸し付けも売却も、今でも正しいと思っている」と述べた。

 長時間に及ぶ厳しい追及が続いたが、「官邸から証人喚問で『こういう答弁をしてくれ』と頼まれたか」「(むしろ)自分は被害者だと思わないのか」などの質問には、戸惑いを見せながらも表情を緩めて否定する姿もみられた。

 「国民が知りたい真相を解明できたと考えるか」。最後に維新の丸山穂高議員から聞かれた佐川氏は「どういう経緯なのか答えていないので、明らかになっていない」と自ら不十分さを認め、衆参での証人喚問は午後4時過ぎに終了した。

 同じようなやりとりが繰り返されたためか、午後の喚問では与党の質問時間に居眠りをする議員の姿も。喚問を終えた佐川氏は足早に議場を立ち去った。
(引用終わり)


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