ほんとにお客さん来ないね
別に雨も降って無いしいい天気なのに
2月の今時分って40数年前に上京した時だな
新宿のビルを見ても銀座を歩いても何も感じなかったけれど
神田川って書かれた欄干を見た時・・
(これが神田川・・・)
と思ったね
歌は世につれ世は歌につれって
歌は時代を映してるんだよね
あの時代って世間の人がだいたい同じ歌を聞いていたから
歌を聞いて行った事の無いその場所を想像したりするんだ
新宿は場末の飲み屋に水商売の退廃したホステスさん
赤坂六本木はおしゃれな街で
銀座は高級
上野は集団就職・・
東北から金の卵と称されて中学卒業と同時に
制帽をかぶって学生服の上にコートを羽織った坊主頭の青年
おかっぱ頭でセーラー服を着た赤いほっぺの女の子
ど~こかにぃ~♪故郷の香をせてぇ~♪
向かいに来た旗をもって顔をその時だけニコニコさせた商店主や町工場の親方
期待と不安に胸を膨らました田舎者の少年少女
僕の上京する前の上野の印象は暗かったね
まだ地下道に浮浪児がいて白い病院服を着た傷病軍人がアコーディオンなんか鳴らしてるんじゃないか・・
とか思ってたね
もう戦後も40年近くたってやけれど
だから就職の面接で初めて常磐線に乗って東京を出て電車が北に向かった時
時代に逆行するようでとても心細かった
さっ!店閉めて飯食いに行こうっと
今日の昼は‘はま寿司,や
まだ仕事終わってへんがな
今朝、家を出たら向かいの空地の梅の木にメジロがとまって花を啄でた
(ああ自然てええな、もう春やな・・)
とか思った
それにしても嫌な世の中
テレビやネットの話題は被害妄想ばかり
ふぅ~~~~
それにしてもお客さん来ぃへんな
もう真面目に考えなきゃいかん時期かな
ちょっと寝る