王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

2日 林外相、製薬社員の解放求める 中国外相「法律に基づき処理する」

2023-04-03 09:28:30 | 中国関連
昨日2日午前、北京の釣魚台国賓館で、中国の秦剛(チンカン)国務委員兼外相と会談しました。
事前の訪中はNHKはじめマスコミ各社が取り上げていますが、会談の内容につき詳報が有りません。
あちこち事前の記事を読んでみると、大筋では「日中外相会談は5月頃」を予定した様ですが、日本側は3月下旬「北京の邦人拘束」問題が起き邦人の北京における活動に懸念と早期解放が問題となりました。中国側が今回の外相会談に期待が大きければそのような事態が起きるはずも有りません。尖閣列島への中国公船の侵犯も常態化していました。つまり今は日本とは仲良くしないとの隠れメッセージでしょうかね? 林外相は「習近平主席との面会も要請しましたが格が違うと一蹴された」との話もあります。
中国国内での人権問題、ロシア支援、台湾海峡の安全 等、葉梨テルマも無さそうな3時間だったようです。中国でこの後ワアーキングランチだったそうです。前日歓迎晩さん会は有ったのですかね? 
今になって思うと1972年の日中国交回復は米国主導でなされ、遅れてならじと駆け込みましたが、「尖閣の問題」「台湾と国交断絶」等もう少し強かに取り組むゆとりが欲しかったですね。
コロナ禍の3年4、中国でも「異常気象による民生の困窮」「不動産バブルの崩壊」「地銀の崩壊」等、財政はそれ以前ほど豊かでない様に見えます。
更に「ITチップの輸出規制」等、中国にとっても頭の痛い包囲網を破るため、あの手この手の対応が始まるでしょうね!!
余り急がすしっかりと取り組むことが必要です。
冷たい目で会談の詳報を読んでみましょうね。

写真:会談に臨む中国の秦剛国務委員兼外相(右)と林芳正外相=2日、北京の釣魚台国賓館、代表撮影© 朝日新聞社 

朝日新聞:
 林芳正外相は2日、北京市内の釣魚台国賓館で、中国の秦剛(チンカン)国務委員兼外相と会談した。林氏は、日本の製薬大手・アステラス製薬の幹部社員が拘束されたことについて抗議し、早期解放を要求したが、具体的な進展はなかった。会談では、日中韓による連携についても意見交換。首脳や外相による協議を含め、「日中韓プロセス」を再開させることで一致した。
 日本の外相の中国訪問は2019年12月の茂木敏充氏以来、約3年3カ月ぶり。会談は1時間の少人数会合も含め、約3時間に及んだ。会談後には45分間にわたってワーキングランチが行われた。
 会談で林氏は秦氏に対し、拘束されたアステラス製薬の社員との領事面会や、司法プロセスの透明性を高めることを求めた。また、中国国内で、透明性があり、予見可能で、公平なビジネス環境を確保し、安全で正当な経済活動を保障するよう強く求めた。
 会談後に行った記者会見で林氏は、拘束された社員の今後の見通しについて問われたが、「事柄の性質上、差し控えたい」と述べ、明らかにしなかった。中国外務省の発表によると、秦氏は「中国は法律に基づき処理していく」と強調したという。
 会談ではロシアによるウクライナ侵攻についても議論した。林氏は岸田文雄首相が3月にウクライナを訪問したことについて説明し、中国が国際社会の平和と安全の維持に責任ある役割を果たすように求めた。
〈引用終わり)

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坂本龍一さん死去、71歳 21年に直腸がん公表

2023-04-03 09:22:08 | 芸能
NY在住で世界的に活躍する音楽家の坂本龍一さんが3月28日に亡くなったことが2日マネジメント社の発表で判ったそうです。
71歳と有りましたから、今時若い最後だなー? と思いました。
例によって坂本龍一氏の音楽について何を知っているわけでも有りません。
昔「戦場のクリスマス」でビートたけしが出て坂本氏も出演したのを見た覚えがあり、「ラストエンペラー」は映画として見て楽しんだだけで、音楽性と無関係でした。
それでもNYから反原発とか反戦のメッセージを出すのを知っていました。東日本大震災以降は民生の支援にまで手を広げていました。
謹んで哀悼の意を表します。    合掌
各紙の情報を合わせると、何と2014年になんと中咽頭がんを公表し寛解し精力的に活動していたが、21年1月には直腸がんを公表、何と転移もあった様で1年で6度にわたる大手術が有った年も有ったと知り大変な晩年だったのだと驚きました。日本のマネジメント会社の訃報の最後にラテン語が書いてあり(あちこち調べたら)芸術は長く、人生は短し との意だそうです。

最後に、坂本が好んだ一節をご紹介します
 Ars longa, vita brevis

家族葬を済ませた事、弔問、ご香典、ご供花につきましても辞退されているのを知り、この日の有るのを覚悟の毎日だったと拝察しました。人生で晩年を全うするのは難しいものですが、見事に果たされました。
改めてご冥福をお祈りします。     合掌

