昨日13日朝8時前、NHKの朝ドラを見ようとTVを付けて待っていたら5分ほど前にJアラートが流れ「北がミサイル発射」を報じました。
又、朝の発射か!と思い嫌な気持ちでアラートを見ていました。北海道方面が狙われているのは良く分かりましたが、「北海道全域と北方4島」を含め、着弾に気を付ける様に警報を繰り返すのは、ちと異常と言うか過剰な反応でないかと思いました。まあ、Jアラートの趣旨からして「屋外の人は退避を警告」は当然ですが、改めて「警報が出てもミサイルでは退避用の防空壕或いは同様の施設が無いではないか!」と気が付きました。昭和20年に「空襲警報がなると「近くの小山の裾に掘られた地下水の洩れる、管制灯に照らされた防空壕」が有ったのを思いだしました。嫌な記憶です。その程度の防空壕さえ町内には無いのが現実です。
さて、そのミサイルが「北海道全域を対象にしたものでない事」が判り、警報が取り消されたのは、朝ドラが終わるころだったかと思います。
昨日の午前中から、Jアラート発令の「適否」が論じられました。松野官房長官の発言の通り」「一報はすべきでしょうが、発表は着弾すると思われる時間ですから、「責任逃れの間無きにしも有」らずです。
他紙の情報と合わせると、【ソウル=上杉洋司】朝鮮中央通信は14日、北朝鮮が固体燃料式の新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星18」の発射実験を13日に行ったと報じた。13日朝に日本海に着弾した弾道ミサイルを指すとみられる。
そしてこの記事によれば、3月13日金正恩総書記立ち合いの下にこの金星18の発射実験が成功していた様です。
格納庫から引き出される金星18と父娘(同記事から)
別角度からの金星18の発射
ロシアによるウクライナ侵攻とそれに付随する民間地に対するミサイル攻撃を見るにつけ、ウクライナの高層ビルや施設には「防空壕が当たり前に備わっている」のを見ると、日本は平和ボケで町の開発が進んできた気がします。
地震対策でさえ十分でない中ですが、学校の施設を中心に、何かを考えないといけない時代になったのかな? とも思います。
台湾は民間防衛をどうしているのでしょう? いろいろ軟高両面から考えていかないといけなくなりそうです。
写真:金星18の発射(3月17日?)
英軍事週刊誌ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー東京特派員:
北朝鮮国営メディアは14日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の立ち会いのもと、従来の液体燃料式よりも迅速に発射できる固体燃料式の新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星18」の初めての発射実験を13日に行い、成功したと発表した。
北朝鮮の発表が事実であれば、液体燃料使用の2017年の最初のICBM発射実験成功からわずか6年で固体燃料使用のICBMの実験に成功したことになる。これは米国とソ連以外のICBM開発国では最速となる。インドは2013年、中国は2019年、フランスは2021年にそれぞれ実験した。固体燃料式ミサイルは、液体注入で発射までに時間がかかる液体燃料型とは異なり、短時間で発射でき、相手国への奇襲性が高い。日米韓の事前探知と迎撃を避け、米本土を打撃できる能力を確保できる。
(以下省略)