ようやく読み終えた・・
戦前のブラジル移民の話
第一回移民は明治42年800人程移民を乗せた笠戸丸によって行われた
ブラジルに行けば大金が得られて故郷に錦が飾れると言う甘言に吊られ
財産を処分し借金をして家族を伴い夢を追いブラジルに挑んだ人たち
実際そこでは想像を絶する試練が待っていた
その頃の日本の農家には純然たる小作人制度が残っていて
日本にいても‘水飲み百姓,から脱する事は難しくて
彼らが移民と言う形で日本から出国を図った事は理解できる
いろんな家族、いろんな人達、
それぞれのブラジルでの軌跡
過酷な労働、病魔、搾取、誘惑
ほとんどの人が食うや食わずでごく稀に成功者が現れる
そこに努力や才能とは別に決定的な‘運,が存在する
歯医者になった人、
ギャンブラーになった人
日本では‘アカ,のレッテルを張られて職の無かった看護婦さんがブラジルに渡って
高給に恵まれてウハウハになったり
ペルーから逃げてゴム採取人になった人が折からのゴム相場高騰で金持ちになるんだけど
帰国寸前に同じ日本人に襲われて金を奪われ頭がおかしくなって最後は乞食になったり
それぞれ紆余曲折、波乱万丈な人生がこの本に書かれている
どこかの誰かが言ってたけど成功は95%の努力に5%の‘運,?だとか言ってたけど
凡人のわしからしたら五分五分だと思うんだけど
お宮の駐車場の河津桜が満開でした。
庭の水仙も満開です。
あちこちでいろんなお花が咲きだしました。
花は咲くけど世間は荒んでますね。
去年の出生数は過去最低だったそうですが
子供の自殺は過去最高だそうですね
包丁を持って人を殺しに行く少年もいます。
少子化対策はお金より別に問題があるんでしょうけど