図書館で壷井栄の本を取り寄せて貰った
ほとんど全編、戦争、貧困、差別、世相、が話に盛り込まれている
涙亡くしては読めない話も随所に出て来る
父や兄の戦死
不条理な世間
理不尽な出来事
とても考えさせられる内容ばかりだ
ご自身も少女時代随分と苦労をなさったみたい
上京後は林芙美子さんとか付き合いがあったみたいだけど
林芙美子さんも不遇な少女時代を送ったみたい
晩年、林芙美子さんは新宿の豪邸住まい
壷井栄さんも軽井沢の別荘で療養しながら執筆活動
お二人とも貧乏はしたけど一発逆転したんだね
コロナウィルスがある程度落ち着いて来たと思っていたら
何とかという変異株が発見されたと言って
(怖いぞ~怖いぞ~)と
マスコミは散々不安を煽っている
まだこれで死んだ人は出て無いんちゃうん
よう分からんけど
ふと思い出したんだが、何年か前に狂牛病 が世間を賑わした
世間の人が牛肉を食べなくなって僕の行きつけのステーキハウスも潰れた
時の農水産大臣が畜産農家の子供達とステーキを食べると言うパフォーマンスも
焼け石に水で何の鎮静化も図れなかったが
いつのまにやら狂牛病は忘れられた
あの頃の牛肉に関連するありとあらゆる業種が影響を受けた
もちろんその家族たちにも
進学とかの夢を絶たれた子供もいるはずだ
鳥インフルエンザと言う鳥の感染病があって
ほとんど人への感染は無いそうだ
しかし鳥インフルエンザが影響で亡くなった人がいる
鳥インフルエンザが養鶏所で発生したにもかかわらず黙っていた養鶏所の経営者が
散々マスコミにパッシングされ隣近所にも目の敵にされた結果
経営者の両親老夫婦が自ら命を絶ってしまった
自らの命と引き換えに謝罪したんだ
いったい誰に謝罪をしたんだろう?
叩きに叩いた連中は一時の
(へぇ~そうなんだじいさんばあさん死んでもうたんや)
(ふん!わしのせいじゃないわ)
(お前らが悪いんじゃ)
と言う事で
自分達は普通に金を儲け
すけべな事を考え
美味いもんを食べながら
変わらない日常を過ごして行くんだろうな
必要以上に不安を煽り
死ぬまで他人を叩き
社会正義を標榜し知る権利とかを旗印にしてるんだろうけど
段々と人と人が支え合う世の中じゃ無くて
人と人とが憎しみ合う世の中になっているような気がするんだけど