今朝15日の朝8時50分男子マラソンMGCがスタートしました。
「面白うてやがて悲しき設楽かな」でした。ご苦労様!!
競技前の専門家の見立てでは「時間に関係なく上位2人に入れば良いのだから様子見しながらスローなゲーム展開となるだろう」との事でした
浜爺は「何と志の低い事を考えているのかなー?」と残念に思いました。2008年猛暑の北京五輪ではアフリカ勢の一人がスタートからぶっちぎりで優勝。記録は2時間06分32秒の快記録でした。
2012年ロンドン、2016年リオ五輪もアフリカ勢が2時間08分台で優勝。その他の国際レースでは2時間3-4分出せないと優勝は難しそうです。
冷や汗 >
レースの駆け引きとは言いながら「それで東京五輪に出て何を狙うのなー?」
思った次第です。
素人の計算でもペースメーカーが居なくとも「1キロ3分、5キロで15分、10キロ30分で刻んでゆけば2時間6分30秒前後でゴール」これにコースのアップ・ダウン考慮すればこの程度のラップを目標にしないとこの先勝ち目が無いのでは?」と思うからです。
だから「今朝のレースでホンダの設楽選手が10キロを30分を独走した時はやってくれたー」と喜んだものでした。しかし20キロを過ぎると1キロ3分10秒前後のラップを刻めなくなり失速、ゴール前の上り坂で2位グループの集団にあれよあれよと抜かれ、結果は虚しいものでした。 涙 >
でもそういうゲーム展開も有りでしたよ。MGC ファイナルで五輪切符1枚ゲットのチャンスがあると言えば有るようです。頑張って下さい。
さて2枚の切符は中村匠吾選手2時間11分28秒で優勝、2位は服部勇馬選手が2時間11分36秒で手にしました。
3枚目は3位に入った大迫選手でしょうか? 設楽選手はたまた新記録が出て他の人ですかね? 楽しみです。
写真:優勝した中村匠吾選手(富士通)
日刊スポーツ:
<陸上:男子マラソングランドチャンピオンシップ>◇15日◇明治神宮外苑発着42・195キロ
男女上位2選手が来年の東京五輪代表に内定する大一番で、男子は中村匠吾(26=富士通)が2時間11分28秒で優勝した。2位には8秒差で服部勇馬(25=トヨタ自動車)が入った。日本記録保持者の大迫傑(すぐる、28=ナイキ)は3位だった。東京五輪の代表は3枠あり、残り1枠は19〜20年シーズンの主要レースをもとに選出する。
◇ ◇
39キロすぎ、残り3キロで中村がロングスパートを仕掛けた。帽子を路上に投げ捨てた。必死に追いすがる服部と大迫。3人のランナーによる、2枠をかけた最後の大勝負が始まった。41キロで必死に追いすがる大迫が中村に追いつく、このまま逆転されそうな状況から粘った。鬼のような形相で先頭を譲らない。そしてスピードは衰えず、ゴール手前40メートルの地点でガッツポーズ、勝利を確信すると気持ちよさそうにゴールテープを切った。
中村は「しっかりトップでゴールすることだけ考えて走った。ここまで順調でなく苦しんだ部分があった。スタッフ、トレーナーに支えられての優勝、うれしい」と話した。
天候は晴れ、気温25度、湿度72%、風速2メートルという条件。スタートから飛び出したのは設楽悠太(ホンダ)だった。「先行逃げ切り」を宣言していた通り、35キロまで独走。一時は2分以上もの大差をつけられた。だが中村は2位集団につけ、自分を信じて走った。そして37キロすぎ、ついに設楽の1人旅が終わる。神楽坂の坂道で設楽を2位集団が吸収すると、そこからは自分の持ち味のスピードを発揮した。
「焦りはあったけど、後半勝負と言い聞かせて走った。予想通り40キロからの勝負。余裕を持って走れたので、早めにスパートした」
最後は大迫とのスピード勝負を制し、追いすがる服部にも8秒差でゴールした。
2位に入った服部も東京五輪を射止めた。最後に大迫を逆転し、感慨深げに振り勝った。
「必ず2位に入って東京五輪をつかもうと思った。(設楽)悠太さんの走りが勇気になった」
同じ東洋大の先輩の背中を追い、そして超えた。その先にあったのは夢の東京五輪だった。