王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

関電社長ら辞任否定「関係悪化恐れた」「発注プロセスは適切」

2019-09-28 09:27:29 | 原発関連
昨日27日関西電力は幹部らが「高浜原発のある高浜町の元助役森山氏(今年3月90才で死亡)から3億数千万円を受け取っていた問題」で記者会見を開きました。会長と社長を含む役員ら6人で1億8千万円。その他の幹部を含めれば20名が3億2千万円を平成29(2017)年までの7年間に、関電高浜原発が立地する福井県高浜町の元助役の森山栄治氏(今年3月90歳で死亡)から、受け取っていたことが、金沢国税局の税務調査で分かったそうです。
森山社長曰く「無理に断わると(地元との良好な関係が壊れると思い)断りきれなかった」とか!!
何とも大会社のトップにして志の低い認識です。
既に別紙でも報道していますが「いわゆる原発マネー」が環流している様です。 こんな図式です」(ネットより)
何故か記者会見の写真が(故意に?)映りが悪くこんな人だと顔と名前が一致しませんのでネットから探し出しました。
岩根茂樹社長はこんな顔です(多分3年ほど前)

そして元高浜町の助役森山氏は77年から87年にかけ助役を務め、85年に稼働した高浜3,4号機の誘致に成功した(地元では)神様の様に力が有ると言われた方だそうです。こんな顔の方です。(ネットより)
現役を退いても献金が続いていますから「町の懐でなく助役或いは元助役が町の組織と外の影響力を使って続けていたのでしょう!!」
元は電力料金に含まれた「税金なんですよね」  怒り >
刑事上の責任問題もさることながら「この醜態に会長と社長の去就は不明です」
TVの娯楽番組の一場面:
「高浜屋 そちも悪よのー」「いえいえ 関電様ほどの事は」
そのままですね。

追っての情報をしっかり見守りたいと思います。
他人事ながら浜爺は2017年2月に高浜3,4号機の再稼働の時」に些かの心配をしていました。事故が無い様に願いますよ。
政府に騙されたとか町に騙された なんていわない様にしましょうね!!

写真:関西電力岩根社長(66)会見で

毎日新聞:
関西電力の八木誠会長(69)ら幹部らが、高浜原発のある福井県高浜町の元助役、森山栄治氏(今年3月に90歳で死亡)から資金を受け取っていた問題で、関電は27日、大阪市北区の本店で緊急記者会見を開いた。岩根茂樹社長(66)は金品の受領は会長ら6人だけでなく、「20人が計約3億2000万円相当を受け取っていた」と明らかにした。
 岩根社長は「コンプライアンス(法令順守体制)上、疑義をもたれかねないと厳粛に受け止めている。関係者に多大な心配やご迷惑をおかけし、お騒がせしたことに対し深くおわび申し上げる」と謝罪したが、金品の詳細や社内処分については具体的な説明を避けた。会長や自身の辞任は否定した。
 金品を受け取っていたのは、八木会長、岩根社長、豊松秀己元副社長(65)や原子力事業の幹部ら。20人にはOBや社員も含まれるとした。会見によると、国税当局の調査で役員らが多額の金品を受領していると指摘を受け、昨年7月から社外の弁護士を含めた調査委員会を設置し、調査を開始。岩根社長は金品の受領を認めた上で「一部は常識の範囲を超える金品について受け取りを拒んだり、返却を申し出たりしたが、強く拒絶されたため、一時的に保管した」と釈明した。儀礼の範囲内にとどまるもの以外は返却したという。
 受領した理由について「(森山氏は)地元の有力者で地域の共生でお世話になっており、関係悪化を恐れ、返せるときに返そうと考えた」と語った。岩根社長も社長に就任した2016年、同社を訪問した森山氏から就任祝いとして記念品をもらったが、後に高額なものと判明し、返したという。
 関電は社長と会長の報酬返上などを含む関係者の社内処分を行ったが、詳細は控えるとし、その理由について「(金品受領の)見返りとなる対価的な行為はなく、発注プロセスについても適切に実施している。還流があったという認識はない」と述べた。岩根社長自身の経営責任については「再発防止に努めることで、責務を果たしていく」と話したが、経営陣の責任問題に波及するのは必至だ。
 八木会長は26日夜の毎日新聞の取材に対し、「(森山氏から)一時的に金品を預かったことがあるが返した。ただ、預かったことにも税金がかかるということで税務調査を受けた」と釈明。森山氏については「地元の有力者だった。原子力事業を担当していた時に知り合い、原子力に理解のある方だった。お歳暮は受け取ったことがあるが、高価なものは返している」と話した。
 森山氏は1977〜87年に高浜町の助役を務めた。金沢国税局が昨年1月、高浜原発や大飯原発(福井県おおい町)の関連工事を請け負う高浜町の建設会社への税務調査を開始。同社を端緒に調べたところ、工事受注などの手数料として、森山氏が約3億円を受け取っていたことを確認した。手数料の一部をめぐって、森山氏は所得として申告しておらず、金沢国税局から申告漏れを指摘されて、追徴課税も含めて納付した。
 高浜原発3、4号機は17年6〜7月に営業運転を再開。1、2号機は再稼働に向けて安全対策工事をしている。【杉山雄飛、宇都宮裕一、工藤昭久】
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暴行問題の貴ノ富士が会見暴行反省も実質的に引退は「受け入れられません」

