一昨日23日(現地時間)NYの国連気候行動サミットでスウェーデンの高校生環境活動家グレタ・トゥンベリさん(16)は演説を行い、その中で「私たちの未来を奪う大絶滅はもう始まっている。それなのに貴方達は(サミットに出席している首脳すべてと思う)お金とか持続的経済成長とかおとぎ話だ。良くそんなことを!(ぬけぬけと言っていられますね)」と激しい怒りをぶつけました。
温室効果ガス(green house gas)排出問題に焦点を当てる点では強烈なインパクトを国際的に与えました!
ところで彼女は中学生の時に温室効果ガスの危機に気づき「たった一人で学校を休みデモを始めた」そうです。考える過程で「ガスを排出させる飛行機に乗らない、肉を食べない」等出来る事に取り組み、今回NYに来るにはイギリスからヨットで来たそうです。こんな風です。
イギリスプリマス港から(AFP)
素人の見立てですけど、彼女は「シングルイッシュー(単一の課題)厳しい体制批判を見ると環境或いは排出ガス原理主義者/ファンダメンタリスト」ですかね?! いろいろ批判もあるようです。
極論ですが温室効果ガスの政治的抑制を待つ間、自己規制を厳しく行うと「アーミッシュの方の様に」移動には馬車を使い、地産地消のもので暮らすという静かな暮らしが必要かと思いますが、はて彼女のグランドデザイン(大筋書き)はどうなっているのでしょうかね?
演説の後は市内のデモに加わった様です。前から2列目ピンクのTシャツおさげさんです。
「温室ガス対策をどう進めるか?」と聞かれたのですから中国、アメリカやロシアと協力して「取り敢えず木をたくさん植える」と答えたら当たらずと言えど遠からずでした! 今頃浜爺が気が付いても遅かったですがね。 残念 汗 >
環境か? 経済成長か? この選択は悩ましいですよ。
安倍首相(NYに居るんですね)とその閣僚の小泉環境相。
日本に限れば、65才以上の人には年金を確実に払い続けなければいけません。税収基盤を安定させるには2%程度の経済成長に合わせ雇用の促進、出る方では200万人を超える生活保護、や高齢化による医療費の増大等に対応しなければいけません。原発止めて石炭火力も漸減させるにしても時間はいります。赤上げて、白上げて 赤下げないで白下げない ままだとピンク色になってしまいます。それほど微妙なんですよ。
トゥンベリ嬢が殉教者にならないようしっかりと運動を続けて欲しいものです。結婚して子供さんを生んでふつうの小母さんになって、彼女の後は又新しい若い人が受け継いでゆく。玉砕は間違い 瓦全こそ微妙な問題の進め方と思います。
この会場でトランプ大統領は彼女と一瞬すれ違っていう様です。大統領は「彼女は素晴らしい」とツイートしたらそれが「あおりだ!」と批判が出ています。アメリカは大問題の対極ですからね。
トゥンベリ嬢 頑張って下さい。
写真:「よくもそんな事を」と怒りのトゥンベリさん
毎日新聞:
【AFP=時事】スウェーデンの高校生環境活動家グレタ・トゥンベリさんは23日、米ニューヨークで開幕した国連気候行動サミットで演説した。トゥンベリさんは、世界の首脳らが温室効果ガス排出問題に取り組まず、自分たちの世代を裏切ったと非難し、「よくもそんなことを」と怒りをぶつけた。
アントニオ・グテレス国連事務総長が開催した同サミットは、実現が危ぶまれるパリ協定を再び勢いづかせる狙いがある。熱の込もったトゥンベリさんの演説は、サミットの基調を定めるものとなった。
トゥンベリさんは「私はここにいるべきではない。大西洋の向こう側に帰って学校に通っているべきだ」と言明。時に声を震わせながら「あなた方は希望を求めて私たち若者のところにやってくる。よくもそんなことができますね」と批判し、「私たちは大絶滅の始まりにいる。それなのに、あなた方が話すことと言えば、お金や永続的な経済成長というおとぎ話ばかりだ。よくもそんなことを!」と怒りをあらわにした。
トゥンベリさんは、気候変動対策をめぐる政府の怠慢に抗議する若者の運動を代表する世界的な「顔」となっている。この運動では20日、世界各地で数百万人の児童・生徒が学校ストを行った。
23日の国連発表によると、パリ協定に応じ、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロとする「カーボンニュートラル」を達成することを約束した国は、66か国に上る。
気候サミットには、当初欠席する予定だったドナルド・トランプ 米大統領が急きょ、短時間ながらも出席した。トランプ氏は、地球温暖化が人為的な原因により起きているとする科学界の結論に対し、繰り返し疑念を示している。トランプ氏は会場で、インドのナレンドラ・モディ首相の演説を聞き、拍手をした後に退場した。
グテレス氏はこれに先立つサミット開幕時、「気候の緊急事態は、われわれが現在、負けている競争だが、勝つことのできる競争だ」と述べた。
エマニュエル・マクロン仏大統領は、チリ、コロンビア、ボリビアの首脳と会談。会談では、世界銀行、米州開発銀行、国際環境NGOコンサベーション・インターナショナルが、世界の森林保護のため5億ドル(約540億円)を追加で投じると確約した。 【翻訳編集】AFPBB News(引用終わり)