王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

香港 無許可デモ 数万人 警察本部まえで放火も!!

2019-09-01 09:14:11 | 中国関連
昨日31日 香港では無許可デモ(政庁がデモを許可しないのですから)に市民数万人が集まり警備の警官隊5000人とあちこちで衝突が起き「警官側から拳銃が2発威嚇発砲」された他、中心街は催涙ガスが立ち込めました。
6月頃より目立ち始めた政庁の「逃亡犯条例改正案」を1国2制度に対する更なる締め付けと捉えた市民特に若い学生が中心となり抗議のデモとなっていま
したが2日前には学生の中心である周さん(22歳女性ー日本語で記者会見してました)と黄さん(22歳男性)を逮捕拘禁しデモに対する警告合わせ牽制とした様です。幸いにも2人は怪我もなく釈放されましたが、これに対する抗議デモが許可されずスマホその他のSNSでの呼びかけで数万人のデモとなった様です。汗>
こんな写真も(ネットから)

政庁の長官は「中国共産党の意を受けてやっているのでしょうから簡単には収まりそうも有りません」別報では人民解放軍の部隊がシンセンで待機とも香港駐在部隊との交代との名目で現地入りしているとの報道もあります!!
血の雨が降りそうです!!   恐怖>
1997年香港返還が英国から行われ22年目になりますが早くも「中国支配を完成させたい」習政権焦りが見えます。
習政権の力を保持したい事と対米貿易摩擦で経済成長に陰りが出た事を隠すには格好の実験場ですね!
共産党政権も学習しているでしょうから「戦車でデモ隊を踏み殺す」事はしなくても戒厳令を敷いて人海戦術でデモ隊を鎮圧すればそれで終わりでしょう。
しかしそれは「小さく勝って大きく負ける」事になります。
香港を見ながら横目では「台湾の取り込み」を狙って居るのですから、「台湾人」の心情をしっかり測れば、ここは仕切り直しして別の機会が大人の対応と思います。
しかし習政権でできますかね? 浜爺は素人ですけど「出来ないだろうなー」と見ています。
話は飛んで「宇宙は誕生以来どんどん外に広がっていて、我々の思考や行動もその影響で外へ(より自由な)広がっている」との説が有ります。
その説に乗れば「中国共産党が崩壊するまであと何年かかるでしょうかね?」
残り28年位経つと「トウ小平」閣下の様な優れものが出て異次元の解決策を提案するかもしれません。
日本だって1960年安保で国会に連日30万人(主催者側発表)のデモがでて反対し樺美智子さんという学生さんの犠牲者を出しても何も変わりませんでした。
それから60年 ようやく朝鮮半島を含む東アジアの情勢が米国の「懐具合」もあって変わろうかとしています。
これからの流れはもっと早いと思います。香港の若い人は「一時の激情に駆られ玉砕等しないでください。しっかり瓦然(瓦のようにしぶとく生き延びる)して次の若手に思想を繋いでください」
味方が苦しい時は「相手も結構苦しいのですよ!」
静かに頑張って下さい!!

写真:催涙ガスが流れる政府庁舎前(毎日新聞)
産経新聞:
香港各地で31日、市民らが「逃亡犯条例」改正案に抗議する無許可のデモを行った。一部若者が政府本部庁舎に向け火炎瓶を投げたり、幹線道路に築いたバリケードに放火したりするなど過激化。警察は催涙弾やデモ鎮圧用の放水車を用いて強制排除に乗り出した。拘束者も複数出た。 この日は、香港行政長官選挙から事実上民主派を排除し、大規模民主化デモ「雨傘運動」のきっかけとなった2014年の中国による決定から5年。無許可デモは通信アプリで呼び掛けられ、参加者は数万人に達したとみられる。
 31日に予定されていた民主派団体主催の大規模デモを警察が許可しなかったことや、民主活動家らを一斉摘発したことに市民の反発が高まった。(共同)
 香港政府は改正案撤回などデモ隊の要求には応じない方針で、警察力で抗議活動を封じ込める姿勢を鮮明にしている。戒厳令に近いとも指摘される「緊急状況規則条例」の適用も取り沙汰され、緊張が高まっている。
コメント
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