昨日27日関西電力は幹部らが「高浜原発のある高浜町の元助役森山氏(今年3月90才で死亡)から3億数千万円を受け取っていた問題」で記者会見を開きました。会長と社長を含む役員ら6人で1億8千万円。その他の幹部を含めれば20名が3億2千万円を平成29(2017)年までの7年間に、関電高浜原発が立地する福井県高浜町の元助役の森山栄治氏(今年3月90歳で死亡)から、受け取っていたことが、金沢国税局の税務調査で分かったそうです。
森山社長曰く「無理に断わると(地元との良好な関係が壊れると思い)断りきれなかった」とか!!
何とも大会社のトップにして志の低い認識です。
既に別紙でも報道していますが「いわゆる原発マネー」が環流している様です。 こんな図式です」(ネットより)
何故か記者会見の写真が(故意に?)映りが悪くこんな人だと顔と名前が一致しませんのでネットから探し出しました。
岩根茂樹社長はこんな顔です(多分3年ほど前)
そして元高浜町の助役森山氏は77年から87年にかけ助役を務め、85年に稼働した高浜3,4号機の誘致に成功した(地元では)神様の様に力が有ると言われた方だそうです。こんな顔の方です。(ネットより)
現役を退いても献金が続いていますから「町の懐でなく助役或いは元助役が町の組織と外の影響力を使って続けていたのでしょう!!」
元は電力料金に含まれた「税金なんですよね」 怒り >
刑事上の責任問題もさることながら「この醜態に会長と社長の去就は不明です」
TVの娯楽番組の一場面:
「高浜屋 そちも悪よのー」「いえいえ 関電様ほどの事は」
そのままですね。
追っての情報をしっかり見守りたいと思います。
政府に騙されたとか町に騙された なんていわない様にしましょうね!!
写真:関西電力岩根社長(66)会見で
毎日新聞:
関西電力の八木誠会長(69)ら幹部らが、高浜原発のある福井県高浜町の元助役、森山栄治氏(今年3月に90歳で死亡)から資金を受け取っていた問題で、関電は27日、大阪市北区の本店で緊急記者会見を開いた。岩根茂樹社長(66)は金品の受領は会長ら6人だけでなく、「20人が計約3億2000万円相当を受け取っていた」と明らかにした。
岩根社長は「コンプライアンス(法令順守体制)上、疑義をもたれかねないと厳粛に受け止めている。関係者に多大な心配やご迷惑をおかけし、お騒がせしたことに対し深くおわび申し上げる」と謝罪したが、金品の詳細や社内処分については具体的な説明を避けた。会長や自身の辞任は否定した。
金品を受け取っていたのは、八木会長、岩根社長、豊松秀己元副社長(65)や原子力事業の幹部ら。20人にはOBや社員も含まれるとした。会見によると、国税当局の調査で役員らが多額の金品を受領していると指摘を受け、昨年7月から社外の弁護士を含めた調査委員会を設置し、調査を開始。岩根社長は金品の受領を認めた上で「一部は常識の範囲を超える金品について受け取りを拒んだり、返却を申し出たりしたが、強く拒絶されたため、一時的に保管した」と釈明した。儀礼の範囲内にとどまるもの以外は返却したという。
受領した理由について「(森山氏は)地元の有力者で地域の共生でお世話になっており、関係悪化を恐れ、返せるときに返そうと考えた」と語った。岩根社長も社長に就任した2016年、同社を訪問した森山氏から就任祝いとして記念品をもらったが、後に高額なものと判明し、返したという。
関電は社長と会長の報酬返上などを含む関係者の社内処分を行ったが、詳細は控えるとし、その理由について「(金品受領の)見返りとなる対価的な行為はなく、発注プロセスについても適切に実施している。還流があったという認識はない」と述べた。岩根社長自身の経営責任については「再発防止に努めることで、責務を果たしていく」と話したが、経営陣の責任問題に波及するのは必至だ。
八木会長は26日夜の毎日新聞の取材に対し、「(森山氏から)一時的に金品を預かったことがあるが返した。ただ、預かったことにも税金がかかるということで税務調査を受けた」と釈明。森山氏については「地元の有力者だった。原子力事業を担当していた時に知り合い、原子力に理解のある方だった。お歳暮は受け取ったことがあるが、高価なものは返している」と話した。
森山氏は1977〜87年に高浜町の助役を務めた。金沢国税局が昨年1月、高浜原発や大飯原発(福井県おおい町)の関連工事を請け負う高浜町の建設会社への税務調査を開始。同社を端緒に調べたところ、工事受注などの手数料として、森山氏が約3億円を受け取っていたことを確認した。手数料の一部をめぐって、森山氏は所得として申告しておらず、金沢国税局から申告漏れを指摘されて、追徴課税も含めて納付した。
高浜原発3、4号機は17年6〜7月に営業運転を再開。1、2号機は再稼働に向けて安全対策工事をしている。【杉山雄飛、宇都宮裕一、工藤昭久】
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