王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

香港 逃亡犯条例を正式撤回 !!

2019-09-05 10:00:56 | 中国関連
昨日4日香港政府がTVビデオを通じて「逃亡犯条例改正案」の正式な撤回を表明しました。  ホッ!
午前中から非公式情報で「撤回の見通し」が流れていました。前の3日かと思いますが林鄭長官が「身内の非公開の席で他に選択肢が有れば! とか 中国本土の言い分に従っている訳でない」と語ったとする「敵情威力偵射撃察ならぬ反応を誘い出す発言」が漏れ出ていました。  やるなー>
国慶節迄あと3週間余りなのに香港の混乱をこのままにしてはまずいと中国の指導部が「決断した」のでしょう! 知恵ものが居ましたね!!
いま「逃亡犯条例」を流血の中で成立させても「香港市民」から強烈な反発は当然ながらそれを横目で見ている「台湾」の独立派もそうでない台湾人も「一国二制度」に強烈な反発や疑問を持つでしょうからね。
「強い側が多少の譲歩を見せて次の機会を狙う」これは実際強い力のある側にして出来る事です!
民主派議員やこの報道では触れていませんが「抗議運動」を展開してきた学生たちは「いまさら遅すぎる」と怒ってるそうです。それはそうでしょう!
しかし今度は「政庁側が譲歩したのですから、これ以上の抵抗は徹底的に弾圧されるでしょうね」
上手に「高度の自治」を任されるべく「次の展開に添えなえて勢力を温存するのが上策でしょう」
あと28年のうちに中国本土の方が「香港並みの高度の自治能力を学習」すれば「二制度は解ける様に一つに成れます」
民主派の議員さんと学生さん 「玉砕しないで瓦全してください!」

写真:4日TVを通じて撤回を表明する行政長官
読売新聞:
【香港=角谷志保美】香港政府トップの 林鄭 ( りんてい )  月娥 ( げつが ) 行政長官は4日、大規模な抗議運動のきっかけとなった中国本土への犯罪容疑者引き渡しを可能にする逃亡犯条例改正案の正式な撤回を発表した。3か月近く続く抗議運動の沈静化が狙いだが、民主派や学生らは「遅すぎる」と反発しており、抗議運動が早期に収束する見通しは立っていない。
 発表は、あらかじめ撮影した動画をテレビ放映する形で行われた。
 林鄭氏は、「香港政府は正式に条例改正案を撤回し、市民の懸念を完全に解消する」と述べ、立法会(議会)に提案した改正案を取り下げる手続きに入ることを表明した。
 林鄭氏は6月に条例改正案の撤回を求める抗議運動が大規模化したのを受け、6月15日に立法会での審議延期を表明した。その後、「改正案は死んだ」と表現を強めて事実上の廃案であることを強調しつつも、撤回には踏み込まずにいた。抗議運動に対しては、参加者ら1000人以上を拘束するなど強硬姿勢で臨んできた。
 しかし、その後も抗議運動は続き、警官隊との衝突も激しさを増していた。
 林鄭氏は動画で、「暴力で問題は解決しない。この提案を社会が前進する基礎としたい」と述べ、幅広い住民との対話を呼びかけた。
 だが、行政長官選の民主化など民主派などが掲げる他の要求には譲歩しておらず、民主派議員らは「政治的なショーにすぎない」と反発を見せている。
コメント
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