写真:坂本龍一さん

スポーツ報知:
米ニューヨーク在住で世界的に活動する音楽家の坂本龍一さんが3月28日に亡くなったことが2日、分かった。71歳だった。14年に中咽頭がんを公表し、復帰後は精力的な活動を続けていたが、21年1月に直腸がんを公表していた。細野晴臣、高橋幸宏さんとの3人組テクノグループ・YMOとして名声を博し、解散後は、俳優として映画初出演した「戦場のメリークリスマス」の音楽を担当。映画「ラストエンペラー」では、日本人として初の米アカデミー作曲賞を受賞した。
  “世界のサカモト”が逝った―。強烈なインパクトを与えたのは、音楽を手がけた映画「戦場のメリークリスマス」(1983年、大島渚監督)だった。同作で英アカデミー賞作曲賞を受賞。俳優としてもデビッド・ボウイさん、ビートたけしと共演し、陸軍大尉ヨノイ役を好演した。
 中国・清朝最後の皇帝の生涯を描いた映画「ラストエンペラー」(87年、ベルナルド・ベルトルッチ監督)では、サウンドトラックを担当。日本人として初めて米アカデミー作曲賞を手にした。グラミー賞オリジナル映画音楽賞、ゴールデングローブ賞最優秀作曲賞など世界的な音楽賞を総なめにし、その地位を不動のものにした。
 坂本さんは幼少期からクラシックを学んできたが、東京芸術大学大学院在学中、フォーク歌手・友部正人のバンドメンバーに参加。以来、キーボード奏者として山下達郎、大瀧詠一らニューミュージックのアーティストとの共演で名をあげ、78年10月にアルバム「千のナイフ」でソロデビュー。並行して、細野の誘いでYMOの結成に参加し、同年11月、YMOもアルバム「イエロー・マジック・オーケストラ」でデビューした。
 YMOは翌79年のワールドツアーで、シンセサイザーとコンピュータを駆使した音楽スタイルで欧米の音楽関係者やファンを驚かせた。中国風のえんじ色の特製スーツなどファッションも注目を集め、テクノポップのブームを作り、アルバム「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」は世界的な大ヒットになった。
 2001年の米同時多発テロを身近に体験したのを契機に「非戦」を唱えるなど社会活動にも精力的に取り組んだ。環境問題や音楽著作権問題に携わり、2011年の東日本大震災以降は反原発を表明。被災三県(岩手・宮城・福島)を中心にした子どもたちの楽団「東北ユースオーケストラ」の音楽監督を務めた。
 晩年はがんとの闘いの連続だった。14年7月に中咽頭がんを公表し、自宅のあるニューヨークで1年間の治療と療養を経て、15年に復帰。がんは寛解し精力的に活動していたが、21年1月に直腸がんを公表。直筆で「残念ながら、新たに直腸がんが見つかりました」と無念のコメントを寄せた。さらに、22年6月発売の文芸誌「新潮」では、21年10月と同12月に両肺に転移したステージ4のがんの摘出手術を受けたと告白。22年12月には「これが最後になるかもしれない」というラストライブを行い、「自分としては新境地かなという気持ちもあります」と話していた。
〈引用終わり)
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3日 日経平均 前引け 続伸 バリュー株に買い、益出しの売りが重荷

2023-04-03 09:19:58 | 為替 ドル 株式
3日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前週末比146円67銭(0.52%)高の2万8188円15銭で終えた。
今日の日経平均は146円高で引けました。前週末のNY株の株高の影響と東証がPRBが1倍を下回る企業に対し改善計画を要請したため、馬篭株に買いが優勢となったと書かれているほどの値上がりには見えません。

日経新聞:
3日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前週末比146円67銭(0.52%)高の2万8188円15銭で終えた。 前週末の米株高で投資家が運用リスクを取りやすくなり、幅広い銘柄に買いが先行した。PBR(株価純資産倍率)が1倍を下回る企業に対し東京証券取引所が前週、改善計画を要請したのを受け、バリュー(割安)株に資本収益性の向上を期待する買いが優勢となった。
〈以下省略)

ここからは前引け
3日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前週末比108円41銭(0.39%)高の2万8149円89銭で前場を終えた。上げ幅が200円を超える場面があった。 
午前の日経平均は寄り付き以降200円を超える場面もありましたが、108円高で終えました。NY株の続伸を受け幅広い銘柄に買いが入った、一方、「金融機関が含み益のある保有株を売却する期初の「益出し」が重荷となった」とコメントされています。引き続き後場を追ってみます。

日経新聞:
3日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前週末比108円41銭(0.39%)高の2万8149円89銭で前場を終えた。上げ幅が200円を超える場面があった。
前週末の米株式相場の上昇を受け、幅広い銘柄に買いが先行した。一方、金融機関が含み益のある保有株を売却する期初の「益出し」が重荷となった。
前週末の米市場では市場予想を下回る物価指標の伸びを受け、米利上げ長期化の観測が後退。ダウ工業株30種平均など主要な株価指数が上昇した。PBR(株価純資産倍率)が1倍を下回る企業に東京証券取引所が改善策を要請したのを受け、改善が進むとの思惑からバリュー(割安)株への買いが目立った。
石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の産油国で構成される「OPECプラス」の主要加盟国が2日に追加減産を決めたため、原油先物相場が急伸。石油や鉱業株に買いが集まった。
〈以下省略)
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