大変な記事を見つけました。6日、非営利の米調査報道機関「プロパブリカ」は6日、保守派の連邦最高裁判事クラレンス・トーマス氏が、共和党支持者の資産家の自家用機やヨットで頻繁に豪華旅行をするなどの接待を受けていたと報じたそうです。
贈答品や接待の開示を義務付けた法律に違反しているとの専門家の見解も伝えたそうです。
表題には「民主党も辞任を要求」と有りましたが、長すぎるので割愛しました。三権分流の意識が強いので、議会が辞任を働き替えるのは難しいのかなとも思いましたよ。
念のため、どの大統領による指名かと思いましたら、この記事にも有りますが1991年 共和党の パパ ブッシュ大統領による指名でした。女性による中絶 や 銃規制 について ここ数年右寄りの判決が続いていて国論二分が問題になっていますから、共和党支持の大富豪による過分な旅行や施設の提供(保養)は「違反を指摘されるに十分」な気がします。
連邦最高裁判事で保守派の長が、影響力を失うような事が有ると「トランプ元大統領の34険阻訴訟に行方にも将来的に影響が出るかも知れません」
静かに見守ってゆきましょうね。
写真:連邦最高裁判事クラレンス・トーマス氏
東京新聞:
【ワシントン=吉田通夫】非営利の米調査報道機関「プロパブリカ」は6日、保守派の連邦最高裁判事クラレンス・トーマス氏が、共和党支持者の資産家の自家用機やヨットで頻繁に豪華旅行をするなどの接待を受けていたと報じた。贈答品や接待の開示を義務付けた法律に違反しているとの専門家の見解も伝えた。
プロパブリカによると、トーマス氏は妻とともに2019年6月末から9日間、不動産王のハーラン・クロウ氏と、同氏が所有する自家用機やヨットでインドネシアを旅行。ほかにも頻繁に国内外を旅行しており、夏は東部ニューヨーク州にあるクロウ氏所有の施設で1週間ほど過ごすのが通例になっているという。
クロウ氏は声明で、トーマス氏とは1996年から友人だとしたうえで「ほかの多くの友人に提供してきたもてなしと変わらない」と、接待を事実上認めた。司法に対するロビー活動は否定した。
裁判官は415ドル(約5万5000円)以上の贈答品の開示が義務付けられているが、トーマス氏は旅行の多くを開示していないとして、プロパブリカは法律に抵触しているとの専門家の見解を伝えた。
トーマス氏は共和党のブッシュ(父)政権時の1991年に任命された。米国では連邦最高裁判事も共和党に近い保守派と民主党に近いリベラル派に分かれ、行政訴訟では判断が異なることが多い。現在の最高裁判事は9人のうち6人が保守派で民主党に不利な判断が相次いでいる。民主党議員からはトーマス氏に辞任を迫る声が上がっている。
〈引用終わり)