2019-09-28 09:24:21 | スポーツ
昨日27日十両・貴の富士(22=千賀の浦部屋)が前日相撲協会から「引退勧告」を受けた事に対し弁護士同席で記者会見を行いました。
部屋の若い衆に「殴ったり」「酷いあざなを付けて馬鹿にした」等を咎められ、一般社会なら依願退職の勧め(退職金が支払われる)なのですが、記者会見では「反省はするけど処分は重すぎる」との主張です。
最近思うのですが「お相撲さんも良く喋るようになりました」浜爺が若者の頃のお相撲さんは金星や勝ち越し或いは優勝のインタビューでも「ああとかうーとか」発声するだけで会話にならずアナウンサーがあらかじめ用意した質問に「反応する」事で結論に誘導してる様なやり取りが普通でした。
その後大学卒のお相撲さんが珍しくない時代になりました。若い人も良く喋ります。その意味では「時代は変わってきているのですね」
この業界も「親方、兄弟子の言う事がすべてに優先」の様でしたが変わりつつあります。その一角が「横綱による暴力事件」で朝青龍そして日馬富士の暴行事件で協会は厳しく「暴力事件の再発を防止すべく社会から求められていました」
昨年のTVニュースショ-は良く取り上げていました!!
それだけ協会にとって「力士による暴力事件」は有ってはならない事件だと思います。 さてそんな中で貴の富士は「2度目の暴力行為」なんですね。お相撲さんが弁護士を同席させ「自分の権利を主張」とは権利意識が根付いた証し」と思いますが、自分の権利を主張するには他人(この場合弟子の)権利にも目を配るべきでしょう!
協会広報部長芝田山(元横綱大乃国)はこの会見に不快感を表明しています。
もっと厳しい処分かも? 依願退職でプロレスか総合格闘技で活躍もあるかと思いますがはて貴ノ岩の富士の考えはどうなのでしょう?
余談ですがニュースの価値は「その日その時の他のニュースとの兼ね合い」で扱いが変わります。貴ノ岩の会見は関電幹部の不祥事に追いやられてしまった感が有りました。  汗 >
まだ続きが有りますね。 しっかり見守りましょう。

写真:記者会見での貴ノ岩

スポニチアネックス:
秋場所前に暴行問題を起こし、日本相撲協会から自主的な引退を促されている十両・貴ノ富士(22=千賀ノ浦部屋)が27日、都内で代理人を務める弁護士同席のもと、会見を行った。

 貴ノ富士は会見冒頭、「昨日、私は公益財団法人日本相撲協会から実質的に引退を勧告するという処分を言い渡されました。処分のもととなった暴行について深く反省しています。親方から若い衆の指導を任されている中で、言葉で指導できず、手を出してしまいました。今後、機会を頂ければ、被害を受けた付け人のご実家に伺い、直接謝罪したいと思っています。また、差別的な発言についても処分の対象となりました。若い衆や他の皆様に不快な思いをさせてしまい、本当に申し訳なく思っています」とこれまでの経緯と共に謝罪の言葉を口に。「これまで育ててくださった相撲協会、千賀ノ浦親方には本当に感謝しています。またこのようなご迷惑をおかけし、本当に申し訳ありません」とした。

 そのうえで「しかし、今回の処分はあまりに重く、受け入れられません」と処分への難色を示した貴ノ富士。「中学の時から憧れ、この世界に入り、稽古に耐え、相撲道に一歩ずつ歩んできた私には相撲しかありません。本件の暴行という愚かな行いを反省し、自らの身を戒め、土俵に戻って、相撲道に精進したいと思っています」と頭を下げた。

 同席の弁護士も「本件処分は協会内にあるべきガバナンス、再発防止策のないまま下されたもので、遺憾と言わざるを得ません。懲戒解雇を視野に入れた厳罰処分であり、暴行の対応などを踏まえると、社会的に不相当なものです」と説明。「今後については法的視点を含めて、本件処分の不当性を訴えてまいります」とした。(引用終わり)

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