王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

6日 最高裁判事が不動産王から「豪華旅行接待」米報道 自家用機やヨットも使用

2023-04-08 09:43:10 | 米国(バイデン)関連
大変な記事を見つけました。6日、非営利の米調査報道機関「プロパブリカ」は6日、保守派の連邦最高裁判事クラレンス・トーマス氏が、共和党支持者の資産家の自家用機やヨットで頻繁に豪華旅行をするなどの接待を受けていたと報じたそうです。
贈答品や接待の開示を義務付けた法律に違反しているとの専門家の見解も伝えたそうです。
表題には「民主党も辞任を要求」と有りましたが、長すぎるので割愛しました。三権分流の意識が強いので、議会が辞任を働き替えるのは難しいのかなとも思いましたよ。
念のため、どの大統領による指名かと思いましたら、この記事にも有りますが1991年 共和党の パパ ブッシュ大統領による指名でした。女性による中絶 や 銃規制 について ここ数年右寄りの判決が続いていて国論二分が問題になっていますから、共和党支持の大富豪による過分な旅行や施設の提供(保養)は「違反を指摘されるに十分」な気がします。
連邦最高裁判事で保守派の長が、影響力を失うような事が有ると「トランプ元大統領の34険阻訴訟に行方にも将来的に影響が出るかも知れません」
静かに見守ってゆきましょうね。

写真:連邦最高裁判事クラレンス・トーマス氏

東京新聞:
【ワシントン=吉田通夫】非営利の米調査報道機関「プロパブリカ」は6日、保守派の連邦最高裁判事クラレンス・トーマス氏が、共和党支持者の資産家の自家用機やヨットで頻繁に豪華旅行をするなどの接待を受けていたと報じた。贈答品や接待の開示を義務付けた法律に違反しているとの専門家の見解も伝えた。
 プロパブリカによると、トーマス氏は妻とともに2019年6月末から9日間、不動産王のハーラン・クロウ氏と、同氏が所有する自家用機やヨットでインドネシアを旅行。ほかにも頻繁に国内外を旅行しており、夏は東部ニューヨーク州にあるクロウ氏所有の施設で1週間ほど過ごすのが通例になっているという。
 クロウ氏は声明で、トーマス氏とは1996年から友人だとしたうえで「ほかの多くの友人に提供してきたもてなしと変わらない」と、接待を事実上認めた。司法に対するロビー活動は否定した。

 裁判官は415ドル(約5万5000円)以上の贈答品の開示が義務付けられているが、トーマス氏は旅行の多くを開示していないとして、プロパブリカは法律に抵触しているとの専門家の見解を伝えた。
 トーマス氏は共和党のブッシュ(父)政権時の1991年に任命された。米国では連邦最高裁判事も共和党に近い保守派と民主党に近いリベラル派に分かれ、行政訴訟では判断が異なることが多い。現在の最高裁判事は9人のうち6人が保守派で民主党に不利な判断が相次いでいる。民主党議員からはトーマス氏に辞任を迫る声が上がっている。
〈引用終わり)
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7日 はま寿司が「使用期限」切れの食材提供 ラベル張り替え、数年前から

2023-04-08 09:26:32 | ビジネス
この話、一報は「従業員の告発が有ってゼンショーの子会社が調査したが、何も問題が無かった。その件に告発した従業員が”査察の人間のいる前で違反をやるわけない”」等報じている記事をチラっと読んだ覚えが有ります。「その後再調査をして判明した」のでしょうか?
7日、回転ずしチェーン「はま寿司」は、郡山堤店(福島県郡山市)で、本来は社内ルールで廃棄すべきだった「使用期限」が切れた一部の魚や果物を複数回使っていたと公表したそうです。各紙この事実を報じていますが、文春デジタル版の報道との兼ね合いについて言及している所は有りません。
はま寿司 郡山堤店(ネットより)

文春砲の炸裂の結果で有ったかは判りませんが、魚と有りますから寿司ネタ、果実と有りますからサイドメニューも又元従業員も指摘の通りの様です。
会社の発表で違和感が残るのは「数年前からこのような事が行われているのに:
社員の店長は貼り替えを知らず、指示も出していなかった」と言っています。会社の正しい方針が貫徹されず、(アルバイト)店員によって違反が粛々として行われていたとは恐ろしい職場です。
もうけも大事ですが、社内ルールは貫徹できる体制と権限を与えないと組織は動かないのでしょうね。
建前だけ立派では長続きしません。

写真:はま寿司 大阪府内

朝日新聞デジタル:
回転ずしチェーン「はま寿司」は7日、郡山堤店(福島県郡山市)で、本来は社内ルールで廃棄すべきだった「使用期限」が切れた一部の魚や果物を複数回使っていたと公表した。期限が切れた翌日に使うことがあったとしている。「多少の超過なら安全上、問題はない」と考え、提供する食材の一部で使用期限のラベルを貼り替えていたという。
 使用期限は、解凍した食材などに対し、元の食材の消費期限を超えない範囲で同社が設けていた。同社は、健康被害の報告はないと説明している。はま寿司の親会社ゼンショーホールディングス(HD)に2月3日に内部告発があり、3月29日には文春オンラインが報じた。
 これを受けて、会社側が店舗の従業員に聞き取りしたところ、数年前から使用期限切れの食材のラベルを貼り替えるなどして使っていたことが判明したという。社員の店長は貼り替えを知らず、指示も出していなかったとしている。
 はま寿司は国内で576店舗(3月末時点)を運営している。自社のウェブサイトで「当社の運営そのものにも問題があると受け止めている。真摯(しんし)に反省し、改善に向けた対策を講じることで、引き続きお客様に安全でおいしいお寿司(すし)を提供できるように努める」などとコメントを出した。従業員の教育を徹底するほか、人の手に頼らない食材の管理方法を考えるという。(山下裕志)
〈引用終わり)
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