その後、昨日だったか「スマホのニュースでロシア軍が破壊されたセイム川を工兵部隊が動員され、浮橋(ふきょう)の台船(ポンツーン)などのパーツを急いでセイム川に運び込み仮設中」とチラッと見て、3本目の橋も破壊されたのだろうと思いました。
そのニュースをさがしていましたが、このForbes Japanが事実を伝えていました。
まず3本目の橋破壊ですが:
「ウクライナ軍によるロシア西部クルスク州への越境攻撃で、露連邦捜査委員会は19日、ウクライナ軍のミサイル攻撃により、同州のセイム川沿岸のグルシコボ地区で3本目の橋が破壊されたと主張した。露著名テレビ司会者が交流サイト(SNS)で明らかにした」と確認できました。
次いでセイム川でのロシア軍による仮設橋の破壊ですがForbes関連の記者が現場で目撃したとして:
「19日にカリージュの橋が破壊されたことで、ロシア側はもはや、クルスク州のセイム川南西方面に車両を容易に入れる経路がひとつもなくなった」と報じてます。
この前後からロシア軍はポンツーンやボートをもつ工兵部隊を投入したがウクライナ軍の精密兵器により粉砕されたようです。
そのうちウクライナ軍の報道が有るかも知れませんが、この川をロシア領に向けた橋頭保として確保し続ける事が出来れば「ロシア領内にウクライナの占領地がある」との政略は重いものになります。
ロシア減が銅反撃しますかね?
写真:三本目の橋も爆破(ネットから)
Forbes Japan:
ロシア西部クルスク州を流れるセイム川の南西に広がる780平方kmほどの地域を孤立させるべく、ウクライナの陸軍と空軍は16日からの4日間で、この地域のセイム川に架かる永久橋3本をすべて破壊した。
ロシア側では工兵部隊が動員され、浮橋(ふきょう)の台船(ポンツーン)などのパーツを急いでセイム川に運び込み、ボートなどを出して組み立て始めた。ウクライナ側はこの動きを予想していた。自爆型のFPV(一人称視点)ドローンで工兵部隊の車列を迎撃し、架橋現場でもドローンやロケット弾でボートやポンツーンを爆破した。
その結果、ウクライナ軍がこの河川作戦を始めてから6日後までに、この地域に残るロシア軍部隊は陸上の補給と増援を事実上絶たれた。空からの大規模な補給も期待できない。ウクライナ軍はこの地域の上空を、ロシア軍のヘリコプターにとって極めて危険な場所にしいるからだ。
ウクライナ軍が執拗に一帯のセイム川左岸(南側)地域の孤立化を図っていることからは、クルスク州への侵攻開始から2週間あまりたつなか、次の行動がこの地域に対する地上攻撃であることが強く示唆される。
ウクライナ軍がセイム川の橋を狙っているらしい形跡が最初に確認されたのは、先週16日のことだった。クルスク州のおよそ1300平方kmにおよぶ侵攻地域の前線から西へ15km弱に位置するグルシュコボ町で、セイム川に架かるコンクリート橋が激しく損傷している様子が、ソーシャルメディアで共有された衛星画像で判明した。損傷は繰り返し攻撃を受けた結果だった。
セイム川の橋に対する攻撃は週末から週明けにかけて、西へ移りながら続いた。今週19日までに、ズバンノエ村のコンクリート橋とカリージュ村のコンクリート橋がロケット弾や爆弾で攻撃され、前者はひどく損傷し、後者は破壊された。19日にカリージュの橋が破壊されたことで、ロシア側はもはや、クルスク州のセイム川南西方面に車両を容易に入れる経路がひとつもなくなった。
ロシア軍はポンツーンやボートをもつ工兵部隊を投入した。ラジオ・フリー・ヨーロッパのマーク・クルトフ記者は衛星画像を精査し、少なくとも3本の浮橋の設置を確認している。
とはいえ、クルトフが浮橋を見つけられたとすれば、当然、ウクライナの情報部門もそれを見つけられていた。ウクライナ軍のFPVドローンは、ロシア軍の架橋部隊の一部を道路を移動中に迎撃したほか、架橋現場でポンツーンをクレーンで吊り上げたり、川に浮かべたりしていた部隊もピンポイントで攻撃した。
ウクライナ軍の攻撃で最も劇的だったのは、米国製の高機動ロケット砲システム(HIMARS)から発射されたM30/31ロケット弾が、浮橋のひとつに数百発の擲弾サイズの子弾を浴びせたものだったかもしれない。
(引用終わり)
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