王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

イタリアのランペドゥーザ島 へ難民3000人

2011-02-14 08:17:20 | 海外
難民急増で非常事態宣言=チュニジアから大量流入―伊(時事通信) - goo ニュース

チュニジアの政権崩壊以降、大量の難民がイタリア南部のランペドゥ-ザ島に流入しているのだそうです。
9日以降3000人に達するそうですから中途半端な人数でないですよ。

さてこの島は一体どこにあるのでしょう。

何とチュニジアへは西方110キロほどの所で北方220キロのシシリー島よりずっと近いのだそうです。
wipikepiaによれば20キロ平米(東西9キロ南北1.5キロの薄い三角形)の土地に人口5500人ほどだそうです。
これでは島が難民に占領されたと言っても言いすぎでないでしょう。
イタリア政府が非常事態宣言をするのも分かります。

さて全くの偶然なのですがこの三連休(良い会社にお勤めをしている方の場合)雪交じりの寒さの中、静かに読書をしていました。
その中に塩野七生さんの「日本人へ--国家と歴史編」を読んでいたのです。平成20年6月初版ですが中身は07年安倍政権末期の頃の話です。
この中に「昔海賊 今難民」という一章がありその中でアフリカ方面からの難民がイタリアに殺到する謂れを書いていて「ランペドゥーザ島」を名前を挙げて触れています。
さすが塩野さんの目配りは只者でないと感服しました。
その他自民党の下野そして与党の民主党の低迷振りを予言するような>「政治とは究極のインフラであり個人では実現できない事を共同体がやる。重要な順に並べれば国土と国民の安全、社会の安定、経済の活性となるであろう」なんて妙に納得してしまう。
その他小沢一郎氏(当時は野党)に対する記述もあり歯切れの良さに痺れてしまう。
是非一読をおすすめします。
話は戻って「北朝鮮有事」の際は壱岐や対馬に大量の難民が殺到するのはフィクションと言えなくなりそうですね。
そうならない事を願っています。


時事通信:
【ジュネーブ時事】イタリアからの報道によると、ベンアリ政権が崩壊したチュニジアから大量の難民が地中海を挟んだイタリア南部ランペドゥーザ島に流入し、伊政府は12日、非常事態を宣言した。難民を国内の他の施設に移動させるなど、人道支援に必要な資金も拠出する。

 同島はチュニジアから近く、AFP通信によれば、漁船などで不法入国した難民が9日以降、3000人近くに達している。収容施設が足りず、多くが野外で夜を過ごしているという。(引用終わり)




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